2018.04.10

[Pro Golfer TOPIX:西木裕紀子プロ] I.Elevationの性能の高さに手応え

2018年シーズン、ステップアップツアーでの賞金女王に視界良好!

2018年シーズンはステップアップツアーをメインに、レギュラーツアーにも参戦する西木裕紀子プロ。初戦となった「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」はレギュラーツアー、しかも大阪での試合ということもあり気合も十分、昨シーズンの自分を越えるべく試合に挑んだ。天候不良となり2日間競技となったが、初日を2バーディー、4ボギーの2オーバー、39位タイで予選通過。最終日は1バーディー、4ボギーの3オーバー、トータル5オーバー、48位タイで2018年シーズン開幕を終えた。
 

「昨シーズンオフ、これまで以上にハードなトレーニングを積んできました。それにきちんとした食事管理をしてきたことで身体が一回り大きくなり、結果この試合での予選突破につながったと思っています。2018年シーズンのスタートとしては上々だったのではないでしょうか」と初戦を振り返った。コースは大阪・茨木国際ゴルフ倶楽部。アップダウンも厳しく、シード選手も手を焼くほどタイトなホールが多い難コースだ。そこで2日間を通じてしっかりとバーディーチャンスをものにし、大崩れしなかったのは成長の証。体力的な部分でも成長しており、昨年以上に良いプレーを展開できる予感が漂う試合となった。
 

今シーズン2戦目はメインとなるステップアップツアーにその場を移して「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」。初日3番ホールでボギーとしたものの、その後5・6・8・9番ホールでバーディーを奪って前半で3アンダー。後半もパープレーでまとめて、3位タイと好位置に。最終日も8番でバーディーを奪い、ハーフターンでトップタイ。今シーズン初優勝も視野に入った矢先、13番で痛恨のボギー。17番パー5では池に入れてしまったもののパーでしのぎ切り、18番でもバーディーを奪っただけに、首位に2打差の悔しい2位タイとなった。
 

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「最終日はなかなかバーディーが獲れず苦しい展開でした。優勝を意識して少し守りに入ってしまった感も正直ありましたね。結果的に優勝にあと一歩届かなかったのは悔しかったのですが、上がり2ホールは自分でも良いプレーができたと思います。このプレーを今後につなげていきたいですね」と少し悔しさをにじませながら話してくれた西木裕紀子プロ。ステップアップツアー開幕戦で2位タイというポジションはもちろん素晴らしいスタート。ステップアップツアー賞金女王へ向けて好発進だ。
 

続くステップアップツアー「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」では初日、ボギーが先行してしまい、4オーバー52位タイとやや出遅れ。しかし2日目を3バーディー、3ボギーのパープレーとして一気に25位タイまで浮上、最終日は2・3番で連続バーディーを奪い、6番ではダブルボギーとしたが16・17番で連続バーディーを奪って1アンダー、トータル3オーバーで8位タイまで順位を上げるのに成功した。琵琶湖カントリー倶楽部は難易度が高く、結果を見るとトータルでアンダーをマークしたのは優勝者ただ一人という全体的にスコアを伸ばせない試合。レギュラーツアー並みのセッティングに手を焼く選手が多いなか、最終日の1アンダーは評価できるだろう。
 

「優勝を目指して挑んだ試合だったのですが、少しスイングに不安があった部分もあって出遅れてしましました。ただ2日目、3日目は微調整しながらスイングを探っていった結果、順位を上げることができました。今シーズン、始まったばかりですので、今後もっと調子を上げて活躍したいですね」と力を込める。 
 
 
 

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アイアンにI.Elevationを入れたことで球の高さもスピン量もかなり向上

今シーズンはステップアップツアーでの賞金女王、同時に2019年LPGAレギュラーツアーのシード権を目標に掲げる西木裕紀子プロ。そんな西木裕紀子プロは現在、ウェッジとパター以外のクラブすべてにREVEシャフトを使用している。ドライバーのインパクトボロン・リボルバーでは飛距離も以前と比べて明らかに伸びているし、アイアンにI.Elevationを入れたことで球の高さもスピン量もかなり向上した。昨シーズン、レギュラーツアーでの試合の中で「ボールを止められない」というのが大きな課題であり、上位選手との差であったと感じていたというが、終盤から使用するI.Elevationはスイングを変えることなく弾道の最高到達点が高くなり、結果ボールを止められるようになったという。「ギアでボールを止められるようになったというのは驚きでした。I.Elevationに替えて思い切ってピンを狙っていけるようになりましたし、攻めのゴルフももっとできるはずです。今シーズン、期待してください」と西木裕紀子プロ。課題を克服し、さらなる飛躍を遂げようとしている西木プロ。視界はますます良好だ。