荒木美友プロがツアー再降臨!2025年開幕戦で28位発進
–Professional Golfer Information
YANMAR HANASAKA Ladiesで
魅せた勝負魂!
REVEシャフトとともに飛翔へ
かつてステップ・アップ・ツアーで何度も上位に食い込み、2018年にはメジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」にも名を連ねた荒木美友プロ。一時はツアー出場から遠ざかっていたが、その情熱は冷めることなく、2023年にはティーチングプロライセンスを取得し、QTからツアーへ出場機会を得て、再びツアープロとしての道を歩み出した。
そんな“逆襲のゴルフ人生”を歩む荒木が、2025年シーズン初戦「YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament」で堂々の28位タイフィニッシュ。スコアは75、77、74と一見平凡にも見えるが、優勝スコアがなんとイーブンパーという超タフなセッティングだっただけに、その内容は“合格点”をはるかに超える戦いぶりだった。
注目は最終日。前半はバーディー1つに対しボギー2つとやや我慢の展開。しかしバックナインに入ってからスイッチオン。11番・12番で連続バーディーを奪取し、さらに14番でもバーディーを重ねるなど、鮮やかなショットと確かなパッティングでスコアを伸ばしてみせた。惜しむらくは16~18番の連続ボギー。だが、シーズン開幕戦である荒木にとっては、むしろ“上々の仕上がり”と言えるだろう。
そして注目すべきは、彼女の愛用するREVEシャフトとの“相思相愛”の関係だ。
荒木プロが愛してやまないドライバーは、REVEの「REVOLVER(R)」。鋭くしなる設計で飛距離とコントロール性を両立。特にトルク性能に優れており、彼女の繊細なフィーリングとピタリ一致。フェアウェイウッドにも同モデルを採用し、コースマネジメントを支える相棒として信頼を寄せる。
ユーティリティからアイアン、ウェッジにかけては「I.ELEVATION」シリーズを投入。軽量カーボンながら、スチールのような方向安定性としっかりとした打感が特長だ。特にウェッジでは70Sというやや硬めの設定で、ピンをデッドに狙う精度を実現している。
さらに注目はパター。使用しているのは剛性5倍のカーボンシャフト「BLACK KNIGHT」に、スーパーハンドグリップを組み合わせた特注仕様。しなりを抑えてストロークを安定させ、繊細なタッチを生み出す。これが“パッティングの名手”荒木美友の秘密兵器だ。
<荒木美友プロ 使用シャフト> | |
ドライバー | REVOLVER(R) |
フェアウェイウッド | REVOLVER(R) |
ユーティリティ | I.ELEVATION(50S) |
アイアン | I.ELEVATION(50S) |
ウェッジ | I.ELEVATION(70S) |
パター | BLACK KNIGHT × スーパーハンドグリップ |
「まだまだ、これからです」。大会後、そう語った荒木の目には自信が宿っていた。
長らく制限の多かった非会員制度の壁を乗り越え、再びトーナメントに挑む資格を得た荒木美友プロ。2024年の【大王海運レディスオープン】では堂々の3位タイに輝き、今季もその勢いは健在どころか、さらにギアが上がっている。
2025年、荒木美友が“再起”から“旋風”へと変わる瞬間が来るかもしれない。そのプレーに、注目だ。
そんな荒木美友プロに開幕した今シーズンに懸ける思いを聞いた。
荒木美友プロ、再起を期す2025年――
「攻めの姿勢で、頂点を目指す」
――2025年シーズンに向けて、どのような目標を掲げていますか?
荒木美友プロ
もちろん、最終的な目標は優勝です。ただ、それだけに固執するのではなく、毎試合でしっかりと自分の力を出し切り、常に上位で戦える選手でいたいと思っています。その積み重ねが結果につながると信じています。地道な努力を怠らず、一戦一戦を大切にしていきたいです。
――開幕戦となった「YANMAR HANASAKA Ladies」を終えて、現在の仕上がり具合についてどう感じていますか?
荒木美友プロ
まだ万全と言える状態ではありませんが、スイングの感覚やコースへのアジャスト力など、自分の中では良いフィーリングを持ってプレーできています。これからさらにコンディションを整えていけば、もっと良いプレーができる手応えがあります。
――“逆襲のゴルフ人生”とも言える現在、ツアーから離れていた時期と比べて、プロとしてのモチベーションに変化はありましたか?
荒木美友プロ
正直、ツアーから一時的に離れた時期は、自分がプロとしてやっていけるのか、何度も自問自答しました。でも、昨シーズンまた試合に出てみて、あらためて「やっぱり試合が大好きなんだな」と実感したんです。ギャラリーの声援や緊張感のある中でプレーすることで、自分がプロゴルファーであることの意味を強く感じられました。今は、試合に出られること自体がありがたくて、それが大きなモチベーションになっています。
――2025年シーズンに懸ける思いを聞かせてください。
荒木美友プロ
昨年は、「もっとやれたはず」という悔しさがずっと残っているんです。だからこそ、今年は守りに入ることなく、常に攻めの姿勢で戦っていきたいと思っています。自分自身の限界に挑みながら、一歩でも高みを目指していきたい。今シーズンは自分の中でも大きなターニングポイントになると感じています。
――開幕戦となった「YANMAR HANASAKA Ladies」についてお聞かせください。厳しいセッティングの中で28位タイという成績でしたが、手応えを感じたポイントは?
荒木美友プロ
特に感じたのは、コースマネジメントの面での成長です。風の読みやピン位置を意識した戦略的なプレーができるようになりました。それが結果に少しずつ表れてきていると思います。
――最終日のバックナインでの連続バーディーは見応えがありました。11番、12番でのバーディーについて詳しく教えてください。
荒木美友プロ
11番ホールでは、狙い通りにセカンドショットが打てて、上りの3メートルのストレートラインのパットも集中して沈めることができました。自分でも納得のいく流れでした。12番は私にとって鬼門のようなホールで、これまでパーオンできた記憶がないんです。今回もグリーンにキャリーした後、奥にこぼれてしまって。ただ、15ヤードの上って下りのアプローチを完璧な落とし所に置けて、それがそのまま吸い込まれるようにチップインバーディーになったんです。あの瞬間は本当に鳥肌が立ちました。
――後半は好調なスタートを切っただけに、16番~18番の連続ボギーは悔しさもあったと思います。その3ホールで何があったのでしょうか?
荒木美友プロ
そうですね…。16番、17番は本当に悔やまれます。コース戦略は頭に入っていたのですが、逆にそれを意識しすぎて守りに入ってしまい、自分らしい攻めのプレーができなかったんです。18番はディボットからのセカンドショットだったので、ある意味仕方なかったと思えますが…。ああいう場面こそ、精神的な強さが問われるんだなと改めて感じました。
“REVEの申し子”としての絶対的信頼
――長年愛用されているREVEの「REVOLVER(RR)」シャフトの魅力について教えてください。
荒木美友プロ
まず、何よりも「振っても曲がらない」安心感があります。シャフトがしなやかにしなってくれるので、無理に力を入れなくても飛距離が出る。自分のスイングを信じて振り抜けるのが最大の強みです。信頼できるギアがあるからこそ、プレーに集中できるんです。
――「I.ELEVATION」シリーズについてはどうでしょうか?
荒木美友プロ
カーボンなのに芯がしっかりしていて、球がしっかり高く上がってくれるところが気に入っています。球の高さは大きな武器ですから、安心して使えるシャフトです。
――パターに使っている「BLACK KNIGHT」はかなり個性的なギアですが、実際の感触は?
荒木美友プロ
重量がしっかりしているので、自然と身体全体を使って振り子のようにストロークできるんです。そのおかげで、距離感が合いやすく、微妙なタッチも安定しています。グリーン上でのプレーに自信を持たせてくれる一本ですね。
ファンとのつながりが、力になる
――ツアーに戻った今、ファンの方々の反応はいかがでしょう?
荒木美友プロ
本当にたくさんの方が「おかえり」と声をかけてくれて、すごく励みになっています。応援の言葉ひとつひとつが、私にとって大きな支えになっています。
――これまで応援してくださった皆さんに、あらためて伝えたいメッセージは?
荒木美友プロ
いつも変わらずに応援していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。その声援に応えるためにも、一打一打を大切に、責任を持ってプレーしていきます。これからもよろしくお願いします!
――2025年シーズン、ファンにどんな姿を見せていきたいですか?
荒木美友プロ
ゴルフはもちろん勝負の世界ですが、私はどんなときも笑顔を忘れず、楽しみながらプレーする姿をお見せしたいと思っています。そうすることで、見ている方にも元気や勇気を届けられたら嬉しいですね。