2020.06.18

西木裕紀子プロ 人気ゴルフ番組「ゴルフサバイバル」で初出演初優勝!

優勝を支えた安定感抜群のドライバーのシャフトは REVEチタニウムボロン・バーン!


Professional Golfer Information
2010年プロテストに合格、その後ステップ・アップ・ツアーを中心に試合を重ね、2014年の「うどん県レディース金陵杯」、2016年の「ECCレディス ゴルフトーナメント」でそれぞれ優勝し、関西を代表する女子プロゴルファーとして人気急上昇中の西木裕紀子プロ。2019年はLPGAツアーにフル参戦し、国内賞金ランキングは81位ながら大幅に飛距離アップしたドライバーショットとキレのあるアイアンショットで多くのファンを魅了した。
2020年シーズンはステップ・アップ・ツアーで再起を図る予定だったが、新型コロナウイルスの影響により試合の中止が相次ぎ、オフシーズンに励んだトレーニングの成果を発揮することはできていない。ただ、そんななかでも輝きを見せてくれたのが新型コロナウイルス感染拡大前に収録・出演したゴルフ番組「ゴルフサバイバル」(毎週金曜日21:00~22:00にBS日テレで放送)で、4月の陣に出演し見事優勝を飾った。クラブセッティングのほとんどがREVEということで、REVEファンにとっても嬉しい優勝となったが、そんな西木裕紀子プロに優勝の喜びを聞いてみた。

西木裕紀子プロ


 

この番組での優勝は試合で勝ったのと同じくらい嬉しかったですし、自信にもつながっています。

―2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で試合が全くない状況ですが、西木プロはどのように過ごされていますか?
 

西木裕紀子プロ 
いつでも開幕を迎えられるように練習は続けています。ただツアー開幕の先行きが見えない状況なので、正直なところモチベーションはあまり上がってはいません。普段は試合会場のコースを想定して練習したりするんですが、そういったことが全くできないので、シーズン中のような密度の練習内容とはいえないですね。
 

―本来2020年シーズンはQTランキング130位ということで、ステップ・アップ・ツアーが主戦場になる予定でしたが、やはりプロとして試合がしたいですよね。
 

西木裕紀子プロ 
もちろんです。昨年シーズンが終了して今シーズンに向けてつらいトレーニングや練習に取り組んできましたので、やっぱり試合で戦いたい気持ちでいっぱいです。
 

―そんななか日本全国から女子プロ10名を集め、月に一度開催されるBS日テレでの人気番組「ゴルフサバイバル」4月の陣に出場され、見事優勝。賞金100万円も手にしました。優勝の感想は?
 

西木裕紀子プロ 
収録時の調子は悪くなかったので、いい勝負はできるかなとは思っていました。ただ1ホールごとにスコアの悪い選手から1人ずつ脱落していくわけですから、ボギーは絶対打てないというプレッシャーは相当なもの。今回初めて収録に参加させていただいたのですが、優勝が決まった時はすごく嬉しかったですね。
 

―テレビ番組とはいえ、1H毎に最もスコアの悪い選手が脱落するシュートアウト方式。1打のミスが命取りとなる過酷な戦いでした。
 

西木裕紀子プロ 
すごく緊張しました。かなり人気が高い番組ですので、周りにも視聴者が多いんです。出演が決まって周りの方にその話をすると「毎週見てるから応援するよ!絶対優勝してね」って声がすごく多くて(笑)。そのプレッシャーもあって実は序盤はガチガチでプレーしてたんですよ。
 

―4月の陣には西木裕紀子プロのほか、井上りこ、大津くるみ、小貫麗、木下彩、常文恵、鈴木愛沙美、高橋清、松原果音、山口史恩の各選手が出演。こういったシュートアウト方式では自分のプレーをするだけ・・・というわけではなく、他の選手との駆け引きのようなものも必要。勝ち残るために心掛けていたことは?
 

西木裕紀子プロ 
まずはボギーを叩かないこと。確実にパーを取ることに徹しました。ただ後半になるとその日、調子が良い選手が残っていくので、ホールによっては積極的にバーディを狙いに行く場面もありました。
 

―ポイントになったホールは?
 

西木裕紀子プロ 
バーディは3つ取れていたんですが、それよりもポイントは3番パー3のナイスパーセーブ。このホールのグリーンはすごく難しくて、ワンオンはできましたが、上り15mのバーディトライになりました。思い切ってカップを狙いにいったんですけど、残念ながらこれは入らずで「パーならしょうがないか」と思いつつボールの方へ向かうと、残り1m強なんですが、強烈な下りの速いパーパットが残っていたんです。カップを外したらダブルボギーもあるぞ、くらいの下り。慎重にラインを読んでパッティングした結果、なんとか沈めることができて、パーでホールアウト。このパッティングが勝因ですね。
 

―かなり難しそうなパーパットになりましたね。
 

西木裕紀子プロ 
あの日、一番緊張した1打です(笑)
 

―テレビ番組とはいえ、ガチンコ勝負。そんななかで勝ち切ったのは自信にもつながるのでは?
 

西木裕紀子プロ 
そうですね。今は試合はありませんが、オフのトレーニングなど、ちゃんと準備はできていたんだなって、少し安心しました。
 

―番組終わりには、テンポの良さを強調していたのですが、ドライバーが安定していたのも印象的でした。
 

西木裕紀子プロ 
ドライバーの調子は今までにないくらい良かったですね。
 

―2019年シーズンはレギュラーツアーフル参戦した結果、賞金ランキング81位と色々と迷いがあったり落ち込んだりした時期もあったと思いますが、この優勝がまた今後の試合でのいいきっかけになりそうですね。
 

西木裕紀子プロ 
この番組での優勝は試合で勝ったのと同じくらい嬉しかったですし、自信にもつながっています。このシーズンオフはトレーニング面や体重の付け方を変えたりして、不安な面もあったんですが、こうして結果が出ると準備も間違っていなかったんだなって思うことができましたね。
 


これだけしなりますから飛距離は文句なし。実は収録の直前から使用しはじめたんですが、思い切って振りにいっても曲がらないので、すごく良い感覚でスイングできていました。

 

―クラブセッティングのほとんどをREVEで占めている西木裕紀子プロですが、安定感抜群だったドライバーのシャフトはどのモデルを使用していたんですか?
 

西木裕紀子プロ 
チタニウムボロン・バーンなんです。
 

―チタニウムボロン・バーンはREVEのなかでも最軽量で、最もしなりの大きいモデル。プロが試合で使用するというのは意外な感じがするのですが、このシャフトの魅力は?
 

西木裕紀子プロ 
これまでリボルバーのRRというリボルバーでは一番柔らかいスペックを使用していたので、バーンのしなりの大きさもそんなに違和感はなかったんです。バーンは柔らかいながらも、切り返し後の戻りも速くて、ダウンスイングでヘッドスピードを上げてくれる感覚があるので、すごく打ちやすいですね。
 

―もともと柔らかさをスピードに変えるモデルとして高い人気を誇るモデルなのですが、飛距離や方向性はどう感じていますか。
 

西木裕紀子プロ 
これだけしなりますから飛距離は文句なし。実は収録の直前から使用しはじめたんですが、思い切って振りにいっても曲がらないので、すごく良い感覚でスイングできていました。とりたててスイングを合わせることもなく、収録にも安心して臨めました。
 

―ツアーもそろそろ再開の噂も聞かれてきました。かなりの数の試合が中止となってしまいましたが、残りシーズン、どんな戦いを見せてくれますか?
 

西木裕紀子プロ 
バーンとの相性もバッチリですし、再開が本当に楽しみ。もちろん試合でやることは同じなので、サバイバルで結果を出せたように自分のやれることさえやれば結果につながると信じて、準備していきたいと思っています。
 

―最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
 

西木裕紀子プロ 
試合が始まるまでしっかり準備をして、ツアーが始まればいい結果を出せるように全力で頑張っていきたいと思います。大変な時期ですが、読者の皆さんも体調にはくれぐれも気を付けてください。応援よろしくお願いします!
 
 

Profile


<西木裕紀子プロ(にしき ゆきこ)>
1991年9月21日生まれ、神戸市出身。父親とゴルフ練習場へ行ったことがきっかけで10歳からゴルフを始める。中学校卒業後、岡山県の作陽高校に進学して、ゴルフ部に所属。学生時代は2008年の「全国高等高校ゴルフ選手権」にて団体優勝。2010年のプロテストに合格したのち、ステップ・アップ・ツアーを中心に参戦。2014年のステップ・アップ・ツアー「うどん県レディース金陵杯」で優勝してプロ初タイトルを獲得。2016年の「ECCレディス ゴルフトーナメント」で優勝して同ツアー2勝目を飾る。