2020.12.25

山本豪プロ 2021年へと期待が膨らむ若手プロのひとりに成長!

ファイナルQTでは21位でツアーメンバーから外れるも、難コースで66をマークし、2021年へと期待が膨らむ若手プロのひとりに成長!


–Professional golfer information
「新型コロナウイルス感染症」拡大に伴い、2020~2021年シーズンが統合されると発表されている国内男子ツアー。これによりツアー出場賭けた予選会であるQTも特別措置として「特別QT」として12月にファイナルが行なわれた。上位10位タイまでの選手が2021年のツアー出場権を手にできる非常に狭き門。そこに果敢に挑戦し、持ち前のダイナミックなプレーと研ぎ澄ましたコースマネジメントで、通過まであと一歩のところまで迫った山本豪プロ。QTに向けて調整したドライバーシャフト、イノベーションワンはファイナルQT会場でありトータルヤーデージ7,568ヤードのザ・ロイヤルゴルフクラブでも、山本豪プロの飛距離をアシストし、アドバンテージに貢献した。183センチ・90キロのパワーヒッターである山本豪プロの飛距離を支えたイノベーションワンの魅力を聞いた。

山本 豪プロ


 
 

「イノベーションワンは振りにいっても走り過ぎることがなく、思い切って振りにいけるシャフト。しなりや操作性も素晴らしく、しっかり感があって、安心して飛距離を出すことができる」

――QTお疲れさまでした。今年のQTはコロナ禍による2020年・2021年男子ツアーシーズン統合により、異例の形での開催となりました。特別QTという形態となり、10~11月にかけて5会場でファーストQTが行なわれ、その通過者78選手によるファイナルQTが12月に4日間、ザ・ロイヤルゴルフクラブで実施、上位10タイの枠を争いました。変則ということでファースト・ファイナルを通じて、色々と難しい面もあったと思います。
 

山本豪プロ
ファーストでの通過者は毎年15~16名くらいだったと思いますが、今回僕が出場したゴールデンバレーゴルフ倶楽部の会場は上位10位まで。レベル的にはファーストといっても例年のサードくらいだったんじゃないでしょうか。ファースト、セカンドを飛ばして、いきなりサードQTから始まるといった感じです。
 

――ゴールデンバレーGCで行なわれたファーストQTは、何位での通過になりましたか?
 

山本豪プロ
6位タイでの通過です。4日間競技で、74・74・70・70のイーブンでした。
 

――後半の2日間で4アンダーとは、勝負強いですね。
 

山本豪プロ
ありがとうございます。
 

――12月に茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブで開催されたファイナルは5打足りず、21位で惜しくも通過は叶いませんでした。惜しかったですね。
 

山本豪プロ
初日、3日目に78を叩いてしまい、これが響いてしまったんですが、最終日には31・35の66でラウンドできましたし、今後に繋がるプレーができたと思っています。QTでのツアー出場はなくなりましたが、まだまだ諦めず、前向きにチャンスがあればどんどんチャレンジしていきたいですね。
 

――ファイナルの会場となったザ・ロイヤルゴルフクラブは7,568ヤードの距離が長いコース。このコースへどんな対策を考えていたのですか?
 

山本豪プロ
ファーストの会場だったゴールデンバレーGCは距離というよりは思った球を打つ。それだけを考えてクラブを選び、打ち方も考えてプレーしていたんですが、ザ・ロイヤルGCはゴールデンバレーGCに比べてコース幅もワイドで距離も長いので、飛距離が出るクラブで攻めていきたいと考えていました。
 


――ファイナルを前にREVEに調整に来られ、ドライバーのシャフトをイノベーションワンにしました。イノベーションワンは超軽量でありながらも強度と剛性を兼ね備えたリボルバーに、重量を約5gアップさせたシャフトです。リボルバーのチタンの合成量やボロンシートを増量したことより重量を約5gアップ。これによりシャフトの挙動をより滑らかにしてスイングの再現率とミート率が向上。先端部のチタンの剛性率がアップすることでさらに力の伝達力がアップし、シャフト重量を独自の配分にすることで切り返しのタイミングもさらに取りやすくなっています。リボルバーの強烈なしなり戻りを受け継ぎながらも、少し間を取ってくれる仕上がりです。
 

山本豪プロ
これまでリボルバーのXを使っていたのですが、リボルバーは良い意味でエッジの効いたシャフトで、特殊製法による鋭いしなりと、軽さによる操作性の良さが際立ったシャフト。しかし“エッジ”が時として“振れ過ぎ”になってしまうケースがありました。イノベーションワンはリボルバーのエッジを少しマイルドに改良し、“振れ過ぎ”を抑えたシャフトというイメージ。ただマイルドになったわけではなく、特殊製法による鋭いしなりや操作性は健在で、振りにいってもしっかり感があって、安心して飛距離を出すことができましたね。
 

――リボルバーを使用していた時もすごく良い数値は出ていたのですが、やはり不安もあった?
 

山本豪プロ
不安というほどでもないんですが、強く振ると走り過ぎることが、まれにありましたので。イノベーションワンは振りにいっても走り過ぎることがありませんので、リボルバーよりもイノベーションワンが自分には合っているのかな、と思います。
 

――先端の金属合成を強化して、しなりがまったりと戻ってくる挙動。すごく山本豪プロのイメージに合っているシャフトだと思います。
 

山本豪プロ
そうですね、イメージに合っていると思います。それにヘッドはテーラーメイドのシムマックスを使っているのですが、軽いヘッドにも相性が良くて、軽いバランスでとても振りやすいですね。それにイノベーションワンはミスショットをしても曲がりが少なく、怪我が少ない。僕にとって走り過ぎない部分のメリットなのですが、そういった安心感が思い切って振り抜ける要因にも繋がっているじゃないでしょうか。
 

――飛距離も320ヤード以上出ますし、ザ・ロイヤル攻略のアシストになったでしょうか。
 

山本豪プロ
16番は700ヤードを超えるパー5ということで、これぐらいの飛距離はやっぱり欲しかったですね。最終日の66は飛距離が要因になりましたから。
 

――これからの時期になっても50グラム台でほどよくしなりも感じることができるので、寒さにも強いと思います。
 

山本豪プロ
冬場ももこのシャフトでどんどん攻めていきたいですね。
 

――デザインはいかがですか?
 

山本豪プロ
ヘッドにもよく似合っていると思いますし、実際は45.5インチの長さなのですが、構えた時にそれよりも短く見えるんですよね。そういった面でも安心感が増しています。
 

――最後にアマチュアゴルファーにPRお願いします。
 

山本豪プロ
このイノベーションワンは振りにいったときでも、もたつきがなく、手元もしっかりしていますので、振りやすいシャフトです。緊張して思わぬ力が入り過ぎてしまったりするアマチュアゴルファーの方には持ってこいではないでしょうか。そしてなにより軽くて飛距離を出せる。素晴らしいシャフトです。
 

――これからも、頑張ってください。
 

山本豪プロ
ありがとうございます!頑張ります!
 
 

Profile


<山本 豪(やまもと ごう)>
1993年10月27日生まれ、東京都出身。2017年プロテスト合格。みなと海運所属。兵庫県・育英高校在学時には2009年・2010年と2年連続で関西高校選手権を制覇。2012年に日本大学へ入学し、2013年関西アマ4位で日本アマ出場。183センチ。90キロの体格を活かしたロングドライブとコースマネジメント力を活かしたゴルフで的確にコース攻略していくのが持ち味。QTではファイナルへ進出するものの21位でツアーメンバーから漏れるが、ポテンシャルの高さは折り紙付きで今後の飛躍が期待される若手プロのひとり。