2022.01.25

安井純子プロ 熟練のテクニックとREVEシャフト使用でさらなる飛距離アップ

安井純子プロ


–Professional Golfer Information

熟練のテクニックに加え、
REVEシャフト使用でさらなる飛距離アップを果たした

故島田幸作プロに師事し、1988年9月に静岡県・ファイブハンドレッドクラブで開催されたフジサンケイ・レディスクラシックでツアー初優勝。その後も毎年のように勝利を重ね、ツアー通算15勝を挙げた女子プロゴルフ界のスーパーレジェンドのひとりである安井純子プロ。2018年からREVEシャフトを使用し、近年はLPGAレジェンズツアーを中心に出場、好成績を残している。
現在ドライバーにはREVEの代名詞ともいうべき、大きなしなりとハイスピードなダウンスイングを実現、ボロンにチタンを融合させたハイブリッドシャフト「インパクトボロン・リボルバー」を使用。リボルバーを武器に、流動的ではあるが来たる2022年レジェンズツアーでの優勝に照準を定め、練習を重ねている。もちろん、クラブ調整にも積極的に取り組んでおり、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンを含め、理想の弾道を追い求める姿勢には一切の妥協はない。

取材地/REVE本社

安井純子プロ


 
 

安井純子プロ

リボルバーは挙動が素直でタイミングがとりやすく、スイングどおりのボールを打ち出してくれる。ミスショットをしてしまった場合でも、自分のスイングのミスを探せばいい。

――現在、女子ツアーのシニア部門である「LPGAレジェンズツアー」を中心に戦っておられる安井純子プロ。2019年は「ふくやカップマダムオープン」5位タイ、「シブヤカップ」18位タイ、「LPGAレジェンズチャンピオンシップ CHOFUカップ」8位タイと好成績を残され、満を持して迎えた2020年のレジェンズツアーがコロナ禍の影響で、すべて中止に。この決定は、安井純子プロも複雑な心境だったのでは?
 

安井純子プロ
2020年はコロナがどんなウイルスなのかすらわからない状況で、社会がストップし、多くの方が仕事もできないなか、トーナメントが開催されないのは致し方ない決定ではありますよね。自分のゴルフの調子どうこうよりも、感染を拡大させないためには最善の策だったと思います。翌年の2021年は2試合開催されましたが、まだまだ予断を許さない状況で、開催地の千葉県と山口県まで移動すること自体、躊躇せざるを得ないことでしたので、どちらの試合も出場は見送りました。
 

――2019年の好成績はもちろん安井純子プロの実力なのですが、REVEのシャフトを使用したことも、好成績のサポートに繋がっていますでしょうか。
 

安井純子プロ
もちろんです。ご縁があって使わせていただくようになってから、自分のスイングとシャフトのしなりが同調している印象がすごく強くて、試合でも頼りになりました。例えばミスショットをしてしまった場合でも、自分のスイングのミスを探せばいい。それほど、REVEさんのシャフトは素直な挙動でタイミングがとりやすく、スイングどおりのボールを打ち出してくれるんです。しかも軽量でしなりが大きい割にヘッドが遅れてくることなく、インパクトではきちっと戻ってきてくれる。体全体を使ってスイングする方なので、しっかりヘッドが戻ってきてくれるのは、すごくありがたいですし、飛距離を落とさず、キープできている要因でもあります。
 

――ドライバーにはインパクトボロン・リボルバーを装着。REVEシャフトを使い始めてから一貫していますね。
 

安井純子プロ
特に不満なく、満足しているシャフトなので、現状では変える予定はありません。特にリボルバーの気に入っているところは、高さを出しやすいところ。とりわけ上げにいくことなく、ある程度叩くことができれば、理想的な打ち出し角で飛ばすことができますね。もちろんバックスピンが多すぎて吹き上がることもありませんし、高弾道の強いボールを打てています。
 

――飛距離はいかがですか?
 

安井純子プロ
高さも出せていますので、飛距離ももちろん出ています。以前は46インチの長めのシャフトを使用していたのですが、リボルバーを使う際に45・5インチまで短くしました。46インチはヘッドスピードアップ、ボール初速アップの効果を期待して使っていたのですが、リボルバーはしなり戻りが大きいので短くても長尺クラブのような効果が得られますし、しかもヘッドが暴れることもありません。ミート率が上がりますから、飛距離ロスも少ないということです。
 


安井純子プロ

 
 

I.Elevationは高さも出せますし、方向性も良いので、アマチュアの方もスコアメイクしやすいと思います。

――アイアンのシャフトも I.Elevationを使用。スチールシャフトに近い安定性のある飛距離と優れた方向性を持たせながらも、カーボンシャフトの特性を生かした軽さ、そして高弾道に打ち出せるという、メリットを兼ね備えた、新時代のアイアンシャフトです。 I.Elevationの使用感を教えていただけますでしょうか。
 

安井純子プロ
叩きにいっても引っかからないシャフトというイメージ。引っかかるクラブだと、どうしても引っかからないようにインパクトでスイングを緩めてしまったり、右方向に打ち出していこうとしてしまったりして、しっかり振り切れないですよね。
 

I.Elevationは左へ行きにくいので、怖がらず思い切って打ち込んでいけるんです。アマチュアの方がアイアンで引っ掛けてしまうと、スコアになりません。このシャフトは高さも出せますし、方向性も良いので、アマチュアの方もスコアメイクしやすいと思います。
 

――クラブ調整も続けておられるそうですが、2022年シーズンを前にどのような調整をされたのですか?
 

安井純子プロ
今回お願いしているのは、フェアウェイウッドとユーティリティのリシャフトです。どちらのクラブもREVEのシャフトを初めて組んでいただくのですが、とにかくもっと楽に飛距離が得られれば・・・という思いから。年齢を重ねると、どうしても飛距離は落ちるものですが、シャフトの性能によって飛距離はキープできると思うんです。REVEシャフトは体力が落ちた場合でも、しなり戻りで飛距離ダウンをカバーしてくれるイメージがあるものですから。3番、5番、7番のフェアウェイウッドをそれぞれREVEシャフトに変更する予定です。ユーティリティもさらに飛距離を出せて、高さもあり、ボールを止められるようになればと思い、お願いいしています。
 

安井純子プロ

安井純子プロ

――2022年は近鉄賢島カンツリークラブで8月3日〜4日に「ボンドカップ」という新規の試合も開催されます。2022年はどんなシーズンにしていきたいとお考えでしょうか?
 

安井純子プロ
クラブ調整もしていますし、今のところはこの試合に向けて練習しようと思っています。ただコロナ禍もありますし、実際に出場するかどうかは、まだわかりません。トーナメントは独特の雰囲気もありますし、緊張感は相当なもの。緊張感のあるラウンドも少なくなりましたので、プロとして試合へ出場することは必要だとは思いますね。
 

――最後にアマチュアゴルファーに向けて、メッセージをお願いします。
 

安井純子プロ
クラブで悩んでおられるのでしたら、REVEシャフトを使ってみる価値は大いにありです。フィッティングを担当されている方のアドバイスは的確ですし、考えもしなかった提案もしてくれます。実は今回リシャフトしたフェアウェイウッドとユーティリティも、フェアウェイウッドにドライバー用のリボルバーを組んだり、ユーティリティにアイアン用の I.Elevationを組んだり、すごく発想が豊かで、ゴルファーのタイプによって臨機応変に対応してもらえるので、レベルを問わず、ぜひフィッティングしてもらえればと思います。きっと悩みを解消してくれますよ。
 
 

Profile


<安井 純子プロ(やすい じゅんこ)>
兵庫県姫路市家島出身、1960年7月25日生まれ。1988年9月に静岡県・ファイブハンドレッドクラブで行なわれたフジサンケイ・レディスクラシックで、前年同大会を制したシンディ・ラリック選手の猛追をかわしツアー初優勝。その後も153㎝の体をフルに使っての剛打で毎年のようにツアー優勝を挙げ、2000年までにLPGAツアー15勝。通算15勝はLPGA優勝回数ランキングで25位。1990年、1992年には賞金ランキング3位となる。故島田幸作プロに師事。現在フリー。