京都クラウンレディースで中野恵里花プロが優勝!
2025年9月28日、京都府南丹市・クラウンヒルズ京都ゴルフ倶楽部。澄み渡る秋空のもと開催された第11回「京都クラウンレディース&プロアマチャリティ大会」で、地元・京都出身の中野恵里花プロが見事な勝利を飾った。アウト34、イン36、トータル70。プレーオフでは長田莉子プロとの一騎打ちを制し、大会初優勝を手にした。
この大会は、関西の若手女子ゴルファー育成や社会貢献を目的に開催されており、プロ42名、総勢139名が参加。元阪神タイガースの福留孝介さん、鳥谷敬さん、狩野恵輔さん、今成亮太さんといった名だたるOBたちも参戦し、会場は華やかな熱気に包まれた。そのなかで、福留孝介さんと同組でラウンドした中野恵里花プロは、緊張感と期待が入り混じる状況の中でも、自らのプレーに徹し、終始冷静に戦い抜いた。
彼女のプレーを支えたのは、REVEシャフトだ。ドライバーにはIMPACT BORON、フェアウェイウッドにはREVOLVER FW S、ユーティリティにはREVOLVER FU S2、そしてアイアンにはI.ELEVATION 60 S2を使用。中野恵里花プロが信頼を寄せるこのセッティングは、インパクト時の安定感と抜けの良さ、そして何より彼女本来のテンポとフィーリングを最大限に引き出す。
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特にアイアンショットでは、I.ELEVATIONのしなやかさと芯の強さが絶妙に噛み合い、ピンを果敢に狙う攻めのゴルフを可能にした。

9歳でゴルフを始め、11歳でLPGA全日本小学生ゴルフトーナメントを制した中野恵里花プロ。14歳で関西女子アマ2位と、早くからその才能を示してきた。しかし、プロの壁は決して低くなかった。6度目の挑戦でプロテストに合格した2023年は、彼女にとって努力と忍耐の結晶ともいえる年だった。度重なる挫折を経ても諦めず、自身のスイングとメンタルを徹底的に磨き上げてきた結果が、今の中野恵里花プロを形づくっている。
2025年シーズン序盤は苦しい戦いが続いていた。レギュラーツアーのアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI に出場したが予選落ち、ステップ・アップ・ツアーでも結果が残せず、悔しさを噛み締める日々。それでも、練習場では誰よりも球を打ち込み、再起への手応えを探り続けてきた。そして迎えた京都での今大会。生まれ育った地で、恩返しともいえる優勝を果たした。
この勝利は単なる一つのタイトルではない。長い時間をかけて積み上げてきた努力が報われた瞬間であり、彼女自身の“再出発”を告げる象徴でもある。REVEのシャフトとともに掴んだこの勝利が、中野恵里花というプレーヤーの新たな物語を切り開く。次の目標は明確だ。ステップ・アップ・ツアーでの初優勝、そしてレギュラーツアーでの躍進。京都の風に背中を押されながら、彼女の挑戦はまだ続く。
今回のRever Magazineは、栄冠を手にした中野恵里花プロに優勝の心境を聞いた。
―優勝の瞬間、まず最初にどんな気持ちが込み上げてきましたか? 地元・京都での勝利という特別な舞台でしたが、その瞬間の気持ちを教えてください。
中野恵里花プロ
自分自身とたくさん向き合い、試行錯誤してた中での優勝は素直に嬉しかったです。
―プレーオフでの長田莉子プロとの一騎打ちは見応えがありました。あの場面で意識していたこと、勝負を分けたポイントはどこにあったと思いますか?(どのようなプレーオフの展開だったかも教えてください)
中野恵里花プロ
プレーオフは1ホールのみで決着がつかなかった場合は本ラウンドのカウントバックにて優勝者を確定すると試合前から決まっていました。プレーオフはお互いにパーで決着がつかず、カウントバックで私が最終ホールバーディでしたので優勝が確定しました。プレーオフはパー5で行いました。有利な状態でのプレーオフでしたので無理に攻めることはせず、着実に3打目でバーディチャンスにつけることだけを考えてプレーしました。
―今回の大会は、福留孝介さんや鳥谷敬さんといった著名人の参加もあり、華やかな雰囲気でした。 福留さんと同組で回られたそうですが、どんなラウンドになりましたか?
中野恵里花プロ
ラウンド中は、野球とゴルフの話をたくさんさせていただきとても楽しい1日となりました。
福留さん、ゴルフ凄くお上手でびっくりしました!
―今大会でもREVEの最新シャフトを使用されていました。REVEを選んでいる理由と、そのシャフトに感じる魅力を教えてください。
中野恵里花プロ
しなり戻りの良さと、クセがなく素直、飛距離アップを簡単に実現させてくれるかつ安定性があるところに魅力を感じます。
―ドライバーの「IMPACT BORON」はフルレングスボロン構造を採用したREVEのデビュー作。ボロン特有の高い強度・剛性・弾性率により、スイング中のエネルギー伝達がスムーズで、インパクト直前の「戻り」性能が格段に向上。しなやかさの中に確かな粘りを感じられ、インパクト時のブレやエネルギーロスを最小限に抑えることで、安定した弾道と飛距離アップを両立した画期的なシャフトとして登場しました。まさに、プレーヤーの力を無駄なくボールへと伝える“次世代の叩けるシャフト”として一躍、話題となりました。IMPACT BORONの実際のプレーの中で感じたフィーリングやパフォーマンスの違いを具体的に教えてください。
中野恵里花プロ
しなり戻りがとにかく良く、振り遅れることが格段に減りました。私はスイングテンポがゆっくりなタイプなのですがそれでも大きくしなり素早く戻るので飛距離アップにとても貢献してくれています。
―この京都クラウンレディースで特に印象に残っているショットや場面があれば教えてください。
中野恵里花プロ
最終ホールの下り2メートルのバーディパットです。17番ホールで痛恨のダボを叩き首位から2位Tになり、バーディをとらないとプレーオフへ進めない状況で自信をもってパッティングすることができました。
―2025年シーズンは苦しい試合が続いていますが、メンタル面や練習面で意識して取り組んできたことをお聞かせください。
中野恵里花プロ
試合になると振り切れなくなってしまうので普段の練習からとにかく振ること、毎ショット打ちたい距離、球筋を明確にイメージしてそれをビビらず実行することを意識しています。
―今回の優勝で大きな自信を得たと思いますが、今後の目標やステップ・アップ・ツアー、そしてレギュラーツアーに向けての抱負もお願いします。
中野恵里花プロ
クラブもシャフトも全て私の味方をしてくれている、後は自分が試合中自信をもって振り切るだけなので、ダイナミックなプレーで優勝できるように頑張ります。
―京都のファンにとっても特別な勝利になったと思います。最後に、これまで支えてくれたファンや関係者の方々へメッセージをお願いします。
中野恵里花プロ
優勝おめでとうとたくさんの方に言っていただきとても嬉しかったです。次はJLPGAツアーで、皆様の前で優勝できるよう精進していきます!







