高林由実プロ REVEシャフトを使用することでツアートップクラスの飛距離が蘇る。
–Professional golfer information
しなやかなスイングと171センチの長身から放つ、圧倒的な飛距離でLPGAツアー、ステップ・アップ・ツアーで活躍してきた高林由実プロ。ダイナミックなプレースタイルが特徴で、260ヤードの平均飛距離はツアー指折りのロングヒッターとして名を馳せてきた。そんななか「自分がどれだけやれるか挑戦してみたい」と2018年、韓国女子ツアー・KLPGAの外国籍選手を対象としたインターナショナルQT(クォリファイングトーナメント)を受験。4日間をイーブンパーとして2019年のフル出場権を掴み取った。KLPGAツアーに海外選手が本格参戦するのは初めてのことで、シーズン前の公式記者会見に出席するなど注目を集めた。韓国ツアーに参戦した1シーズンは、「日本では経験できない楽しさがあった」という高林プロ。その経験が自身のスキルへとつながっているのは間違いないだろう。さらに、このほどドライバーにREVEのリボルバー、そしてアイアンには I.Elevationを装着したことで、さらなる飛距離アップと安定度が向上。若手プロにも負けないショットのキレが蘇った。今回、そんな高林由実プロにREVEシャフトの凄さを聞いてみた!
高林 由実プロ
聞き手/編集部
取材地/REVE本社
「アサルト・アタックを使うようになり、これまで使用していたシャフトに比べ飛距離が20ヤード伸びました。それにすごく振り心地が良いので、どんどん振っていけるんです」
――LPGAツアーやステップ・アップ・ツアーで活躍してきた高林由実プロですが、2018年夏に韓国女子ツアー(KLPGA)の外国籍選手を対象にしたインターナショナルQT(クォリファイングトーナメント)を受験、26位の順位で2019年韓国女子ツアーへのフル参戦の権利を取得しました。韓国女子ツアーは外国籍の選手に門戸を開くのが遅く、高林プロが外国籍選手として初のツアーフル参戦となり、話題に。まず韓国女子ツアーQT挑戦を決めたきっかけというのは?
高林由実プロ
もともと日本の試合に出場している韓国人選手と仲が良く、彼女たちが育った韓国ツアーってどんなところなのか?という興味からですね。もちろん世界でも活躍する選手を輩出しているツアーなので、そのレベルの高さを肌で感じたかったですし、実際に出場してみたいという気持ちもどんどん湧いてきたんです。あと韓国料理が好きだったというのもあるんです(笑)。
――QTを26位で見事通過。慣れない韓国でのQT、難しい面もあったのでは?
高林由実プロ
日本と違う部分で驚いたのが、QTにも関わらずスタートがショットガン。出場選手が多いのと気温や天候を平等にするための措置だと思うのですが、ショートホールからスタートすることもあって、言葉もわかりませんし、正直戸惑いましたね。
――2019年は韓国女子ツアーにフル参戦に近い出場数。率直に韓国女子ツアーはどんな場所でしたか?
高林由実プロ
とにかくショットのレベルの高さ、ショット力の高さに驚きました。どの選手もスイングがとてもきれいで、機械のように精密な動きをします。飛距離も出ますし、ピンをデッドに狙いにいくプレースタイルの選手も多く、想像以上にレベルが高いツアーでしたね。
――高林由実プロといえばツアー選手のなかでもトップクラスの飛距離。韓国選手たちの飛距離は日本ツアーと比べ、いかがでしたか?
高林由実プロ
先日開催された全米女子オープンで優勝したキム・アリム選手は飛ぶことで知られているのですが、同じ試合に出場した際に見た彼女のショットには衝撃を受けましたね。「こんな選手がいるんだぁ」っていうくらいすごい飛距離で・・・。韓国ツアーは飛距離も出せないと勝てないツアーだって感じました。
――そんな高林由実プロですが、2020年秋からREVEシャフトを使うことになったそうですね。ドライバーに使用しているシャフトのモデルとフレックスを教えてください。
高林由実プロ
アサルト・アタック50のRです。
――アサルト・アタックといえば業界初のニッケルボロン採用のシャフトとして大人気のモデル。70tカーボンシートをフルレングスに使用し、名器インパクトボロン・リボルバーの性能をそのまま継承、さらに叩けるハイスピードシャフトとして誕生しました。先端部にニッケルをバインドすることにより、強烈なパワーに当たり負けしない強度とハイスピードの加速を兼ね備えた、さらなる飛びを実現するシャフトです。初めて打った際の印象は?
高林由実プロ
これまで使用していたシャフトに比べ、飛距離が20ヤード伸びました。正直、すごくびっくりしましたね。それにすごく振り心地が良いので、どんどん振っていけるんです。ここまで振り心地が良いのは初めての感覚で、とにかく楽に振って飛距離が出せるシャフトだという印象です。
――軽量かつ柔らかさに違和感はありませんでしたか?
高林由実プロ
これまでは軽くて柔らかいシャフトは曲がるというイメージを持っていたこともあって、重くてハードスペックのシャフトを使用していました。ですがアサルト・アタックは軽量でありながらもコントロールしやすいですし、曲がることがほとんどありません。すごく扱いやすくて振り心地の良さを感じています。柔らかいシャフトのイメージがまったく変わりましたね。
――振り心地の良さというのは重要ですよね。
高林由実プロ
そうなんです。素振りの時点で振りやすい感覚はあったのですが、実際ここまで飛距離が伸びたのは衝撃のひとこと。なおかつ方向性も良く、軽量なので疲れない。無理することなく自分のリズムで飛距離を伸ばせるなんて、理想的なシャフトと巡り会えた感覚です。
――アイアンには I.Elevationを装着。こちらはいががですか?
高林由実プロ
初めてカーボンを使ったんですが、「こんなに楽にゴルフをしていいんだ」って感じですね。重量のあるスチールは直進性が高くて、確かにターゲットを狙いやすいんですが、 I.Elevationは弾道が高いうえに飛距離も出せて、なおかつブレが少なくスチール並みに直進性がある。つまりボールを高弾道でピンを狙えるシャフトということ。しかも軽量なので疲れない。ゴルフが簡単になったような気がします。
――カモフラのデザインはいかがですか?
高林由実プロ
今まで見たことないデザインで、すごくおしゃれ。もともとピンクが好きなのでウッド、アイアンともにピンクのカモフラで統一してるんです。ラウンド中も気分をアゲてショットできますよね。
――REVEシャフトはどんなアマチュアの方に使ってもらいたいですか?
高林由実プロ
フックやチーピンで悩んでおられる方を見ていると、ご自身のスイングよりもかなり硬いシャフトを使っているケースが多いんです。もっとシャフトのしなりを感じてヘッドを走らせていただく感覚を覚えていただいて、ヘッドが走る感覚が飛距離を生み出すことに気付いていただきたいんです。REVEシャフトは柔らかくても、柔らかさから左へ飛ぶことはありませんので、特にそういった方はREVEシャフトをお使いいただきたいですね。
――高林プロもこれからまだまだ飛距離が伸びそうですね!
高林由実プロ
これだけ楽に飛距離を伸ばせるシャフトに巡り合えたわけですから、あとは自分自身の腕次第。使い込んでいくうちに飛距離もまだまだ出そうですし、楽しみで仕方ありません!
Profile
<高林 由実(たかばやし ゆみ)プロ>
1986年北海道札幌市生まれ。ジュニア時代は「坂田塾札幌校」でゴルフを教わり、中京学院大学進学後は数々の試合で好成績を残し、2008年にプロテスト合格。ツアーでの優勝はないが、レギュラーツアーとステップ・アップ・ツアーに並行して出場し、ステップ・アップ・ツアーではしばしば上位に喰い込んできた。171センチの長身で、お手本のような美しいスイングから繰り出すドライバーショットの飛距離はプロのなかでもトップクラス。2012年頃から兵庫県を拠点として試合に出場しており、2019年は外国籍選手として初めて韓国女子ツアー(KLPGA)に参戦、話題となった。