2018.03.26

名器・インパクトボロンを愛用する坂口雄一さんが2017年六甲国際GC理事長杯を制する!

新進気鋭のクラブメーカー、REVEからリリースされているシャフト「IMPACTBORON(インパクトボロン)」。今なお幅広い層のゴルファーから愛される名器だが、このシャフトが息の長い人気を誇るのは、なんといっても“しならせて飛ばす”という唯一無二の挙動の素晴らしさだ。航空機の稼働翼やレーシングカーに使用されている強度、剛性、弾性率の高いボロンを全長に採用することで、シャフト全体のバネ性が非常に強く、トップでは大きくしなるのに、滑らかに、鋭く、力強く戻ってくるという特性を生み出した。そしてタイミングも合わせやすく、初速、打ち出し、そして飛距離がアップする。それがこの「IMPACT BORON」なのである。
 

sakaguchi_201803

 

薄氷を踏む戦いの連続、それを助けてくれたのはインパクトボロンでした

「まさか自分が勝てるとは・・・」。六甲国際ゴルフ倶楽部の2017年理事長杯、135ホールの長丁場に加え、エキストラホールまで戦い抜いた坂口雄一さんはカップに沈んだ自分のボールを拾い上げると、胸の中でそうつぶやいた。
 

これまで10度出場した理事長杯はいずれも予選敗退か1回戦敗退。マッチプレーに駒を進めても1度も勝つことができなかった。それが今回は予選をメダリストとして通過。周りからは「すごいですね、でもメダリストはなかなか優勝できないものですよ」なんて揶揄もされた。自分自身も「マッチプレーに残れただけでも上出来。あとは楽しみながらプレーするだけ」。そう心に決めてマッチプレーに挑んだ。
 

未勝利のマッチプレーに加え、予選直前まで仕事の都合でほとんどラウンドも練習もできておらず、ほぼぶっつけ本番。「マッチプレーに残れただけで」は本心であり、1回戦を勝つのも難しいと思っていた。ただ試合直前に雑誌かテレビで学んだドライバーショットのチェックポイントを実践することでスイングが安定し、一昨年秋ごろからドライバーに装着したブルーの迷彩柄のシャフト、インパクトボロンの相性にも手応えを感じていた。
 

REVE (1)

とはいえマッチプレーに駒を進めた16名は歴戦の強者。1回戦から強豪として知られる飛ばし屋の選手と対戦、なんとかアプローチ・パターでしのいで勝利。まさか勝てるとは思っていなかった選手に勝つことができ、勢いがついた。2回戦も飛ばし屋の強豪に苦戦するも辛勝。準決勝では自分でも「完璧なゴルフ。これが決勝なら良かったのに」と話すように、ほぼ隙のないゴルフを展開して10ホール以上を残しての勝利。まさに、あれよあれよという間に決勝に進出した。
 

決勝の相手は「めちゃくちゃゴルフが上手な方。勝てるという意識はゼロで、対戦できるだけでもいい経験になるのでは」と話すくらいに実力差があるであろう上辻徹身選手。それだけの選手との対戦ということで「逆に緊張感なく挑むことができた」と坂口さん。しかも決勝であるものの「今日一日楽しもう」と上辻選手からリラックスさせてもらえる言葉も掛けられた。
 

試合は上辻選手のバーディー逃しに対して、坂口さんの寄せワンという苦しい展開が続く。終始上辻選手のショットの素晴らしさに圧倒され続けていたというが、坂口さんも持ち前のしぶといゴルフを展開し、27ホール終了時点でなんと坂口さんの3アップ。「ゴルフが上手い方と一緒にプレーすると自分も引っ張られるんだなぁ」と話すように、今まで打てたことがないようなまるで神掛かったようなショットも打つことができ、一度もリードされることなく36ホールまで持ちこたえた。結局36ホールを戦いイーブン。決着がつかずエキストラホールに突入した。1ホール目、ティーショットは上辻選手がクロスバンカー、坂口さんはフェアウェイキープ。坂口さんの2打目は5番ウッドでなんとか「乗るだけ乗った」パーオン、上辻選手はグリーンオンできずにアプローチでピンそばにつけた。そして坂口さんの「乗るだけ乗った」バーディーパット。20mくらいはあるであろう、スネークライン。「とにかく3パットだけはしないように」。寄せにいったファーストパットはカップに吸い込まれるように見事カップイン。坂口さんの優勝が決まった。
 

「上辻さんのゴルファーのお手本のようなフェアプレーのおかげで、すごく楽しくプレーさせていただけました。自分の実力以上のものが出せたと思います」と優勝の瞬間を振り返る。
 

そしてこんな風に坂口さんは言葉をつづけた。「予選から決勝まで薄氷を踏むような戦いの連続。それを支えてくれたのは間違いなくREVEさんのインパクトボロンです」。
 
 

REVE (2)

インパクトボロンの鋭いしなり戻りとオートマティック的なヘッドの戻りがドライバーショットの安定感を実現

「勝因は間違いなくドライバーショット。以前と比べて何十ヤードも飛ぶようになったという訳ではないのですが、自信を持って振れるようになった。以前のようなバラつきがなくなり、とにかくフェアウェイをキープしてくれる。ホールを重ねるごとにどんどん自信がついてくるので、終盤は思い切って振れるようになっていましたね」と坂口さん。
 

先述のように、インパクトボロンを使用するようになって明らかに坂口さんのドライバーショットの精度は向上した。使用するきっかけは六甲国際ゴルフ倶楽部を拠点としていたREVE契約プロの皆本祐介が使用していたこと。迷彩柄のデザインとその飛距離に、自分も使ってみたいという思いに掻き立てられた。
 

「今までのクラブ選びは、ショップ店員に自分の大体のヘッドスピードを伝えてそれに合わせて選んでもらうというくらいのもの。ところがREVEさんのショップではシミュレーションゴルフ、弾道測定器を使って細かく私のスイングデータを採取し、それに合わせて何本ものシャフトを試させてくれる。長い時間を掛けて丁寧にシャフトを選ぶそのフィッティングに驚かされましたし、出来上がったクラブの素晴らしさにも目を見張りました」と坂口さん。
 

「いざ使用してみると、アドレス時は柔らかく感じるにも関わらずスイングに入ると張りがあって、しなり戻りが鋭い。オートマティック的にインパクトの正しい位置にヘッドが戻ってくるので、思い切って振りにいけるんです。理事長杯でも不安なく振り抜けていたのはこの特性のおかげ。インパクトボロンを使うようになってますますゴルフが楽しくなってきました。これからもこのシャフトでゴルフをエンジョイしていきたいと思います」。坂口さんのゴルフライフに欠かせないシャフトとなったことに間違いはないだろう。
 
 

■坂口 雄一(さかぐち ゆういち)
1967年3月23日生まれ。六甲国際ゴルフ倶楽部会員。
HDCP6。六甲国際ゴルフ倶楽部2017年理事長杯優勝者。