2018.06.18

【小池ゴルフ製作所】52年の経験と技術でゴルファー1人1人のベストクラブを製作

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「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」のストーリーが平成29年4月、埼玉県内初の日本遺産に認定され、全国から注目された行田市。今なお多くの足袋蔵など歴史的建築物が残り、趣きある景観を形づくっているが、そんな歴史ある町・行田市に1974年にオープンしたのが、今回紹介する老舗のゴルフ工房、小池ゴルフ製作所だ。
 

ゴルフクラブ創り一筋52年。技術と知恵をもって、「親切、丁寧、安値」をモットーにオーダーメイドの製作、クラブのリメイクを手掛け続けるのが小池ゴルフ製作所代表の小池義幸さんだ。「クラブづくり52年の経験と技術でゴルファー1人1人のベストクラブをお作りします」という小池さんの言葉どおり、丁寧な作業と論理的、かつ裏打ちされた知識の深さから生み出されるクラブの完成度は非常に高く、小池さんが手がける1本を求めるゴルファーは後を絶たない。
 

日本屈指のクラフトマンである小池義幸さんは1948年栃木県生まれ、大学に通いながら昔ながらの親方を中心とした工房でクラブづくりのノウハウを一から学び、8年間の修業期間を経て1974年に独立、小池ゴルフ製作所を起ち上げた。このハイテクノロジー時代において今なおパーシモンクラブの修理を手がけることができる数少ない職人として知られており、熱烈なファンも少なくない。日頃から「長年蓄積された技術と経験とクラブづくりの豊富な知識を顧客に伝えることで、プレーするだけのゴルフの面白さだけではなく、クラブの知識などを教えることも私のこれからの仕事であると感じています」と話すように、高い技術を持ちながらもそれを振りかざすのではなく、技術を共有しながら自分にマッチしたクラブでゴルフを楽しんでもらおうという姿勢だ。
 

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ここでは小池さんと来店者が実際に会話をしながら、クラブづくりの工程を見ることができる。作業を見ることでよりクラブへの興味がわき、来店者もクラブへの質問がしやすくなるからだ。実際に丁寧な小池さんの作業を見ることで、信頼してクラブづくりを任せることができるということ。こうしたクラブに関する会話のキャッチボールこそが、顧客の悩みを深く知り得たり、逆に気さくな関係を築くことができる同店ならではの強みといえるだろう。
 

またインターネット社会の昨今、インターネットサイトなどでクラブ情報が氾濫し、クラブの購入も格安で情報の速いインターネットと中古ショップでの販売の勢いが増している。一般アマチュアゴルファーはついつい情報に流されがちな傾向にあるが、逆に知識の豊富なゴルファーも多く、クラブの進化に伴ってクラブにこだわりを持つ顧客も増えているそうだ。そういった一般市場に出ているクラブに物足りなさを感じているゴルファーや独自のクラブを求める少しマニアックなゴルファーにはぜひ同店に足を運んでもらいたい。きっと満足いくオンリーワンのクラブと出会えることだろう。
 

こういったゴルファーの要望に応えるため、そしてきめ細かなサービスと納得いくクラブづくりを行なうために、数年前には最新式の高性能工具も導入。長年の経験と技術、豊富な知識に加え、数値とデータをもとにしたアドバイスも行なっている。
 

誰でも気軽に来店できる雰囲気と「信頼と安心と誠意を持って」対応してくれる小池さんの人柄は一度訪れればファンになること間違いなし。ぜひ一度足を運んでみては。
 

リボルバーは軽量でありながらも、ブレることがまったくなく、しっかりとターゲットに向けてヘッドを振り抜いていけるんです

全国有数の老舗である小池ゴルフ製作所で今、熱い視線を注いでいるシャフトがチタン融合の高性能フルボロンシャフト、インパクトボロン・リボルバーだ。
 

「これまで40グラム台の軽量シャフトは色々と扱ってきましたが、インパクトボロン・リボルバーはそれらとはまったくモノが違います。一般的な軽量シャフトというのは、どうしても振りにいくと弱々しさがあり、スイング中にブレが生じてしまうことが多い。ところがリボルバーは軽量でありながらも、ブレることがまったくなく、しっかりとターゲットに向けてヘッドを振り抜いていけるんです。使えば使うほどこの特性は感じていただけるのではないでしょうか」とリボルバーの軽量でありながら柔軟性を持ち、なおかつスイング中の金属的な強い押し出し感を絶賛する。
 

融合したチタンの効果によって、先端に強度があり、暴れることなく正確にヘッドをボールにヒットさせられる。これまでの軽量シャフトとは一線を画すシャフトであると小池さんは言い切る。「ボロンの特性でもあるのですが、ワッグルした際は柔らかいくらいにしなるのですが、いざスイングを始めるとまるで別物のようにしっかりとした張りのあるシャフトに生まれ変わる。一気にシャフトが直線的になるわけです。弱々しいシャフトですとダウンスイングでどうしてもたわみが生まれてしまい、ヘッドがインパクトで遅れたり暴れたりしてしまうのですが、このシャフトはダウンスイングでも直線的にピンと“跳ねる”わけです。これはインパクトボロン・リボルバー唯一無二の挙動ですね」。
 

軽量でありながら剛性を持ち合わせ、しなり戻りの驚異的な速さによって、インパクトで正確にヒットさせられる。その特性には驚かされるばかりだという。
 

「軽量でありながら思い切って振りにいけるので、スイングにタメさえつくることができれば、ヘッドスペードは2~3m/sは簡単に上げてしまいます。なかなかそんな代物は見当たらないですよね」と小池さんが話すように、インパクトボロンのしなり戻りは、まさに規格外。正確なフィッティングさえ受けておけば、ヘッドスピードをいとも簡単に上げてしまう。しかも軽量。ブレもなく正確にスイートスポットに導いてくれる。まさに、飛びの要素をすべて兼ね備えていると言っても過言ではないということだ。
 

「まだまだ飛距離を伸ばしたいというゴルファーには最適なシャフトといえます。方向性も十分。正しいスイングさえしていれば自然と飛距離を伸ばしてくれますので、使っていくうちにスイングも良くなるはずです。より多くの方に使っていただき、ゴルフをもっとお楽しみいただければと思います」と小池さんは語気を強める。
 

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【小池ゴルフ製作所】
■住所 埼玉県行田市持田840-9
■TEL 048-553-0643
■FAX 048-553-0658
■営業時間 9:00~18:00
■定休日 日曜、祝日
http://www.koikegolf.jp/