2020.08.17

佐野愛選手 バーンを使用し、ドラコン競技初チャレンジで初優勝を飾る!


–Professional golfer information
「新型コロナウイルス感染症」拡大に伴い、5月まで開催を自粛してきたLDJ(Long Drivers of Japan)だが、イベント開催制限緩和に基づき2020年7月4日(日)、山口県山陽小野田市の朝陽カントリークラブにて「LDJ日本大会出場選手選考会山口大会」を開催した。
日本各地から飛ばし自慢達が集結し、「飛距離ナンバー1」の座をかけて、熱い戦いが繰り広げられるドラコン競技。この日本大会出場選手選考会山口大会にも多くの飛ばし屋が出場して飛距離を競い合ったが、女性部門の「Women’s Division」に彗星のごとく現れ、優勝を飾ったのがREVEファミリーの1人である佐野愛選手。
これまでLPGAプロテスト合格を目指し、日夜努力を重ねてきたが、その類まれな飛距離を活かすべく、ドラコン競技にチャレンジ。2019年にはドラコンプロのライセンスを取得、そしてデビュー戦優勝の偉業を成し遂げた。
佐野選手を優勝へと導いたシャフトはもちろんREVEで、数あるモデルのなかでも最もしなり戻りが大きいとされる「チタニウムボロン バーン」(Z1)をメインに使用。最近ツアー選手の使用率も急上昇の人気モデルで、超軽量ながらも安定した軌道と当たり負けしないしっかり感を併せ持つシャフトだ。また状況によってはリボルバーも使用するという。
今回、REVEシャフトを武器に見事優勝を飾った佐野愛選手に、REVEシャフトの魅力、ドラコンとプロテストへかける思いを聞いてみた。

佐野愛選手


 

圧倒的な飛距離でLPGAプロとの二刀流を目指す。
バーンはシャフトにスイングを合わせることなく、楽に飛距離が出せるシャフト。軽量なのでヘッドスピードも上がっていますし、自信を持って振りにいける

 

―LDJ日本大会出場選手選考会山口大会、優勝おめでとうございます。佐野愛選手にとってドラコン初チャレンジ初優勝となりました。まず優勝の感想を聞かせてください。
 

佐野愛選手
初めてのドラコン競技ということで、とにかく緊張してしまって(笑)。ただ出場している女子選手の皆さんにREVEファミリーの方も多く、そういった面では安心感もあり、「いつもどおりのスイング」を心掛けてのチャレンジでした。でもいざ競技となると、やっぱり緊張はすごくて、とにかく打ったボールを「枠に入れなきゃ」って感じでした。優勝はもちろん嬉しかったのですが、まず記録を残せたことにほっとしましたね。
 

―選考会大会とはいえ、強豪選手の齊藤かおり選手、木下未来選手らも出場。そんな大会での優勝はとても価値があると思います。記録の283ヤードに満足は?
 

佐野愛選手
2位の齊藤選手とは10ヤード少し差がありましたし、もちろん満足しています。ただ初めての挑戦ですし、私がどれだけやれるのかもわからないので、まだまだ上を目指していかないといけないと思っています。
 

―もともと飛距離には自信があったと思うのですが、その飛距離の源、原動力というのは?
 

佐野愛選手
ゴルフを始めた小学生の頃から飛距離は出せる方でしたので、正直これといった原動力はわからないんです。もちろん飛距離アップのためのトレーニングをしたこともありますが、意識して重点的にすることもなかったので、例えば理論的にこうやって飛距離を出せています、とか説明はできないんですよね。
 

―この先、2020 World long drive championship Japan finalも控えていますし、日本一も見えてきました。
 

佐野愛選手
これまでの日本大会の記録を見ると女子でも300ヤードを超えてくる。私の場合、まだコースでの計測で300ヤードを超えたことがないので、今までのように普段どおりに振っているだけでは勝てないと思いますので、日本大会へ向けてもっとヘッドスピードを上げたり、まだまだ練習しないといけないと思っています。
 

―今回の優勝で使用したシャフトは?
 

佐野愛選手
REVEのチタニウムボロン バーンZ1。長さは47インチです。
 

 

―バーンですか!ここ最近、すごく脚光を浴びているシャフトですね。市販の女性用クラブに装着されているシャフトのような柔らかさでありながらも、軌道にブレがなく、当たり負けしないパワーも秘めたシャフトです。このシャフトの魅力は?
 

佐野愛選手
初めて構えた印象は、正直柔らかいシャフトだなって。どうしても柔らかいシャフトを使うとボールが吹き上がってしまうイメージだったので、そんなボールが出るじゃないかなとも思ったんですが、実際打ってみるとまったく吹き上がらず、シャフトにスイングを合わせなくても、楽に飛距離が出せるんです。当たり負けしませんし、暴れることもない。軽量なのでヘッドスピードも上がっていますし、自信を持って振りにいけています。ここまでしなりで飛ばせるシャフトに出会ったことがなかったので、そのしなり戻りのパワーに驚きましたね。優勝はもちろんバーン効果もあると思います
 

―47インチのドラコン仕様ということで、タイミングを取るのが難しい気がするのですが?
 

佐野愛選手
ドラコンは6球のうち1球でも枠へ入れればいい競技。やっぱりシャフトの長さを活かして、思い切って振りにいくことが大事だと思うんです。シャフトが長くなるとタイミングが取りづらくなるのは事実なんですが、バーンはスイング中にその長さを感じさせない素直さというか打ちやすさを備えています。力が入りすぎてヘッドが遅れそうな時もあるんですが、ダウンスイングでしっかりとスピードを上げてヘッドを戻してくれるので、安心して振りにいけますね。
 

―バーンのほか、リボルバーもドラコン用に用意していると聞いています。リボルバーも人気が高いモデルで、バーンに比べると張りもあり、しっかりした挙動。バーンとの使い分けというのは?
 

佐野愛選手
リボルバーもドラコンには欠かせないモデルです。使い分けは・・・正直その日の気分(笑)。どちらのシャフトも打ちやすくて、飛距離も同じくらいなんです。シャフトによってスイングを変えることもないので、フィーリングで使い分けています。
 

 
 

フェアウェイウッドもリボルバー。狭くて、ミスが怖いホールでのティーショットでも活躍してくれますし、もちろんパー5での2オン狙いでも武器になっています

―佐野愛選手はLPGAプロテスト合格を目指す選手でもありますが、ストロークの試合で使用しているドライバーはドラコンで使用したものとは違うのですか?
 

佐野愛選手
ストロークの試合ではリボルバーSRの45インチを使っています。どうしてもシビアにボールを運ばないといけない局面もありますので、ドラコン用に比べて短めです。
 


 

―REVEシャフトを使うきっかけは?
 

佐野愛選手
コーチである石井雄二さんの薦めです。2年ほど前から使っています。
 

―REVEシャフトを使うようになってラウンドではどれくらいの飛距離アップがありましたか?
 

佐野愛選手
具体的な数字はわからないんですが、圧倒的に伸びたのは間違いありません。実は石井さんに教えを受ける前の3年ほど、ゴルフから離れていたんです。なのでそれ以前の数値と比べることができないので・・・。ただ感覚的に相当伸びたと思います。
 

―ドライバー以外のクラブにも使っているんですか?
 

佐野愛選手
はい、3番、5番ウッドにリボルバーを使っています。この2本もかなり飛んでいて、試合で3番ウッドを使ってティーショットしても同組で回っている選手のドライバーより前にボールがあったりすることも。フェアウェイウッドながら飛距離も稼げるのでお気に入りなんですよ。狭くて、ミスが怖いホールでのティーショットでも活躍してくれますし、もちろんパー5での2オン狙いでも武器になっています。
 

―アマチュアとして出場した2019年兵庫県オープンゴルフレディースでは、ベストアマを獲得。2021年のLPGAプロテスト合格を目指す、いわばドラコン選手との二刀流。プロテストでもその飛距離を活かしたいですね。
 

佐野愛選手
まずドラコン選手として結果を出せたので、次はLPGAプロテスト合格。私の持ち味はやっぱり飛距離なので、この飛距離を活かして、なんとしても2021年のプロテストは合格したいと思っています。
 

―二刀流の効果というのは?
 

佐野愛選手
ドラコンのために全力でクラブを振る練習をするようになったのですが、この効果で体の回りが良くなりました。これまでどうしても全力で振るとスイングがバラバラになるんじゃないかって怖がっていた部分あるんですが、実際やってみるとスイングを壊すどころか、体の動きがスムーズになって、スイングが安定してきました。
 

―プロテスト合格以降の目標というのは?
 

佐野愛選手
合格後はQTを受けることができるので、まずQTでいい成績を残すこと。そしてLPGAツアーでの活躍です。
 

―最後にREVEシャフトはどんなアマチュアゴルファーに使ってもらいたいですか?
 

佐野愛選手
REVEシャフトはたくさんモデルがありますし、きっとどんなアマチュアゴルファーさんでもマッチするモデルはあるはずなんです。フィッティングしていただければ、どなたでも驚くくらい飛距離を伸ばすことができるはず。飛距離に悩んでいる方はもちろん、正確性が欲しい方、曲がりを少なくしたい方、一度REVEシャフトを使っていただければ、きっと悩みが解消されると思いますね。
 


 

Profile


<佐野 愛(さの あい)>
1995年6月23日生まれ、大阪府枚方市出身。ジュニア時代から頭角を現し、2007年全国小学生ゴルフ選手権春季大会2位タイ、2010年関西中学校ゴルフ選手権春季大会優勝、2013年全国高等学校ゴルフ選手権春季大会8位タイなど輝かしい成績を残し、注目される。京都学園高等学校卒業後、プロテストを受験、最終テストまで進むも1打差で不合格。その後、約3年ゴルフと距離を置く。現在は再び、プロテスト合格の目標に向けて邁進、ステップ・アップ・ツアーやミニツアーなどに出場、アマチュアとして出場した2019年兵庫県オープンゴルフレディースではベストアマ。2021年LPGAプロテストを目指す。持ち前の飛距離を活かしドラコン競技にも出場しており、7月4日の「LDJ日本大会出場選手選考会山口大会」で優勝。ツアープロとドラコンプロの二刀流の期待もかかる。