2019.09.24

【高橋亜可里プロ】TOXICドライバー&TXアイアンを武器に安定感あるゴルフを展開!


–Professional Golfer information
TOXICドライバー&TXアイアンを武器に、ワンランク上の安定感あるゴルフを展開!

高橋亜可里プロ


 

将来レギュラーツアーでの活躍を目指す若手女子ゴルファーを対象とした新たなゴルフトーナメント「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー2019」。その第5戦マイナビカップ(瀬田ゴルフコース北コース)でひと際輝きを見せた選手が高橋亜可里プロだ。最終18番パー5でバーディーをもぎ取り、河野杏奈プロ、上野陽向プロの3選手による三つ巴でのプレーオフに持ち込み、白熱した試合を演出する立役者となった。ゴルフ人生初となったプレーオフは3ホールまでもつれ、残念ながら勝利を手にすることはできなかったものの、精密機械のようなショットの安定度は他の選手をはるかに凌駕、自分の持ち味を見せつけた。その安定感を支えるのは、絶対の信頼を置くREVEシャフトとヘッド。特にアイアンヘッドはプロとして初めての投入となる「TX-01」ということで、注目度は非常に高い。今後は最終予選を通過して出場権を得た「第52回日本女子オープンゴルフ選手権」、そしてプロテスト第2次予選と大事なラウンドが続くが、卓越した安定感あるプレーで高みを目指していく。今回はマイナビカップを戦い終えたばかりの高橋亜可里プロにインタビュー。試合展開やREVEギアについて語ってもらった。
 
 

「飛ばしを武器にする選手には飛距離では敵わない。自分の持ち味、プレースタイルはいかにベストポジションにボールを置けるか」

── 9月16~17日に瀬田ゴルフコース北コースで開催された「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー2019」第5戦マイナビカップに出場。結果はいかがでした?
 

高橋亜可里
トータル1アンダーで河野杏奈プロ、上野陽向プロと並んでプレーオフまで持ち込めたんですが、3ホール目で負けちゃいました。勝てなかった悔しさはもちろんあるんですが、人生で初めてのプレーオフということでずっとドキドキしながらプレーしていました。いい経験をさせてもらったと思います。
 

── 18番パー5の繰り返しでプレーオフは行なわれたわけですが、見ていると3回ともほぼ同じ場所にティーショット、セカンドショットを運んでいました。しかもベストポジション。素晴らしい安定感でした。
 

高橋亜可里
ありがとうございます。私の場合、身長が低くて飛ばしを武器にする選手には飛距離では敵わない。自分の持ち味、プレースタイルはいかにベストポジションにボールを置けるかなので、そこはプレーオフでも自分のプレーができたと思っています。
 

── 一緒にプレーオフを戦った選手は確かに飛距離は出ていましたが、ショットがぶれる場面もありました。そんななかでも自分のステディなゴルフを貫いたのは素晴らしいと思います。
 

高橋亜可里
今後、プロテストも控えていますので、その部分ももっと磨いていきたいですね。
 

── そのプロテストですが、9月10~12日に開催された山口県・和木ゴルフ倶楽部での第1次予選から出場、結果は46位Tで無事通過。
 

高橋亜可里
なんとか通過できました。ただ本当になんとかで。
 

── というと?
 

高橋亜可里
試合前、設定していたカットラインは3日間トータル13オーバー。初日は3オーバー・75で上々の滑り出しだったんです。2日目も残り5ホールを残して2アンダーまでスコアを伸ばせていて、あと1つスコアを伸ばせればイーブンに戻せるな、くらいの気持ちでいたんです。ところが14番でボギー。これが悔しくて自分でも「何やってんだろ」って。一旦、ここで気持ちを切り替えれば良かったんですが、引きずったまま次のドッグレッグの15番パー4を迎えてしまいました。今から考えればティーショットは刻むべきだったんです。でも少しでも前に飛ばしたいという焦りからドライバーを軽めに打つという選択。そうしたらティーショットを引っかけてしまいボールは林の中へ、結果はダブルボギー。その後も気持ちを立て直すことがまったくできずに16番、17番もダブルボギー、18番ボギーで2アンダーから残り5ホールで一気に6オーバー・78まで落としてしましました。
 

── 残り5ホールで8つも落としてしまったと。
 

高橋亜可里
そうなんです。ただ、最終日の前半はなんとか1オーバーでプレー。後半に入っても12番、16番でボギーは打ちましたが、これでもまだ12オーバー。残り2ホールで「まだ1つ落としても大丈夫」という状況だったんです。すると正直気持ちのゆるみもあったと思います。17番ホールで絶対やってはいけないダブルボギーを打ってしまったんです。これで14オーバーになってしまい合格圏外。焦りはありましたが「気持ちを切り替えて、なんとしてもバーディーを取らないと」って18番は挑みました。パー5だったんですが何とか3メートルにパーオン。
 

── 難しい距離のパッティングが残ってしまいましたね。
 

高橋亜可里
そうなんです。でもこれをカップインさせてバーディーを取らなければ今年のテスト合格はありませんから、なんとしても入れたくて。
 

── そのパットは?
 

高橋亜可里
カップインするイメージだけを思い浮かべて、少しつ強めに打ったところ、なんとかカップインできました。
 

── 最後の最後に気持ちが入ったんですね。
 

高橋亜可里
ほんと、このパットは鳥肌が立ちました。カットラインも予想した通り13オーバーでしたので、ぎりぎりの通過でしたけど、なんとか2次に進むことができました。
 


 

「TX-01は打感がすごく心地よくて、距離のバラツキもなく安定。少々のミスショットならほとんど距離が落ちないくらいカバーしてくれる頼りになるアイアン」

── 第2次予選は10月8~11日に三重県のジャパンクラシックカントリー倶楽部キングコースから出場。その前には10月3日から同じく三重県のCOCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース QUEENコースで開催の「第52回 日本女子オープンゴルフ選手権」にも出場。
 

高橋亜可里
第2次予選も大事ですし、日本女子オープンもとても大きな試合。気持ちを切らすことなく、自分のゴルフができればと思っています。
 

── 大きな試合を控えてクラブの調整も順調ですか?
 

高橋亜可里
REVEさんのクラブを使わせていただいていますので、順調そのものです。
 

── REVEのクラブを使うようになったきっかけは?
 

高橋亜可里
高校の先輩である竹山佳林プロがREVEさんのシャフトを使われていて、私がドライバーの飛距離に悩んでいたこともあって、2018年のステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」の練習ラウンド時に竹山佳林プロにインパクトボロン・リボルバーを挿したドライバーを打たせていただいたんです。すると飛距離がすごく伸びて、これは試合でも使ってみたくなってしまって。それがきっかけでREVEさんに紹介していただいて、今ではドライバー、3W、アイアンはREVEさんのクラブを使わせていただいています。UTのシャフトも今回、リボルバーFUに替えさせていただきました。
 


── 初めて打った弾道はどんな感じだったんですか?
 

高橋亜可里
直進性がとにかくすごかったですね。2段階でボールが伸びるような感じというか。すぐに試合で使いたいと思い、無理を言ってクラブを貸してもらってそのまま山陽新聞レディースカップの試合に出場したくらいですから。
 

── ぶっつけ本番ですか!
 

高橋亜可里
そうなんですよ。開催コースの東児が丘マリンヒルズゴルフクラブでどうしても越さないとスコアが出せない段があるパー5があるんですが、それまで使っていたクラブでは段をどうしても越すことができていなかったんです。でもお借りしたリボルバー装着のドライバーだとあっさりと越すことができたんですよ!
 

── それはすごい!
 

高橋亜可里
その試合のパー5がすごく楽に感じちゃいまして。それに方向性のブレもなくて、「このシャフトだ!」って思っちゃいました。
 
 

 

── 現在キャディバッグに入っているのは、TOXIC 9D(ヘッド)+インパクトボロン・リボルバーSのドライバー、TOXIC FW(3W)+インパクトボロン・リボルバーFW、それにアイアンがTX-01(Cavity back)+ I.ElevationとREVEのエッセンスが相当詰まっていますね。
 

高橋亜可里
クラブは申し分ありませんので、あとは私の腕次第という感じですね(笑)。
 

 

── 注目したいのはアイアンヘッドTX-01です。プロでの使用は高橋亜可里プロが初めてだそうです。
 

高橋亜可里
光栄です。相当打ちやすいアイアンヘッドで打感がすごく心地よくて、距離のバラツキもなく安定しています。少々のミスショットならほとんど距離が落ちないくらいカバーしてくれますので、すごく頼りになるアイアン。もちろん飛距離も伸びていますし、弾道も高い。ボールも止められるのでピンをデッドに狙っていけるんです。夏ラフにも負けない抜けの良さもありますので、夏場の試合でも助けられました。
 

── シャフトは I.Elevation。
 

高橋亜可里
I.Elevationの60gを使わせていただいています。実はこのシャフトを使わせていただくまではスチールシャフトしか使ったことがなくて。スチールみたいな重いシャフトを使っていると、試合で疲れたりした時にどうしてもクラブに振り回されて、ダフってしまうこともあったんです。軽量シャフトには興味はあったんですが、使い慣れた重さのシャフトを持ち替える勇気がなくて、そのまま使っていたんです。でもTX-01を使うならシャフトも I.Elevationを、と言っていただいたので、軽量カーボンシャフトの I.Elevationを使用させていただくことになりました。
 

── I.Elevationはいかがですか?
 

高橋亜可里
操作性も素晴らしいですし、気になっていた当たり負けもしない。軽量シャフトはどうしても芝に負けてダウンブローに打てないというイメージもあったのですが、そんなこともありませんでした。
 

── アマチュアの方にもおすすめですね。
 

高橋亜可里
もちろんです。アマチュアの方の男性は特にご自身の体力や体格よりオーバースペックな、重くて硬いシャフトを使いがちなんですが、 I.Elevationは叩きにいかなくても、高さも飛距離も楽に出すことができて、さらにショットの精度も上がります。ぜひおすすめしたいですね。
 

── ドライバーのTOXICはいかがですか。
 

高橋亜可里
構えた時にとにかく打ちやすさを感じます。実際に打ってみてもインパクトの瞬間にヘッド全体が縮むような感じで、ボールがヘッドから離れた瞬間に押してくれているような感覚なので、すごく弾きが良いですね。しっかりボールを捕まえてくれるのでボールも滑らない。スピン量も安定していて、上がりすぎることもありませんし、直進性がすごい。私の持ち味である安定感もさらに上がったと思います。 
 

── では最後に応援してくれている皆様にひと言お願いします。
 

高橋亜可里
飛距離はそれほど出るタイプのプロではありませんが、REVEさんのクラブで飛距離も伸ばすことができています。もちろん私の持ち味である安定感ももっと高いレベルに押し上げていきたいと思っています。常に笑顔を忘れず頑張っていきますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします!
 
 

 

Profile


<高橋亜可里(たかはし あかり)プロ>
1997年7月33日、愛媛県生まれ。8歳からゴルフをはじめ、2014年岡山県ジュニアゴルフ選手権優勝。岡山県作陽高等学校在籍時には全国高校選手権団体の部で優勝。その後、プロ転向し2018年には単年登録者としてLPGAステップ・アップ・ツアーに全戦出場。2019年「第52回日本女子オープンゴルフ選手権」は最終予選を勝ち抜き、出場権を手にする。150㎝と小柄ながら、安定感あるプレースタイルでプロテスト合格を目指す。