下室舞弥選手が日本女子ミッドで3位入賞

関西女王・下室舞弥、
荒天の芦原で意地の3位フィニッシュ
―忘れ物は来年、関西の舞台で取り返す―
11月13日から14日にかけて、福井県あわら市・芦原ゴルフクラブ海コースで開催された「第29回 日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権」。関西女子ミッドアマ覇者として全国の大舞台に乗り込んだ下室舞弥選手は、優勝こそ逃したものの、堂々たる3位入賞を果たし、その実力と存在感を改めて示した。
10月9〜10日に行われた「関西女子ミッドアマチュアゴルフ選手権決勝」では、2日間147ストロークで圧巻の優勝。勢いそのままに挑んだ日本女子ミッドだったが、勝負の女神は最後まで微笑み切らなかった。とはいえ、随所で放った切れ味鋭いショット、勝負どころで見せた集中力は、観る者を惹きつけるに十分。タイトル候補としての風格を随所に漂わせる戦いぶりだった。
最終日は、まさに“コースが牙をむいた”一日。3オーバー、首位と3打差の位置から15組でスタートした下室選手は、強烈な風が吹き荒れるタフコンディションの中、3バーディー・2ボギー・1ダブルボギーの73でまとめ、通算4オーバーでホールアウト。最終組の結果を待つ展開となったが、あと一歩届かず3位で大会を終えた。
「昨日と今日で、まるで別のコースみたいだった」と本人が語るほど、風は選手たちを容赦なく飲み込んだ。それでもスコアを崩さず戦い抜いた姿からは、今年の関西王者らしい底力が滲み出ていた。
「この風の中でこのスコアは、自分でもよくやったと思う。耐えるところは耐えたし、出し切ったつもり。でも、やっぱり悔しいですね。失敗もあったし、まだ足りない部分が多すぎる」
その“悔しさ”の奥には、明確な理由がある。優勝者には、来年・地元兵庫県の宝塚ゴルフ倶楽部で開催される日本女子オープンの出場資格が与えられる。ホームエリアで挑めるビッグタイトル。逃した悔しさは計り知れない。
そんな下室選手の戦いを背中で支えているのが、REVEシャフトだ。
ドライバーとフェアウェイウッドにはリボルバーR、ユーティリティとアイアンにはI.Elevation50Sを装着。軽快な振り抜きと強靭なしなり戻りが、強風下でも球を押し込む力強い弾道を生み出す。“信頼できる相棒”として、下室選手の戦いを確実にサポートしている。
今回のレイヴァーマガジンでは、惜しくも3位に終わった日本女子ミッドについて、そしてREVEシャフトへのこだわりを、下室舞弥本人にじっくりと語ってもらった。
来年、彼女が“取り返すべき舞台”はすでに定まっている。ここから始まる再挑戦の物語に、期待せずにはいられない。

悔しさと収穫──日本女子ミッドアマ3位の直後に抱いた想い
―まず今回の日本女子ミッドアマ3位という結果を、どのように受け止めていますか?大会を終えた直後の率直な心境をお聞かせください。
下室舞弥選手
満足している所もあるのですが、優勝を目標にしていたのでやっぱり悔しいです。
―関西女子ミッドから連戦での全国大会でしたが、どんな気持ちで芦原GCの舞台に乗り込んだのでしょうか?
下室舞弥選手
10月から思うことですが、「あれからもう1年か」という感覚。あっと言う間に時間が過ぎたなあと思います。今年こそは!と気が引き締まる思いになります。
―最終日は「まるで別のコース」とおっしゃっていましたが、強風の中で特に意識したことや、ゲームプランの変化はありましたか?
下室舞弥選手
私の中で大きな変化はないのですが、打つ時のリズムはより一層気をつけました。
―最終日は3バーディー・2ボギー・1ダブルボギーのラウンドを73でまとめました。タフな状況でも崩れなかった要因は何だと感じていますか?
下室舞弥選手
マネジメントを徹底した結果だと思います。ダブルボギーは1打くらいは減らす事ができたなと思う事があるので、悔しい思いも残ります。
―優勝すれば日本女子オープンの切符を手にできる一戦でした。惜しくも届かなかった結果に、どんな感情や思いが湧き上がっていましたか?
下室舞弥選手
悔しいの一言ですが、女子オープンの最終予選に出場の権利が貰えたので、そこに向けて頑張りたいです。
―来年の日本女子ミッドの舞台は京都・日清都カントリークラブです。再び関西での開催になりますが、来年に向けてすでに取り組んでいることや強化したい部分はありますか?
下室舞弥選手
飛距離アップもしたいのですが、まずは正確性のあるショットが打てるようにスイングを見直して行ければと思います。
強風との戦い、クラブセッティング、そしてREVEシャフトへの信頼
―今回もドライバーとFWにREVOLVER R、UTとアイアンにI.Elevation50Sを使用されていましたが、この組み合わせにしている理由を教えてください。
下室舞弥選手
この軽さが私のスイングに合っていると思ってこの組み合わせにしてます!
―REVOLVERは先端部にチタンを搭載することで剛性を高め、男子プロでも振り切れる40g台という軽量帯を実現した、“軽さ”と“伝達性能”を両立した人気モデルです。本来ドライバー用として設計されたこのシャフトをフェアウェイウッドに組み合わせることで、どのようなメリットがありますか?
下室舞弥選手
思い切って振っても変に捕まった球にならないところが、ヘッドスピードがあがり飛距離に繋がっている感じがします。
―UTとアイアンには「I .Elevation50S」を装着。I .Elevationは、スチールシャフトに匹敵する安定した飛距離と方向性を持ちながら、カーボンならではの軽さを活かし、高弾道で打ち出せるという利点を併せ持つ、次世代のアイアンシャフトです。このシャフトをUTにも使用していますが、I .Elevationの最大の魅力はどの点にあると感じますか?
下室舞弥選手
飛ぶUTに仕上がっています!そして止まる。そこが私は好きです。
―強風の中でも“球を押し込めた”という表現が印象的ですが、REVEシャフトが特に助けてくれたショットや場面はありましたか?
下室舞弥選手
17番のショートホールですね。160ヤードを5Wで打ったのですが、ピンを指して打っていけた時が強いな!と思いました。
―ご自身のスイングに対して、REVEシャフトのしなり戻りや振り抜き感は自分のどんな影響を与えていると感じていますか?
下室舞弥選手
どんな場面でも集中力を切らさずにスイングする事ができていると感じます。
―来年“取り返す舞台”に向けて、シャフト選びやクラブセッティングで考えていること、さらにREVEシャフトに期待していることがあれば教えてください。
下室舞弥選手
特に変化することは予定してないですが、来年も引き続き一緒に戦っていきたいです!






