2019.08.09

【竹山 佳林プロ】一時は単独首位に立つも、優勝にはあと一歩届かず

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—Professional Golfer information

竹山 佳林プロ

【第4回三木市レディースゴルフトーナメント】
最終日、竹山佳林プロが一時は単独首位に立つも、優勝にはあと一歩届かず
「優勝はできなかったけど、目標としていた2日間ともアンダーでのラウンドができた。これを足掛かりにしてステップ・アップ・ツアーでの優勝をつかみたい」
 

まるでサウナで汗を流しているような蒸し暑さのなかで開催された2日間。「三木市レディースゴルフトーナメントは西日本最多「25」のゴルフ場を擁する兵庫県三木市の三木市ゴルフ協会が主催する本格的なトーナメントで、LPGA主催競技ではないものの関西圏を中心にステップ・アップ・ツアーでの優勝経験を持つ選手などが出場する賞金総額1,000万円、優勝賞金200万円の試合だ。

第4回となる今年も熱戦が繰り広げられ、前週のステップ・アップ・ツアー「ECCレディス」で優勝を飾ったサイペイインが勢いそのままに、トータル7アンダーでこの試合でも優勝を飾った。そんななか素晴らしいプレーを随所に見せ、惜しくも5アンダーの4位タイに終わったものの最終日には一時単独首位に立つなど見せ場をつくったのがチームREVEの竹山佳林プロ。2019年はステップ・アップ・ツアーに専念し、プロ初優勝とステップ・アップ・ツアー賞金ランキング1位を目指して奮闘しているが、目標達成に向けて一試合一試合全力でプレーを続けている。
 
 

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終盤に逆転され惜しくも優勝を逃すも、2日間アンダーパーでラウンド

竹山佳林プロが躍動を続けている。
兵庫県生まれ兵庫県育ち、地元自治体が手作りで開催する「三木市レディース」には特別な思い入れがある。2018年大会では初日に4アンダーをマークし、トップタイで最終日をスタートしたものの、ショット、パットともうまくかみ合わず結果9位タイ。ただそんななかでも、地元プロということもあり多くのギャラリーから温かい声援を送られ「来年こそは」の気持ちが強まった。そして今年。昨年のリベンジこそならなかったが、初日3アンダーをマークして1打差の2位につけると、最終日もバーディーを量産、12番ホールを終えた時点で単独首位に立ち、優勝まであと一歩に迫ったが16番のダブルボギーにより後退、トータル5アンダー、4位タイでのフィニッシュで終えることとなった。
 

優勝に手は届かなかったが、試合を振り返り竹山佳林プロは清々しそうに話す。「地元開催の試合なのでやっぱり気合が入っていました。前々週、前週ともステップ・アップ・ツアーの試合があり、いずれも兵庫県の試合。前週のECCレディスは調子が悪く期待を裏切る結果となってしまったので、この三木市レディースではなんとしても上位に入りたかった。結果は優勝に届かなかったのですが、順位以外に2日間ともアンダーパーでラウンドするという目標もあったので、結果的に初日3アンダー、最終日2アンダーでラウンドできたことには満足しています」。
 
 

単独トップに立つものの16番ホールで悔しいダブルボギー

開催コースとなった関西ゴルフ倶楽部は昨年、LPGAツアー第13戦「リゾートトラスト レディス」も開催されたタフなコース。「フェアウェイは広いのですが、ピンポイントにボールを運ばなければスコアは出せない。グリーンにもアンジュレーションがあり、つける位置によっては3パットもある。頭を使って攻めなければ良いスコアは出せないですね」と竹山佳林プロも難易度の高いコースだと話す。
 

しっかりと第1打はフェアウェイをキープし、グリーンの狙ったポジションにいかにボールを止められるかがポイント。それを頭に入れつつ、竹山佳林プロはリズムよくプレーを続けた。
 

勝負の最終日。首位に1打差、最終組でスタート。否が応でも緊張が走るシチュエーションではあるが、2番パー5で第3打を2メートルにつけてバーディーを奪うと、4番の194ヤード・パー3でも2メートルにつけてバーディーとする。6番パー4ではパーオンできずボギーとしてしまうが「気持ちを切り替えてリズム良く」と自分に言い聞かせ、迎えた9番パー4では3メートルのバーディーをねじ込んだ。
 

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バックナインに入っても勢いは止まらない。10番パー5で3メートルのバーディーパットを沈め、12番パー4では4メートルの難しいラインのバーディーパットを決めてみせる。この時点でクラブハウス前に設置されたスコア速報ボードのトップには7アンダーで「竹山佳林」の名前が刻まれた。ただトップから2打差5位タイからスタートしたECCレディスでプロ初優勝を飾り勢いのあるサイペイインがじわじわと追い上げ12番ホールが終えて1打差の2位につける。まさに大接戦の様相を呈していた。
 試合終盤、16番パー4。竹山佳林プロのティーショットはフェアウェイセンターをキープ。ここまで的確にグリーンを捕らえていた第2打だったが、ここで微妙に狂いが生じ、グリーン左のカップに対し、右サイドに打ち出してしまう。ボールはグリーンオンせず、つま先上がりのアプローチショットを残し、このショットもグリーンをオーバー。結局4オン2パットのダブルボギー。一方2組前のサイペイインはこのホールでバーディーを奪っており7アンダーとして単独首位を奪われることに。結局このままサイペイインが優勝し、竹山佳林プロは2打差で後塵を拝することとなった。勝負に“タラレバ”は禁物だが、このダブルボギーをパーにしのげていればプレーオフでの決着となっており、勝敗はどちらに転ぶかはわからなかった。
 

「悔しい試合になりましたが、16番のダブルボギーの第2打も攻めた結果。それでもグリーンにオンできなかったのはこのショットの練習不足ということです。もっとパッティングの精度も上げなければいけないですし、良いリズムでプレーしなければと思います。ただ2日間ともアンダーパーでラウンドできたことは自信になりますし、これからの試合でも活かすことができれば」。
 

試合を重ねるごとに経験値が確実にアップしている竹山佳林プロにとっては、悔しい試合にはなったがこれも進化の一歩。プロ初優勝の目標へ向け、飛躍の足掛かりにする。
 
 

<上位成績>

-7 サイペイイン 137 70 67
-6 柳澤 美冴 138 72 66
        大城美南海 138 69 69
-5 新武 瑠衣 139 70 69
        金城和歌奈 139 71 68
        中野恵里花 139 72 67
        竹山 佳林 139 69 70
-4 井上 りこ 140 69 71
        須江 唯加 140 68 72
        石口菜都実 140 72 68
        植田 梨奈 140 71 69

 
 

Profile


<竹山 佳林(たけやま かりん)プロ>
1996年6月20日生まれ。兵庫県尼崎市出身。ジュニア時代から注目を集め、中学時代は兵庫県ジュニア、兵庫県中学生ゴルフ選手権などで優勝。高校時代はアメリカ・フロリダ州で開催されたFCWTジュニアゴルフクラシックに出場し、見事優勝。高校卒業後、初めてのプロテストでは涙を飲んだが、2回目となった2016年プロテストでは5位タイで合格を果たした。170センチという長身から繰り出すドライバーの飛距離は250ヤード超。すでにアマ時代から日本女子オープンやマスターズGCレディースといったビッグトーナメントにも出場経験を持ち、将来はスケールの大きなトッププロへの成長が期待されている。2019年はステップ・アップ・ツアーにフル参戦し、11試合を終えた時点で賞金ランク26位。優勝争いに度々加わっており、悲願のプロ初優勝とともに賞金女王を目指す。所属・フリー。