2025.05.08

後藤あい選手がステップアップツアーでローアマ獲得

–Professional Golfer Information

16歳の新星・後藤あい選手が魅せた!琵琶湖で躍動の「69」!

2008年11月23日生まれの松蔭高校2年生・後藤あい選手が、またもやステップアップツアーで存在感を見せつけた!
 

その舞台は2025年4月3日~4月5日に滋賀・琵琶湖カントリークラブで開催された「YANMAR HANASAKA Ladies」。優勝スコアが通算イーブンパーという難攻不落のコースに、多くの選手が苦しむなか、後藤あい選手は最終日に4バーディ・1ボギーの「69」をマークする圧巻プレー!通算4オーバー、堂々の6位タイフィニッシュで、プロを凌駕するゴルフを展開。もちろんローアマチュアも獲得し、ギャラリーの度肝を抜いた。
 

後藤あい選手のゴルフは、すでに“アマチュア”の枠を超えている。身長167センチ、しなやかにして力強いスイングから繰り出されるビッグドライブは、ドライバーのキャリーで250ヤード、トータルで260ヤードという堂々たる数値。試合では270ヤード超を連発し、時には300ヤードに迫る場面すらある。
 

ドライバーに装着されているのは、REVEの「VERSION5」シャフトだ。軽量でありながらも高いしなり戻り性能を持ち、オートマチックにインパクトを迎える再現性の高さを実現したニューカマー。フルレングスにボロン素材を採用し、トルクは5.0に精密にコントロールされており、操作性と寛容性のバランスが秀逸、まさに次世代を担うシャフトといえるだろう。後藤選手が見せる力強い高弾道のドローボールは、このシャフトが持つ爆発力なくして語れない。
 

ゴルフとの出会いは3歳。祖父と父のすすめでクラブを握り、小学3年からは名コーチ・石井雄二コーチの門を叩く。基本に忠実なスイング作りを徹底され、長い時間をかけて体に染み込ませてきた。師である石井コーチの門下には、2025年シーズン第4戦「ヤマハレディースオープン葛城」で2年ぶり、国内ツアー6勝目を挙げた穴井詩プロも名を連ねているが、その姉弟子も認める逸材が、後藤あいという存在だ。
 

2022年、関西中学校ゴルフ選手権で初のビッグタイトルを獲得。翌2023年には全国中学校ゴルフ選手権を制し、その名を全国に知らしめた。さらには、世界の壁も突破する。アメリカ・サンディエゴで行われたIMGアカデミー世界ジュニア選手権(13〜14歳の部)で3位入賞。世界のジュニアエリートたちが集まるこの舞台で、日本からやってきた少女がフェアウェイの主役を張った。
 

そして2024年、関西ジュニアゴルフ選手権(15〜17歳の部)での快進撃は記憶に新しい。初日に69、2日目に67という安定感と爆発力を兼ね備えたスコアで、トータル136のぶっちぎり優勝。2位に3打差をつける圧巻のパフォーマンスは、まさに“別格”。
 

同年9月、ついにプロのステージへと足を踏み入れる。アマチュアとして出場したステップアップツアーSkyレディースABC杯では堂々の予選通過を果たし、トータル4アンダー・18位タイでフィニッシュ。18番ホールで行われたドラコン計測では294ヤードを記録し、堂々の3位に食い込む。出場118名中の上位という事実が、その潜在力を何より雄弁に物語る。
 

そして2025年4月、琵琶湖カントリークラブで開催されたステップアップツアー「YANMAR HANASAKA Ladies」では、さらに一歩進んだ。最終日に4バーディ・1ボギーの「69」を叩き出し、トータル4オーバー・6位タイで堂々のローアマ獲得。誰もが手を焼くタフなコースセッティングでアンダーパーが1人も出ない中、ただひとり輝きを放ったアマチュア。最終日は6番から怒涛の3連続バーディ。果敢にピンを狙い続けるアグレッシブな姿勢が観る者を惹きつけた。
 

後藤選手のダイナミックなプレーを陰で支えているのが、REVEのシャフト「VERSION 5」だ。「捕まりすぎずにしっかり飛ぶ」「コントロール性能も抜群」と、多くのゴルファーから注目を集めており、ワンフレックスながら、シャフトのねじれを最小限に抑えた設計で、クセがなく振りやすいと評判だ。中でも特筆すべきは、パワフルなスイングを持つ後藤選手との絶妙なマッチング。しなやかさと強さを兼ね備えたVERSION 5が、そのスイングに見事にフィットし、圧巻のパフォーマンスを引き出しているといっても過言ではないだろう。
 

今、女子ゴルフ界に新たな“風”が吹いている。その風の名は、後藤あい。16歳にして、すでにプロの空気を知る彼女のキャリアは、始まったばかりだ。
 

今回、そんな後藤あい選手にインタビュー。「YANMAR HANASAKA Ladies」でローアマを獲得した喜びの声を聞いた。
 
 
 

「ローアマ獲得で大きな自信に」―後藤あい選手、プロと戦った貴重な経験

――まずは「YANMAR HANASAKA Ladies」でのローアマ獲得、おめでとうございます!大会を終えての率直な感想を教えてください。
 

後藤あい選手
ありがとうございます!本当に嬉しいです。プロの選手たちと同じフィールドでプレーできただけでも貴重な経験なのに、その中でローアマという結果を出せたことは、自分にとって大きな自信になりました。まだまだ課題もたくさんありますが、まずは素直にこの結果を喜びたいと思います。
 

――難セッティングの中での「69」、自分自身のプレーをどう評価していますか?
 

後藤あい選手
自分としては、すごく集中して1ホール1ホールを大切にプレーできたと思います。グリーンも速くて、風も読みにくい場面が多かったので、その中でアンダーパーで回れたことは、今まで積み重ねてきた練習の成果が少し出たのかなと感じています。自分を褒めてあげたい部分もありますが、それと同時に、もっと上を目指せるという手応えも感じました。
 

――特に印象に残っているホールやショットがあれば教えてください。
 

後藤あい選手
最終日の6番ホールのセカンドショットですね。残り80ヤードの距離で、ピン手前1メートルくらいにしっかりつけられてバーディーを取れたのが印象的でした。このショットが流れを大きく変えてくれて、そこからの3連続バーディーにつながったと思います。あの一打にはすごく集中して臨みました。
 

――最終日、5番パー3でのボギーのあとの3連続バーディーには驚きました。切り替えのポイントはどこにありましたか?
 

後藤あい選手
ボギーを打ったときは悔しかったですが、気持ちを切らさず「次の1打に集中しよう」とすぐに気持ちを切り替えました。前向きな姿勢を崩さないように意識して、深呼吸をして気持ちをリセットしました。あとは、どんな状況でも自分のプレーに集中すること、それが良い結果につながったのだと思います。
 

――最終日、60台を出したのは2人だけでしたが、その中に自分が入っていたことについてどう感じますか?
 

後藤あい選手
聞いたときは正直びっくりしました。でも、あのセッティングの中で自分が60台を出せたというのは、すごく嬉しかったです。自信にもなりますし、これからも高いレベルで戦っていくために、しっかり実力をつけていきたいと思いました。
 

――大会全体を通して、ご自身の課題や今後の目標は見つかりましたか?
 

後藤あい選手
はい、やはりコースマネジメントの部分はもっと磨いていかないといけないと感じました。プロの方々のプレーを間近で見ることで、状況判断の速さや的確さが自分とは全然違うと痛感しました。ショットの精度ももちろん大事ですが、考える力もこれからもっと鍛えて、どんな状況でも冷静にプレーできるようになりたいです。
 

――ローアマという結果は、後藤選手のなかで今後のステップへの自信につながりましたか?
 

後藤あい選手
間違いなくつながりました。やってきたことは間違っていなかったんだという気持ちにもなれましたし、「もっと頑張ればもっと上を目指せる」と思えるようになりました。これからも一歩ずつ、成長していきたいです。
 

――応援してくれた家族や指導者、仲間への思いを聞かせてください。
 

後藤あい選手
本当に感謝しかないです。家族やコーチ、そして応援してくださるすべての方々がいてくれるからこそ、私はゴルフに集中できています。今回の結果も、自分一人の力では決して得られなかったものなので、感謝の気持ちを忘れず、これからも恩返しできるように頑張っていきたいです。
 
 
 

信頼の“VERSION5”で飛距離アップ!シャフトへのこだわりと変化

――今回の「YANMAR HANASAKA Ladies」で使用したドライバーのシャフトはREVEの「VERSION5」シャフトとのことですが、このシャフトを選んだ理由は?
 

後藤あい選手
いくつか試した中で、一番自分のスイングに合っていると感じたのが「VERSION5」でした。Ai SMOKEとの相性もとても良くて、振り抜いたときの安定感と弾道の強さがすごく気に入っています。
 

――REVEシャフトに変えてから、自分のスイングやショットにどんな変化がありましたか?
 

後藤あい選手
シャフトを替えてから、インパクトが安定してきて、飛距離も伸びたように感じています。ミスヒットにも強くて、安心して思い切ったスイングができるようになりました。
 

――VERSION5は軽量でありながらも高いしなり戻り性能を持ち、オートマチックにインパクトを迎える再現性の高さを実現しています。このシャフトのどんなところに魅力を感じていますか?
 

後藤あい選手
やっぱり、自分の狙った通りの球が打てるという再現性の高さですね。軽いのにしっかりしなって戻ってくれるので、振りやすさと飛びのバランスがすごくいいと思います。
 

――VERSION5の打っていて感じるフィーリングを教えてください。
 

後藤あい選手
とにかくスムーズに振れる感じがしますし、スイングリズムも整いやすいです。シャフトが自然にサポートしてくれている感じがして、今では信頼している相棒のような存在です。
 

――マットブラックを基調とし、スポーティで洗練された雰囲気を醸し出しているVERSION5のデザインはいかがですか?
 

後藤あい選手
見た目もすごくかっこよくて気に入っています。バッグの中でも目立ちますし、気分も上がりますね。スタイリッシュなデザインもモチベーションにつながっています。
 

――高校2年生ながら堂々たるプレーでしたが、学校生活とゴルフの両立はどうしていますか?
 

後藤あい選手
両立は正直大変ですが、スキマ時間をうまく使って勉強しています。遠征中も宿泊先で時間を決めて取り組んだり、先生や友達のサポートも大きいです。どちらも全力で頑張りたいという気持ちがあるので、計画的に取り組むようにしています。
 

――将来的な夢や目標、目指しているプロゴルファー像があれば教えてください。
 

後藤あい選手
私の目標は、ローリー・マキロイ選手のように、力強さと繊細さを兼ね備えたゴルフができるプロになることです。そして、将来的には世界のツアーで戦って、海外で活躍できるゴルファーになることが夢です。多くの人に夢を与えられるような存在になりたいです。
 

――最後に応援してくれているファンに向けて、メッセージをお願いします。
 

後藤あい選手
いつも温かい応援を本当にありがとうございます。皆さんの声が、私の力になっています。これからも日々努力を重ねて、もっと成長した姿をお見せできるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!