中野恵里花選手 ドライバー・FWをリボルバーに替えてともに飛距離が10Yアップ!
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2019年4月、兵庫県・花屋敷GCよかわコースで開催された「スタジオアリス女子オープン」初日に3バーディ・1ボギーの70をマーク、首位に2打差の5位スタートというド派手なツアーデビューを果たした中野恵里花選手。日本人初のツアーデビュー戦優勝はならなかったが、全国のゴルフファンをうならせる見事な戦いぶりは話題を呼んだ。京都生まれ・京都育ちの京美人ということもあり芸能事務所にも所属する注目株のひとりで、学年はひとつ上ではあるが、2000年生まれのプラチナ世代。ポテンシャルの高さは実証済みで、今後女子ツアーをけん引する選手へと成長する可能性を秘めている。そんな中野恵里花選手もREVEシャフト手にして、スイングスピードがアップし、飛距離・安定感ともに向上した選手のひとり。2021年プロテスト合格へ向けてトレーニングを重ねる中野恵里花選手にREVEシャフトの魅力を聞いてみた。
中野恵里花選手
プロテストが延期になって残念な気持ちはありますが、この期間中にドライバーの飛距離を伸ばしたり、アプローチの技術を磨いたり、技術を向上させる時間が増えているので、前向きに捉えて準備しています。
―なんといっても中野恵里花選手で印象深いのが、2019年のLPGAツアー「スタジオアリス女子オープン」。高校卒業後の2018年はステップ・アップ・ツアーに出場して3位の実績もありますが、翌年4月のスタジオアリスで繰り上げでのツアー初出場でありながら初日を首位に2打差の5位スタート。ツアー初出場初優勝への期待も膨らんだ華々しいデビューとなりました。
中野恵里花選手
メディアで報じられたこともあり、かなり反響は大きかったですね。2日目は周りの方々が応援に駆けつけてくださったりして、すごく励みになりました。スタジオアリス女子オープンを開催する花屋敷GCよかわコースはアマチュア時代に本選に出場したこともありますし、マンデートーナメントにも何度も出場したりして、慣れたコース。プロとしてツアー初出場ではありましたがある程度戦えるという自信は持っていました。ただ2打差の5位スタートというのは自分でも正直驚きました。
―緊張は?
中野恵里花選手
初日はとにかくがむしゃらだったので緊張はなかったのですが、2日目は最終組とも近いスタートだったのでかなり緊張はありましたね。
―その後も2019年はワールドレディスチャンピオンシップ、サントリーレディス、アース・モンダミンカップと大きな試合に出場して、経験も積みました。2020年はプロテスト合格への自信もついてきていたと思いますが、新型コロナウイルスの影響でプロテスト自体が延期され、2021年の開催となってしまいました。
中野恵里花選手
2次からの受験ですので本来10月・11月にピークを持ってくるように準備をしていて、調子も上がっていたので、合格への自信はありました。それだけに延期になって残念な気持ちはありますが、この期間中にドライバーの飛距離を伸ばしたり、アプローチの技術を磨いたり、技術を向上させる時間が増えているので、前向きに捉えて準備しています。
―自粛期間もありましたが、現時点で2020年開催された女子ツアーは「アース・モンダミンカップ」のみ。試合やテストがない今、どのように過ごしていますか?
中野恵里花選手
とにかく練習をするしかないので、コースでのラウンドを増やしました。週4回くらいのハーフラウンドで実践的な練習を積んでいます。あとはトレーニングを増やして、体幹を強くしたりスタミナづくりに時間を費やしていますね。スイング改造にも取り組んでいるので、こちらの調整も順調に進めることができています。
―アース・モンダミンカップで戦っている選手を見ると、試合がしたくなるのでは?
中野恵里花選手
ホントそうなんです!とにかく試合に出場したいですね。
リボルバーを使うようになってパー5では積極的に2オンを狙えるようになりました。
―そんな中野恵里花選手も最近、REVEシャフトを使用しているそうですね。
中野恵里花選手
そうなんです。ドライバーとフェアウェイウッドの#3、#5にリボルバーをそれぞれ組んでいます。
―きっかけは
中野恵里花選手
コーチである花ヶ崎さんが使っていたのがきっかけ。スイング改造に取り組んでいる時に、そのスイングにマッチしているシャフトはこれじゃないかということで推薦いただいて。それがバチっとはまりました。
―強烈なしなり戻りが特長のリボルバー。男子プロでも打てる40g台をコンセプトに開発されたシャフトです。ドラコン選手も愛用していて、大きくしなってもダウンスイングでスピードを上げてボールを確実にヒットさせる人気モデルですね。
中野恵里花選手
初めて打った時は、これまでにない不思議な感覚だったんです。それまでもう少し重くてしなりの少ないシャフトだったので、ワッグルした時は正直、ダウンスイングでヘッドが遅れてくるんじゃないかって不安しかなかったんです。
―実際スイングしてみると?
中野恵里花選手
それがしっかりとヘッドがインパクトでベストポジションに戻ってくる。実際柔らかいシャフトですし、ちょっと信じられなかったですね。
―軽量で、しかもそれだけしなり戻りが良ければヘッドスピードも上がっているのでは?
中野恵里花選手
1~2m/sは間違いなく上がっています。飛距離はドライバー、フェアウェイウッドのどちらも間違いなく10ヤードは伸びていますね。
―10ヤードですかぁ。それはすごい!
中野恵里花選手
普段ラウンドしているコースでも攻め方がかなり変わりました。特にパー5。これまでできなかった2オンが可能になってきましたので、積極的に狙うようになっています。これまで敢えてサードショットを100ヤードを残すためにセカンドでUTを使ったりしていたのですが、リボルバーを使うようになってからはセカンドをフェアウィウッドで2オン狙い。例え届かなくても長くても残り40Y、50Yくらいなのでバーディ率が高まっています。それにパー4でも第1打で飛距離を稼げるようになってきましたので、ボギーも少なくなってきました。
―方向性は?
中野恵里花選手
直進性が高いのでフェアウェイキープ率もかなり上がっていると思います。長いパー3を少し苦手にしていたんですけど、リボルバーのフェアウェイウッドを使うことでピンを狙えるようになっています。
―REVEといえばカモフラのデザインというイメージですが、中野恵里花選手はデニム生地をデザインしたデニムカラーをチョイスしているんですね。
中野恵里花選手
そうなんです。構えた時に気になりませんし、おしゃれで気に入ってるんですよ。
―新しい武器を手にしたことで、プロテスト合格へ良い環境が揃ってきましたね。
中野恵里花選手
はい、次のテストでは自信を持って挑むことができると思います。
―プロテスト合格以降の目標というのは?
中野恵里花選手
QTでレギュラーツアー出場権の獲得、そしてシード権はもちろん将来的に賞金女王を獲ることが目標です。
―REVEシャフトはどんなアマチュアゴルファーに使ってもらいたいですか?
中野恵里花選手
力みながら腕の力でスイングするアマチュアの方が多いと思うんです。もともと私も体のターンを使わずに、腕や手首を使って力んで飛ばすタイプのゴルファーだったのですが、リボルバーを使うようになってからは体のターンと体重移動を使って楽に飛ばせるようになってきました。私のように腕の力に頼っているようなアマチュアの方には特におすすめしたいですね。きっと楽に飛ばせるようになるはずですよ。
Profile
<中野恵里花(なかの えりか)>
2000年1月25日生まれ、京都府宇治市出身。9歳からゴルフを始め、2011年「LPGA全日本小学生トーナメント」優勝、2014年「日本ジュニアゴルフ選手権競技女子12歳~14歳の部」4位などジュニア時代から輝かしい戦績を残す。龍谷大学付属平安高等学校卒業後、心理学を学ぶため龍谷大文学部哲学科に進学。ゴルフに専念するため現在は休学中。プロデビュー戦となった2019年4月の「スタジオアリス女子オープン」では初日を首位に2打差の5位Tという成績を残し、デビュー戦Vへの期待が膨らむ好スタートで一躍注目を集めた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、2021年以降の実施となったJLPGAプロテスト合格へ向け日夜努力を続けている。