次なる挑戦へ!石田可南子プロが語る2026年の決意

–Professional Golfer Information
「崩れないゴルフ」でまずは
ステップ・アップ・ツアー優勝を目指す
2025年シーズンを終え、女子ゴルフ界でその名を轟かせた石田可南子プロ。ステップ・アップ・ツアーで安定した成績を収め、レギュラーツアーでも存在感を発揮した彼女のゴルフは、「堅実」そして「崩れない」という言葉が最も似合う。遅咲きの花が開花した2025年の軌跡を紐解き、2026年シーズンへの期待を探る。
2025年、石田プロはステップ・アップ・ツアーで着実な歩みを見せた。シーズン序盤、ルートインカップ10位タイ、ユピテル静新レディース9位タイと、上位に顔を出す。シーズン後半には、地元の兵庫県開催となったSkyレディスABCで3位タイ、続くECCレディスでも4位タイと、惜しくも優勝には手が届かなかったものの、その存在感を際立たせた。
出場17試合中、予選落ちはわずか4試合。年間トップ10回数は5回を数え、ランキング11位。賞金ランキングも18位(6,667,533円)と、年間を通して安定した成績を残すことに成功した。
石田可南子プロのゴルフを特徴づけるのが、驚異的な数字に裏打ちされた安定感。ダブルボギー率は0.5787。ステップ・アップ・ツアー出場選手の中で2番目に少ないこの数字は、彼女が致命的なミスをほとんど犯さない選手であることの証。さらにフェアウェイキープ率も10位という高さを誇る。全選手中でダブルボギー率が2番目に低く、フェアウェイキープ率が10番目に高い選手。この記録は、石田可南子プロがいかに安定感の高いプレースタイルを持つかを物語る。ティーショットの方向性と再現性を重視し、フェアウェイを外すリスクを最小限に抑えることで、トラブルに陥る場面が少ない。その結果、OBやペナルティなどの大きなミスが少なく、スコアを大きく崩す要因となるダブルボギー以上を回避しているといえるだろう。
また、彼女は状況判断力とコースマネジメント能力に優れ、無理にピンを狙わず、安全なルートを選択してボギーで止める冷静さも持ち合わせる。仮にフェアウェイを外しても、ラフやバンカーからのリカバリー力が高く、グリーン周りのアプローチやパッティングでスコアをまとめる守備力は特筆もの。このようなプレースタイルから、石田可南子プロは爆発的なスコアで一気に抜け出すタイプというよりは、予選落ちが少なく、常に安定して上位に顔を出す選手像が浮かび上がる。堅実さと再現性を武器に、ツアーを通じて安定した成績を残す「崩れないゴルフ」をまさに体現する選手と言えるのではないだろうか。
2025年シーズンはレギュラーツアーにも3試合出場。特に「北海道 meiji カップ」では16位という好成績を残し、2024年にレギュラーツアーで予選落ちが続いた過去を払拭した。出場試合数自体は少なかったものの、最高峰の舞台でも十分に戦えるポテンシャルを証明したと言える。
安定感を支えるギアにも注目したい。ドライバーに使用するシャフトはREVEの「VERSION5」。このチョイスが、フェアウェイキープ率10位という高さと、ダブルボギー率2位という低さを力強くサポートしているのは間違いない。
プロテスト9回目の挑戦となった2023年に合格した遅咲きの実力者。彼女のゴルフには、決して諦めない強い意志と、地道な努力の積み重ねが息づいている。2026年シーズン、石田可南子はどのような戦いを見せるのか。彼女の「崩れないゴルフ」がどこまで通用するのか、そのプレーから目が離せない。
今回は、そんな石田可南子プロに2026年シーズンに賭ける抱負を聞いた。
試行錯誤の2025年から見えた確かな手応えと、2026年への進化
――2025年シーズンはステップ・アップ・ツアーで安定した成績を収め、レギュラーツアーでも手応えを感じられた一年だったと思います。改めてこの一年を振り返って、最も大きな収穫は何でしたか?そして、2026年シーズンに臨むにあたって、今どのような抱負と意気込みをお持ちでしょうか。
石田可南子プロ
2025年シーズン序盤は予選落ちから始まり、決して良い状態でプレーしているわけではありませんでした。2025年から石井雄二コーチを師事していて、試合での結果やスタッツなど、ゴルフをより良くするために話し合いを重ね、取り組みやクラブなどのアドバイスをもらいながら試合に出場していました。6月頃からその成果が出始めて、夏以降の安定したプレーに繋がったと思っています。2026年はもっと数字にこだわって、自分の弱点を克服しながら優勝争いをたくさんできればと思っています。
――2025年にはレギュラーツアーで16位という好成績も残されました。まさに、最高峰の舞台で戦える手応えを感じられたのではないでしょうか。2026年シーズン、レギュラーツアーでの具体的な目標として、どのくらいの出場試合数、あるいはどのような成績を目指していますか?また、その目標達成のために特に強化したいと考えている部分はありますか?
石田可南子プロ
2026年も主戦場はステップ・アップ・ツアーになるので、レギュラーツアーの出場はかなり限定的になります。マンデーなどからチャンスを掴みたいと思います。レギュラーツアーの自己最高成績が2024年フジサンケイレディスの14位タイなのでその成績を上回れるように頑張りたいです。その目標達成のためにはパッティングを強化したいと考えています。パーオン時の平均パット数が1.8を切れるようにしたいです。

「曲がらない」を支えるREVEシャフト「VERSION5」と、
堅実なゴルフスタイルの真価
――ドライバーシャフトには、REVEの「VERSION5」を採用。40g台という軽量設計でありながら、REVEシャフトの代名詞である鋭いしなり戻りはそのままに、トルク5を最大限に活かしたチューニングが施されており、インパクトをオートマチックに安定させやすい点が魅力の人気モデルです。しなり戻りの速さによる高い飛距離性能に加え、再現性の高さから生まれる方向安定性も兼ね備えており、安定したドライバーショットを支えてくれます。数あるシャフトの中で、この「VERSION5」を選ばれた決め手はどこにあったのでしょうか。また、ご自身が大切にされている「堅実でステディー」なゴルフスタイルと、どのような点でマッチしていると感じていらっしゃいますか。
石田可南子プロ
いちばんの魅力はシャフトのしなりにムラがないことです。試合中、力が入る場面やプレッシャーを感じるティーショットが多くありますが、しなりが安定しているのでそういう場面でも同じようなリズムでスイングできるところがこのシャフトを気に入っている理由の1つです。
――REVEのシャフトがフェアウェイキープ率の高さやダブルボギー率の低さに貢献していると思われますが、実際にREVEのシャフトがご自身のプレーにどのような良い影響を与えていると感じますか?特に、方向性と再現性の向上について詳しくお聞かせください。
石田可南子プロ
ティーショットに対する安心感があります。終盤の疲れが出てくる場面でもしっかりボールが上がってキャリーが出るので、シャフトにすごく助けられているなと感じます。
ダブルボギーを打たない思考法――
数字で磨く勝負力と次なる挑戦
――石田プロのゴルフは「堅実」そして「崩れない」と評されていますが、このプレースタイルを確立する上で最も大切にしてきたことは何でしょうか?また、スコアを大きく崩さないための、石田プロ流のコースマネジメント術があれば教えてください。
石田可南子プロ
基本的にニアサイドには打たないように気をつけています。パーオン2パットのパーというゴルフを淡々とこなすようにしています。自信がある距離やクラブの時だけピンに向かって打ちます。
――ダブルボギー率0.5787という驚異的な数字は、危機管理能力の高さを示しています。プレッシャーがかかる状況や、思わぬトラブルに見舞われた際に、冷静な判断を下し、ボギーで収めるために意識していることはありますか?
石田可南子プロ
トラブルになった時、ボギーオンをするように心がけてプレーしています。ミスショットをした時点であまり流れは良くないので、良い意味でそのホールは諦めます。
ミスにミスを重ねないように、迷ったときは確率の高い方のショットを選ぶようにしています。
――本格的にレギュラーツアーでの活躍を目指す2026年シーズンに向けて、オフシーズンのトレーニングや練習で特に力を入れたいと考えていることは何ですか?技術面、体力面、精神面で具体的な取り組みがあれば教えてください。
石田可南子プロ
2025年のデータを分析すると、フェアウェイキープ率、パーオン率が良いのに対してパターのスタッツが悪いのが目立ちます。このオフはパッティング強化に力を入れています。特に距離感を合わせることが不得意で、その原因が芯に当たるか当たらないかだと自己分析しました。自宅ではREVEのフォーカススティックで芯に当てて打つ練習を毎日やっています(笑)。
――最後に、石田プロの活躍を楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いします。そして、2026年シーズン、私たちは石田プロの注目ポイントを教えてください。
石田可南子プロ
今年の目標はステップ・アップ・ツアー1勝です!曲がらないドライバーを武器に優勝争いがたくさんできるように頑張りますので応援よろしくお願いします!





