2021.10.26

スタイヤーノ梨々菜プロ レギュラーツアーでも活躍を続ける期待の新星!

スタイヤーノ梨々菜プロ

REVE最強最軽量加速シャフト・BURN Z1を駆使し、レギュラーツアーでも活躍を続ける期待の新星!
【スタイヤーノ梨々菜プロ】

–Professional Golfer Information
2018年LPGAプロテストの最終テスト2日目に前半ハーフを「29」という驚愕のスコアをマークし、トータル11アンダー・10位タイで見事合格を掴み取ったスタイヤーノ梨々菜プロ。イタリア人の父と日本人の母を持ち、モデルでタレントの森泉さんに似た端整な顔立ちでありながら、関西弁と明るいキャラクターのギャップで人気も高く、ゴルフ番組への出演経験も豊富だ。2020-2021年はフジサンケイレディスクラシックでマンデーを通過して本選出場を果たすと38位タイ、その後もアース・モンダミンカップ26位タイ、楽天スーパーレディース25位タイ、ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント33位タイなど、次々とレギュラーツアーで結果を残し、今や押しも押されぬ人気ツアープレーヤーのひとりとして活躍を続けている。
そんなスタイヤーノ梨々菜プロの活躍を支えるのが、REVEの超軽量ながら剛性を高め、ブレのないハイスピードリターンシャフト「BURN Z1」。このシャフトを使用することでドライバーの飛距離、安定度ともに格段にアップ、しなやかなスイングとの相乗効果もあり、ポテンシャルを引き出している。今回はそんなスタイヤーノ梨々菜プロにインタビュー。


 
 

2021年4月のフジサンケイレディスクラシックは、川奈ホテルGCという難コースでの開催ながらもマンデーを通過して、38位タイでフィニッシュできたことは、すごく自信につながっています。

――2020-2021年のツアーもいよいよ終盤、取材をさせていただいているのが10月末ということで、ツアーも残り1ケ月です。まだ試合は残っていますが、ここまでレギュラーツアーで予選を通過した試合も多く、飛躍のシーズンになっていますね。2020-2021年シーズンのここまでの戦いぶりをご自身ではどう感じておられますか。
 

スタイヤーノ梨々菜
プロ入り後、ステップ・アップ・ツアーでは上位に入ることはできていたのですが、レギュラーツアーではなかなか結果が出せず、自分でも結構悩んだ時期もあったんです。それでもなんとか2020年6月のアース・モンダミンカップで、レギュラーツアーで初めて予選を通過、23位タイまで順位を上げることができたことで、少し自信を持って挑めたシーズンになったと思います。これまで専属コーチを付けずにプレーしてきましたが、2021年に入ってすぐに六甲国際ゴルフ倶楽部におられる石井雄二コーチからスイングを見直していただいたり、コースマネジメントの具体的な考え方を学ばせてもらったり、色んな勉強をさせていただいているんです。石井コーチのおかげでプレーヤーとしてレベルが上がったと感じていますし、それによって徐々にレギュラーツアーでも予結果を出せるようになってきました。特に2021年4月のフジサンケイレディスクラシックは、川奈ホテルGCという難コースでの開催ながらもマンデーを通過して、38位タイでフィニッシュできたことは、すごく自信につながっていますね。2020-2021年シーズンは自分でも成長できたシーズンだと思いますし、色々な課題も見つかったシーズンという印象です。
 

――石井雄二コーチとの出会いが大きかったわけですね。
 

スタイヤーノ梨々菜
そうなんです。これまでどちらかというと手に頼ったいわゆる手打ちのスイングで、エネルギーを効率よくヘッドに伝え切れていなかったのですが、石井コーチのアドバイスで手の動きを体に同調させて、ボディターンを意識してボールを打つようになってからは、弾道が安定してきましたし、飛距離を伸ばすこともできました。
 

――現時点でレギュラーツアーの出場が11試合。特に印象に残っている試合というのは?
 

スタイヤーノ梨々菜
初めて石井コーチに帯同キャディをしていただいた2021年のアース・モンダミンカップですね。それまで試合になると緊張感もあってスイングのテンポが速くなったり力感が強くなったりしていたのですが、それを石井コーチは見抜いてくれていて、練習ラウンドで「一度、7割くらいの力感でスイングしてみたら?」ってアドバイスをしていただんです。そのアドバイスを糧に、試合に入っても結果を求めず、テンポだけを意識して7割程度の力感でプレーを続けたところ、ショットが安定し、トータル3アンダーの26位タイで4日間戦い抜くことができました。7割の力感で上位に入れたことに私自身、すごく驚きましたし、今後につながる試合になりましたね。
 

スタイヤーノ梨々菜プロスタイヤーノ梨々菜プロ

――ステップ・アップ・ツアーに目を向けると、2021年はECCレディスゴルフトーナメント5位タイ、SkyレディースABC杯6位タイと神戸出身のスタイヤーノ梨々菜プロの地元の試合で優勝争いを演じました。地元での試合というのは、ほかの試合に比べて思い入れが違いますか?
 

スタイヤーノ梨々菜
やっぱり地元の試合は気持ちが入りますよね。特にECCレディスは2018年にスポンサーもしていただきましたし、気合も入りました。ただ開催コースの北六甲カントリー倶楽部東コースはやや傾斜があって、正直なところあまり得意なコースではなかったんです。これまで予選を通ったとしても下位だったりで、どちらかというと苦手なコース。でもそれもそのはずで、実は傾斜からのショットのセオリーや打ち方をまったく意識していなくて、感覚だけで打っていたんですよ。今から考えるとミスするのも当たり前かなって(笑)。それで石井コーチに基本から傾斜の打ち方を教えていただいて、ようやく北六甲の傾斜も克服できたんです。ECCレディスで優勝争いに絡めたことは、自分でもちょっと成長したなって思っています(笑)。
 

――2021年に入って、すごく良いゴルフをしている印象を受けています。なにか自分のゴルフで変わった部分があれば教えてください。
 

スタイヤーノ梨々菜
もともとアプローチが苦手だったんですが、石井コーチから教えていただいて、アプローチに自信を持ったことでしょうか。アマチュアみたいなんですが、アプローチショットの際にボールの位置を左に置き過ぎていたみたいで、ボール位置を変えることで以前に比べてかなりカップに寄せることができるようになりました。以前なら不安を抱えながらアプローチショットをしていたのですが、今では「これくらいのアプローチショットならいけるやん」って自信を持って打てるようになってきました。
 

――これからの目標を教えてください。
 

スタイヤーノ梨々菜
何戦かレギュラーツアーに出場したのですが、すごく楽しくて、もっとそこで戦いたいという気持ちが強くなっていますので、まずQTファイナルで上位に入って、レギュラーツアーの出場権を獲ることですね。もちろん出るからにはシード権を獲って、シード選手になりたいです。
 
 

スタイヤーノ梨々菜プロ

 

キャディさんが日本語を話せるかどうかを心配しながら接してこられるんです。でも「大丈夫ですよぉ」って返したら、結構驚かれちゃって・・・(笑)

――話は変わるのですが、イタリア人のお父さんを持つということで、モデルのような顔立ち。でも実際話をしてみると、ネイティブな関西弁ですね。
 

スタイヤーノ梨々菜
生まれも育ちも神戸なので、ずっと関西弁です。
 

――プレー中の凛々しい表情とプライベートのギャップが面白いですね。
 

スタイヤーノ梨々菜
付いていただいたキャディさんが、たまに私が日本語を話せるかどうかを心配しながら接してこられるんです。でも「大丈夫ですよぉ」って返したら、結構驚かれちゃって・・・。しかも関西弁だし(笑)。普段の私をよく知っているプロ仲間は、プレー中の真剣な私の顔を見て「真面目な顔もするだぁって(笑)」って。めっちゃ失礼ですよね(笑)。
 

――ご家族との普段の会話は?
 

スタイヤーノ梨々菜
私と兄ふたりと母は日本語で会話して、父と会話するときは私と兄ふたりはイタリア語。で、父と母は英語で会話しています。
 

――スタイヤーノ家では3か国語が飛び交っているわけですか?
 

スタイヤーノ梨々菜
そうなんですよ。でもこれが私たちの家族では普通のことなんです。
 

――オフはどんな過ごし方をしているのですか?
 

スタイヤーノ梨々菜
コロナ禍前は友達と旅行に出掛けたり、食事をしたりするのが多かったですね。コロナ禍になってからはゲームにはまっちゃいまして、家でゲームをしていますね。
 

――ゲームもゴルフに良い影響はありますか?
 

スタイヤーノ梨々菜
どうなんでしょ、集中力は増すかなぁって勝手に思ってます(笑)。
 
 

スタイヤーノ梨々菜プロ

 

思い切って振りにいかなくても飛距離が出せるのも、BURNの凄いところ。シャフトが大きくしなってもインパクトできっちりと戻ってきてくれるので、勝手に飛距離を伸ばしてくれるという感覚。

――現在、スタイヤーノ梨々菜プロはウッドにREVEシャフトを使用していると聞いています。ドライバーの使用モデルは?
 

スタイヤーノ梨々菜
BURN Z1を使っています。石井コーチの薦めもあって、このモデルになったのですが、今の私のスイングにすごくマッチしたシャフトだと思います。
 

――BURN Z1ですか。柔らかいながらもハードヒッターでも当たり負けせず、満足できる仕上がりだと評判のシャフトですね。超軽量ながら剛性を高め、ブレのないハイスピードリターンシャフトとして女子プロゴルファーの使用率も上がっています。
 

スタイヤーノ梨々菜
私の周りのプロも結構使ってますね。 
 

――Z1で46gの軽量。初めて打った際の印象は?
 

スタイヤーノ梨々菜
軽くて結構しなるシャフトだなっていう印象。以前、先ほども言いましたように手打ちのスイングだったので、大きなしなりにスイングを合わせるのが難しかったのですが、このシャフトの挙動にスイングを合わせることでボディターンを使った再現性の高いスイングができるようになりました。しなりを感じながら力まず軽く振るようなイメージかな。それに軽量なので4日間競技なんかは、体への負担が少なく、すごく楽ですね。
 

――飛距離や方向性は?
 

スタイヤーノ梨々菜
思い切って振りにいかなくても飛距離が出せるのも、このシャフトの凄いところですよね。シャフトが大きくしなってもインパクトできっちりと戻ってきてくれるので、勝手に飛距離を伸ばしてくれるという感覚。実は先ほどREVEさんのシミュレーションで飛距離を測ってみたんですが270ヤードをオーバーしていました。もちろん方向性も言うことなしです。
 

スタイヤーノ梨々菜プロ

――柔らかいシャフトは当たり負けしたり、ヘッドが遅れてしまうというイメージですが、BURNについてはいかがですか?
 

スタイヤーノ梨々菜
確かに柔らかいシャフトはそんな印象がありますが、BURNはまったくそんなことはありません。柔らかいながらもしっかり感があって、安心して振っていけます。少し話が逸れるかもしれませんが、このシャフトの挙動は私にとって理想的。このシャフトを振ることで自分のスイングが良くなっている感覚があるんです。だから試合前でもスイングのリズムを整えるためにドライバーを振って、調整しているんですよ。
 

――REVEならではのカモフラデザイン。
 

スタイヤーノ梨々菜
もともと私はブルーが好きなんですけど、REVEさんのカモフラのブルーはすごく鮮やかできれい。フェアウェイウッド2本もREVEさんのシャフトなんですが、同じくブルーなんです。
 

――アマチュアの方にもおすすめですね。
 

スタイヤーノ梨々菜
アマチュアの男性の方は特にご自分のパワー以上に重くて硬いシャフトを使うオーバースペックのケースが見受けられるのですが、軽くてしなりを使えるシャフトの方が簡単に飛距離を伸ばせるので、このシャフトは特にそんな方におすすめしたいですね。きっとその飛距離に驚かれると思います。
 

――最近はパター練習機の「REVE FOCUS STICK」も練習に取り入れているそうですね。
 

スタイヤーノ梨々菜
試合の朝にパッティンググリーンで必ず使っています。FOCUS STICKは先端に円柱状の小さなヘッドが付いているのですが、このヘッドでボールを打つと、正しくヒットさせないと真っ直ぐボールが転がりませんので、ストロークがすごく安定するんです。集中力も上がりますし、効果絶大ですね。
→紹介記事はこちら
 

――では最後に応援してくれている皆様にひと言お願いします。
 

スタイヤーノ梨々菜
これまで何度も優勝争いはしているのですが、まだ実現していないステップ・アップ・ツアーでの初優勝をまずは目指しています!応援よろしくお願いします!
 
 

Profile


<スタイヤーノ梨々菜(すたいやーの りりな)選手>
1997年9月11日、兵庫県神戸市生まれ。坂田塾塾生として11歳からゴルフをはじめる。高校卒業後プロ転向し、2017年はQTの成績によりステップ・アップ・ツアー16試合に出場。3度目の挑戦となった2018年LPGAプロテストで合格し、第90期生としてプロの道を歩みだす。この最終テストでマークしたハーフ「29」が話題となる。2020年はLPGAツアー「アース・モンダミンカップ」「日本女子オープンゴルフ選手権」出場。2021年はマンデーを通過して「フジサンケイレディスクラシック」出場を果たすと、その後もレギュラーツアー、ステップ・アップ・ツアーで好成績を残す。父親がイタリア人、母親が日本人。テレビ番組「ゴルフサバイバル」、「真弓&勝成のExpertGolf」「原田伸郎のめざせパーゴルフⅢ」などに出演。