2018.08.10

【Pro Golfer TOPIX:安井純子プロ】熟練のテクニックとREVEシャフトで飛距離アップ

安井純子プロ
 
 

故島田幸作プロに師事し、1988年9月に静岡県・ファイブハンドレッドクラブで開催されたフジサンケイ・レディスクラシックでツアー初優勝。その後も毎年のように勝利を重ね、ツアー通算15勝を挙げた女子プロゴルフ界のレジェンドのひとりである安井純子プロ。現在LPGAレジェンズツアーを主戦場として戦い、好調をキープしているが、そんな安井純子プロがこの夏からREVEのボロンにチタンを融合させたハイブリッドシャフト「インパクトボロン・リボルバー」を使用、8月以降の試合に備え準備を整えている。シーズン中のシャフト変更となったが、それでもこの「インパクトボロン・リボルバー」を手にした理由、そしてその魅力を聞いてみた。
聞き手/編集部
取材地/REVE本社
 
 

──現在、女子ツアーのシニア部門である「LPGAレジェンズツアー」を中心に戦っておられる安井純子プロ。5月のグリーンアカデミーカップでは5位、6月のふくやカップマダムオープンでは10位と好成績を残されています。好調をキープされている安井プロがこのほど、シャフトをREVEのインパクトボロン・リボルバーに替えられたそうですね。替えられたきっかけを教えて下さい。
 

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安井純子プロ
プロ仲間がドライバーを某メーカーのシャフトからREVEさんのシャフトに差し替えたところ、20ヤードも飛距離が伸びたと聞いたことがきっかけです。やっぱりドライバーでそれだけ飛距離が伸びるというのは気になりましたし、どんなシャフトなのか興味がありましたので、REVEさんにお願いしてフィッティングしていただいたんです。
 

──実際、インパクトボロン・リボルバーを打たれた印象は?
 

安井純子プロ
すごく打ちやすくて、いかにも飛距離が伸びるという印象に尽きますね。以前はスイングアークを大きくして、より強い遠心力でシャフトをしならせて飛ばすという効果を期待して46インチの長めのドライバーを使用していたんです。このインパクトボロン・リボルバーは45・5インチと短めなんですが、長尺クラブを振っているかのようなシャフトのしなり感があって、しかもインパクトできちっとヘッドが戻ってきてくれる。アマチュアだろうがプロだろうが、シャフトが短くなればミート率も上がって、それだけ効率良くエネルギーをボールに伝えてられますので飛距離も伸びますし、方向性も高まります。それに先端にチタンが配合されているということで、ボールも散らない。色んな効果が得られるシャフトだと感じています。
 

安井純子プロ7

 

──コースで使われた感想は?
 

安井純子プロ
実際すごくボールがつかまえやすいですね。それに少し言葉が悪いですが「小細工」がしやすい。シャフトが短い分、例えばアゲインストで低いボールが打ちたいと思えば、低いボールを打つことができますし、弾道を打ち分けやすいんですよ。試合で使いたいと思わせてくれますね。
 

──安井純子プロにとってシャフトに求めるものというのは?
 

安井純子プロ
クラブで一番重要な部分はやはりシャフトなんです。自分がイメージした弾道のボールを打てるかどうかはほぼシャフトで決まります。プロでも100%芯に当たる確率はありませんが、出玉が自分の思った方向へ出なければ話になりません。例えばイメージした方向へ打ち出すことさえできれば、曲がり幅が大きかろうが少なかろうが私の中ではOKなんです。でもフックをイメージしたのにスライスが出てしまうと、次からのショットに不安を抱えてしまいます。こういったことが起こるシャフトは正直プロとして使えませんよね。やはり私の中では100%信用できるシャフトでないと試合では使えないということです。
 

──インパクトボロン・リボルバーはその域まで達したシャフトであると?
 

安井純子プロ
そうですね、100%信頼して試合で使うことができるシャフトです。
 

──今使っておられるスペックは?
 

安井純子プロ
Sを使っています。しなりが大きいのでSでも十分使えますね。シニアのアマチュアの男性でも十分Sをしならせて飛距離を出すことはできると思います。ただ、やはりフィッティングは必要で、REVEさんの店舗や取り扱いのあるクラフトショップでフィッティングしていただき、ご自身に合ったセッティングを選ばれることが大切。このシャフトのポテンシャルを十分発揮させていただきたいですからね。
 

──自分に合ったシャフトでこそ性能を発揮できるということですね。
 

安井純子プロ
はい、そのとおりです。
 

安井純子プロ (4)

安井純子プロ (5)

──今、安井純子プロがご使用のインパクトボロン・リボルバーですが、あまり目にしないデザインですね。
 

安井純子プロ
そうなんです。REVEさんと言えばカモフラージュ柄・・・というイメージですが、私のシャフトはデニムのデザイン。ジーンズの柄をそのままプリントしたようなデザインです。デニム柄なんて、まずプロゴルファーで使っている人なんていないですからね。おしゃれで気に入っているんですよ。
 

──最後にアマチュアゴルファーに向けて、メッセージをお願いします。
 

安井純子プロ
アマチュアの方の多くが、長いシャフトを使って飛距離を出されようとしています。長いシャフトは当たれば確かに飛びますが、その分ミートする確率が下がります。当然ミートできなければ飛距離も方向性も落ちてしまいます。アイアンでも7番アイアンを持つのとピッチングウェッジを持つのとでは感覚が随分違いますよね。それと同じで短いシャフトの方がミートしやすいですので、なるべくなら短いシャフトを使っていただきたい。このインパクトボロン・リボルバーは短くても長尺のような大きなしなりが得られますし、ダウンスイングではスピードを上げてインパクトに向かっていきます。つまりミート率アップと長尺のような飛距離が得られるわけです。アマチュアの男性に特に多いのですが、ご自分のスイングに対してあまりにも硬めのシャフトを使っておられるケース。オーバースペックのクラブで体全体を使ってしならせようとするので、身体の負担も大きく怪我してしまうこともあります。インパクトボロン・リボルバーは力まなくても、ちゃんとしなってくれますので、身体にも優しく、年配の方はより長くゴルフをお楽しみいただけると思います。
 
 

安井純子プロ (1)

安井 純子プロ(Junko Yasui)プロフィール
兵庫県姫路市家島出身、1960年7月25日生まれ。1988年9月に静岡県・ファイブハンドレッドクラブで行なわれたフジサンケイ・レディスクラシックで、前年同大会を制したシンディ・ラリック選手の猛追をかわしツアー初優勝。その後も153㎝の体をフルに使っての剛打で毎年のようにツアー優勝を挙げ、2000年までにLPGAツアー15勝。通算15勝はLPGA優勝回数ランキングで宮里藍に並び22位。1990年、1992年には賞金ランキング3位となる。故島田幸作プロに師事。現在フリー。