2018.08.30

世界No.1の飛ばし屋 モーリス・アレンに直撃インタビュー!

2017年WORLD LONG DRIVE CHAMPIONSHIPツアーチャンピオン
ゴルフダイジェスト ジャパンロングドライブチャンピオンシップ2018優勝!
REVEシャフトを使用するロングドライブモンスターに直撃インタビュー!
 
モーリスアレンAD
 

ゴルファーの憧れであるロングドライブ。1ヤードでも飛距離を伸ばしたいのはアマチュアゴルファーの常ではあるが、飛距離に特化した「ドラコン競技」が今、熱いのをご存知だろうか。このドラコン競技を戦場に、とんでもない飛距離を叩き出すモンスターが世界中に存在するのだが、その中でも最強と言われている男がモーリス・アレン(36歳)だ。昨年、WORLD LONG DRIVE CHAMPIONSHIPで年間最多の3勝を挙げ、ツアーチャンピオンを獲得。自己最長飛距離488ヤードという記録を持ち、まさに「世界で最も遠くへ飛ばせる選手」なのだ。
 

そんなモーリス・アレンが7月15日(日)・16日(祝)、静岡・東名CCで開催された「ゴルフダイジェスト ジャパン ロングドライブ チャンピオンシップ 2018」の決勝大会に出場するために2度目の来日。試合前に溺愛するシャフト「REVE」の本社ビルでインタビューを受けてくれた。
 
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REVEシャフトの性能の高さを世界に実証できたことも嬉しかった

 

──前回の来日が3年前。今回2度目の来日となったわけですが、猛暑が続く大阪の夏はいかがですか?
 

モーリス
故郷のアトランタと同じくらいの暑さだね。暑くてジメジメしてて、これくらいの暑さなら慣れたもんだよ。
 

──日本の印象は?
 

モーリス
食べ物も美味しいし、優しい人が多くて大好きだよ。食べ物に関しては、魚や肉が特にお気に入りさ。
 

──2017年ワールドロングドライブチャンピオンシップ※で最多の3勝を挙げ、ツアーチャンピオンを獲得。世界一の飛ばし屋の称号を得た気分はいかがですか?
 

モーリス
確かに3勝してツアーチャンピオンにはなれたんだけど、残念ながら「Volvik 世界ドラコン選手権大会」では優勝できなかった。だから次の「Volvik世界ドラコン選手権大会」でも優勝して真のチャンピオンになれるように頑張っているんだ。
 

──それでもツアーチャンピオンという称号は素晴らしい。
 

モーリス
2015年からREVEのシャフトを使わせてもらって、2015年・2016年にロングドライブ・ヨーロッパツアーでツアーチャンピオンのタイトル、そして2017年にワールドロングドライブチャンピオンシップのタイトルを獲得できた。これまでの努力が実ってもちろん嬉しかったし、3年連続でタイトルが獲れたということは自分の中で達成感があったよ。それにREVEシャフトの性能の高さを世界に実証できたことも嬉しかったね。
 

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──2018年シーズンはすでにIGANZ主催のパシフィックリム大会で優勝していますが、調子はいかがですか?
 

モーリス
実は2018年初頭に足を骨折してしまって、5月まで試合に出場することができなかったんだ。リハビリを続け、なんとかパシフィックリムで勝つことができて、今では体も調子も100%さ。3年前に来日した時も「ゴルフダイジェスト ジャパン ロングドライブ チャンピオンシップ」に出場したけど、その時は本来の調子じゃなかった。今年は調子も整えて、ルールに対するシミュレーションもしてきたので、万全の態勢で試合に挑むことができるよ。
 

──すごい筋肉を持ったモーリス選手が足を骨折?
 

モーリス
自宅で掛かってきた電話を急いで取ろうとしたら、右足をテーブルでぶつけて折ってしまったんだ(笑)。骨折中、大きめのシューズを買ってテーピングをぐるぐる巻きにして練習していたんだけど余計に悪化してしまった(笑)。ゴルフのスイングは右足に負荷がかかるからね。完治しないとスイングは無理だと分かってからは安静にしていたよ。
 

──世界一の飛ばし屋もテーブルには勝てなかった(笑)。
 

モーリス
テーブルは最強だよ(笑)。
 
 

驚くかもしれないが、このシャフトを使うようになって、平均飛距離が20ヤードも伸びたんだ

 

──REVEシャフトの現在の使用モデルは?
 

モーリス
メインで使用しているのはRAVER ARMORED READY70のXX及びXXXだね。それにRAVER LD 50&60、RAVER ASSAULT ATTACK(プロトタイプM)もお気に入りさ。
 

──RAVER ARMORED READY の魅力を教えて下さい。
 

モーリス
驚くかもしれないが、このシャフトを使うようになって、平均飛距離が20ヤードも伸びたんだ。凄い飛距離を生み出してくれているよ。それにドラコンは飛ばすだけでなく、枠の中にボールを入れなきゃいけないんだけど、このシャフトはとてもコントロールがしやすい。ドローやフェードを打ち分けたい時でも、まるで自分の意思がシャフトに伝わっているみたいにイメージ通りのボールを打てる。自由自在だし、自分のスイングに対する反応は最高さ。
 

──飛距離にプラスしてコントロール性能もいいと。
 

モーリス
そうなんだ。それにクラブセッティングする時も、例えばチップをどれくらいカットしたら、どれくらいの振動数になるかというのが明確なんだ。クセのない素晴らしいシャフトだよ。
 

──なるほど。
 

モーリス
REVEのシャフトは目的が明確で、そのための研究、開発、技術者の努力がしっかりとユーザーに伝わってくる。それだけ工程を踏んできたシャフトだから、結果に繋がっているのは当然かもしれないね。
もっと飛ばしたいと思うのなら基礎に戻ることが大事だろうね
 

──試合中に一番意識していることは何でしょうか?
 

モーリス
まず大事なのはOBしないで、枠の中にボールを納めることかな。いくら飛んでもOBだと何の意味もないからね。それに試合は飛距離に自信を持った選手たちの集まりなんだけど、勝つ選手は冷静に調整して枠の中に入れてくるよ。勝てない選手はOBしてしまったらそのOBについて考え過ぎてしまったり、頭の中が反応してしまうんだ。これが勝てる選手と勝てない選手の違いだろうね。
 

──日頃、どんなトレーニングをされていますか?
 

モーリス
基本的にボールを打つよりも基礎体力の強化がメインだね。腕立て伏せ、スクワット毎日1100回は日課だよ。それにスイングの強化に繋がるトレーニングにも時間を割いている。ボールを打つのはあくまでも結果だから、あまりしないんだ。
 

──スイングの強化というのは?
 

モーリス
テークバックの形だったり、トップの位置だったり、チェックポイントをそれぞれ確認するんだ。特にテークバックは正しくないとすべてが崩れてしまう。テークバックはとても重要だよ。
 

──食事はどんなことを気にしていますか?
 

モーリス
見えるものは何でも食べるよ(笑)。おっと、これはジョークでカロリーなら5000カロリーくらいは毎日摂取しているね。ファーストフードのようなものは食べない。ただ今朝宿泊したホテルのモーニングバイキングが美味しくて、10皿くらい食べてしまったよ(笑)。
 

──最後にワンポイントで結構ですので、アマチュアゴルファーに飛距離アップの秘訣を教えて下さい。
 

モーリス
REVEのシャフトを買うことが一番だよ(笑)。それに加えるなら、アマチュアゴルファーはある程度のスコアを出せるようになると、基礎の練習が疎かになるよね。そうではなくて基礎は重要なので、もっと飛ばしたいと思うのなら基礎に戻ることが大事だろうね。
※世界一の飛ばし屋を決めるドラコン競技大会。毎年世界中で予選を開催し、勝ち抜いた猛者がアメリカで決勝大会を行なう。日本からもLDJ(ロングドライバーズオブジャパン)から選手が出場する。
 

なお試合結果はオープンディビジョンでモーリス・アレンが優勝。2位に三隅直人、3位タイに永原総太朗が入賞。ウィメンズディビジョンでも齋藤かおりが優勝とTEAM REVEが上位を独占する結果となった。
 

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■モーリス・アレン(Maurice Allen)
1981年11月20日生まれ、アメリカのフロリダ州で育ち、フロリダA&M大学で生物学の学位を取得する。またカイロプラクティックスクールにも通い、ゴルフプレーヤーとなった。211mphというボールスピードのギネス世界記録を樹立したことで一躍注目を集める。2015年、2016年ロングドライブ・ヨーロッパツアーでツアーチャンピオンのタイトルを獲得。2017年はワールドロングドライブチャンピオンシップでツアーチャンピオンのタイトルを獲得。最長飛距離は488ヤード。