山本加奈子選手、名門ミッションバレーで理事長杯初優勝!
–Professional Golfer Information
冷静沈着、勝負強さ光る――
18番バーディーで掴んだ劇的勝利
福岡県鞍手郡に広がるチャンピオンコース、ミッションバレーゴルフクラブ。その格式高き「理事長杯」で、ひときわ輝く快挙が達成された。山本加奈子選手が、名だたる強豪が集うこの伝統競技で、ついに初優勝を果たしたのだ。難関として知られるミッションバレーは、グラハム・マーシュによる設計/監修により「いつでも国際競技が開催できる」レベルの高難度コース。戦略性と造形美が融合した18ホールは、経験豊富な競技者でさえも一筋縄ではいかないレイアウトだ。
そのステージで、猛暑の中行われた理事長杯の準決勝・決勝は、まさに心技体の総力戦。最終決戦は、36ホールにおよぶ長丁場。決勝戦は息を呑む接戦となり、18番ロングまでもつれ込む展開となった。運命を分けたのは、最後の1ホール。サードショットをわずか30cmに寄せた山本選手が、堂々のバーディーフィニッシュ。1アップで勝利を手繰り寄せた。
この勝利の裏には、山本選手の揺るがぬ基盤がある。彼女は沖学園ゴルフ部の出身。北田瑠衣、三ヶ島かな、福田真未、後藤未有、福山恵梨、そして男子では時松隆光、重永亜斗夢など、プロの舞台で活躍するトップ選手たちを多数輩出してきた名門中の名門だ。全国高校ゴルフ選手権・団体の部で3度の日本一を誇る「緑の甲子園」常連校であり、「自分に厳しく、人に優しいゴルファーであれ」というモットーのもと、礼節と競技力を両立させる人材育成に力を注いできた。
山本選手も例外ではなく、在学中から日々の練習と競技の中で自らを磨き、九州エリアのライバルたち――天本はるか、三浦桃香、大里桃子といった名選手たちとしのぎを削ってきた。その経験が、プレッシャーがピークに達する理事長杯の最終ホールでも冷静さを保ち、勝負どころで最高のショットを放つ強さとなって表れた。
現在はアマチュアとして競技に挑み続ける山本加奈子選手。そのプレースタイルは常に謙虚で、冷静沈着。そしてここ一番での勝負強さは、多くの観衆に深い感動を与えた。理事長杯制覇という勲章は、彼女のこれまでの努力と、沖学園ゴルフ部で育まれたゴルフ道の結晶である。
アマチュア競技の中心で、山本加奈子の名前が語られる日も遠くない。理事長杯優勝は、その大きな一歩となった。
そんな山本加奈子選手のバッグの中に収まるクラブは、すべてREVE(レーヴ)シャフトを装着。飛距離性能と方向性のバランスに優れたこのシャフトは、彼女のスイングを最大限に引き出し、理事長杯という大舞台での初優勝を陰ながら力強く後押しした。
<山本加奈子選手 使用シャフト> | |
ドライバー | REVOLVER(RR) |
フェアウェイウッド | REVOLVER FW(RR) |
ユーティリティ | REVOLVER FU(RR) |
アイアン | I.Elevation50(S2) |
ウェッジ | I .Elevation60(S2) |
「スイングの力を無駄なくボールに伝えてくれるので、安心して振り切れます」と山本選手は語る。シャフトの挙動を熟知し、信頼しきっている様子からは、用具との一体感が勝利の鍵であったことが伺える。
REVEシャフトは、単なる道具にとどまらず、選手にとっての“相棒”ともいえる存在。山本選手の今後の活躍を予感させる象徴的な一本となっている。次なる舞台で、彼女とREVEシャフトがどんなストーリーを紡ぐのか。期待は高まるばかりだ。
今回は見事、ミッションバレーゴルフクラブの理事長杯で初優勝を果たした山本加奈子選手に話を聞いた!
強豪ひしめく舞台で証明した、山本加奈子選手の真価
――まずは理事長杯初優勝、おめでとうございます。優勝が決まった瞬間、どのような気持ちでしたか?
山本加奈子選手
とにかく凄く嬉しかったです!最後の最後まで諦めずに粘り強く耐えれたのが勝因だと思います。
――名門ミッションバレーゴルフクラブでの準決勝、決勝戦は36ホールという長丁場でしたが、特に印象に残ったシーンはどこでしたか?ホールやシチュエーションを教えてください。
山本加奈子選手
やっぱり、最終ホールです。イーブンまでもつれて、ロングホールで相手が2オン狙おうとしていいところまでもっていってたので私はバーディー必須の状況下の中しっかりバーディー取れたところだと思います。
――最終18番ホールでバーディーを奪いましたが、サードショットはどのような狙いで打たれたのでしょうか?
山本加奈子選手
細長いグリーンで手前から速いとわかっていたのでキャリーでグリーン少しギリギリの番手からフルショットでフェードを打っていくようなイメージで狙いました。
――暑さやプレッシャーの中、心を乱さずに戦えた秘訣は何だったと思いますか?
山本加奈子選手
自分を信じて、常に相手に負けないイメージでプレーしていました。
沖学園仕込みのゴルフ道とREVEシャフトが導いた栄冠
――高校時代に所属した沖学園ゴルフ部での経験が今回の優勝にどのように活きたと感じますか?また天本はるか選手や三浦桃香選手、大里桃子選手との思い出があれば教えてください。
山本加奈子選手
とにかく九州の試合で別格の子たちばかりでした。特に覚えてるのは三浦桃香ちゃんのUTと、私のドライバーの飛距離が同じ事だったことですね(笑)。
――今回の理事長杯を振り返って、「自分の強み」はどのような部分だったと思いますか?
山本加奈子選手
アプローチです!私の中での生命線で、バックティーから回るとパーオンできないホールがほとんどなのでかなり練習しました。
――優勝までの道のりで「一番苦しかった場面」について教えてください。
山本加奈子選手
一回戦です。上がり2ホールで私が2ダウンしてる中、そこから2ホール取りエキストラまで持ち込めた状況下だったので苦しかったです。特に相手はクラチャンも取ったことのあるハンデ2の方だったので苦戦しました。
――ドライバーからウエッジまで、パター以外はすべてREVEシャフトを使用する理由は?
山本加奈子選手
もちろん飛んで曲がらないからです!そして何よりもデザインが好きですね。
――REVEシャフトを初めて使ったときの印象はいかがでしたか?
山本加奈子選手
シャフトってこんなにしなるんだー!って思いました。だけど曲がってない・・・ってイメージでしたね。
――ウッド系はすべてREVOLVERシリーズで統一されています。REVOLVERは、名作「IMPACT BORON」をベースに、軽量化と先端部へのチタン素材の採用によって剛性を高めたモデルです。「軽いのにしっかり伝わる」をコンセプトに、男子プロでも扱える40g台シャフトとして高く評価されています。特にドライバーにはRRスペックを使用されており、このスペックは女子プロの間でも人気があります。このドライバー用シャフトの使用感やお気に入りのポイントを教えてください。
山本加奈子選手
お気に入りのポイントはデザインですね!こんなに可愛いシャフトはないです。その時点でテンションが上がりますよね。そしてずっと使っていても疲れないので18ホール同じタイミングで振っていけます。
――フェアウェイウッドはREVOLVER FW(RR)、ユーティリティはREVOLVER FU(RR)。これらの飛距離や方向性はいかがでしょうか。
山本加奈子選手
しっかり高さも出てくれて止まってくれるので完璧ですね!ちょっと転がしたい時は捕まえていくんですけど、そしたらちゃんと転がってくれるので大優秀です。
――アイアンはI.Elevation。スチールシャフトが持つ芯の通った安定性と狙った方向へ一直線に飛ばすコントロール性能を備えつつ、カーボンシャフトならではの軽快さと、高く舞い上がるような美しい高弾道をも両立した“次世代のアイアンシャフト”です。軽量シャフトにありがちな頼りなさを感じさせることなく、振れば振るほど芯を食うような感覚が手元に返ってくる人気モデルですが、このI.Elevationの魅力についても教えてください。
山本加奈子選手
本当にカーボンシャフトの概念を吹き飛ばすようなシャフトです。正直、変える前まで1番アイアンが苦手でしたが今となっては自信持って振っていけます。
“信頼の相棒”REVEとともに挑む、アマチュアゴルフの次章へ
――シャフト選びで一番重視しているポイントは何ですか?飛距離、方向性、それともフィーリングでしょうか?
山本加奈子選手
私はフィーリングです。どんなに飛距離が出ても自分の思ったイメージと違えば回っていても違和感に繋がると思うし、方向性がいいに越した事はないのですが縦距離が合ってないと意味ないし・・・。結果自分の感覚がいかにそのままパフォーマンスとして出てくれるかだと思います。
――特にお気に入りの一本(クラブ)はどれですか?その理由も教えてください。
山本加奈子選手
お気に入りというか、思い出の一本は5Uですかね・・・。初めてホールインワン出した時も、今回優勝に繋げられたクラブでもあるのでめちゃ信用しています!
――今後の目標や次に挑戦したい大会があれば教えてください。
山本加奈子選手
最終目標は日本女子ミッド優勝なので、まずは来月ある九州女子ミッドで優勝できるように頑張ります!
――最後に応援してくれている方へのメッセージをお願いします。
山本加奈子選手
いつも応援ありがとうございます。まだまだいい報告ができるように全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします。