2022.03.24

矢口愛理選手 東京から神戸に拠点を移し、石井雄二コーチのもとで現在武者修行中!

矢口愛理選手

–Professional Golfer Information


東京から単身、神戸・六甲国際ゴルフ倶楽部に拠点を移し、石井雄二コーチのもとで現在武者修行中!

高校は渡辺彩香プロ、辻 梨恵プロ、江澤亜弥プロらを輩出した強豪・埼玉栄高等学校ゴルフ部に在籍し、卒業後は専修大学へと進学。高校・大学ともにゴルフ部キャプテンを務め、持ち前のキャプテンシーでチームを引っ張ってきた矢口愛理選手。大学卒業後は、神戸・六甲国際ゴルフ倶楽部に拠点を移し、数々のプロを育て上げた石井雄二コーチに師事し、プロテスト合格を目指して奮闘中だ。現在、試合経験を積むべく、数々のミニツアーに出場して活躍を続けると同時に、人気番組「ゴルフサバイバル」2021年7月の陣に出演するなど、メディアにも取り上げられる機会も多く、キュートなビジュアルで人気も急上昇中。そんな矢口愛理選手もREVEシャフトを使用するREVEユーザーであり、近年、女子選手の使用率が急上昇中の「バーン」をドライバーとFWに装着。さらにアイアンにも「 I.Elevation」を組み、さらなる飛距離と正確性を追求している。今月はそんな矢口愛理選手にインタビュー!
 

矢口愛理選手


 
 

矢口愛理選手矢口愛理選手

REVEシャフトを使うようになって、ウッド類の飛距離が伸びましたし、アイアンもボールを止められるようになりました

――2022年秋に実施されるプロテスト合格へ向け、入念な準備を行なっている矢口愛理選手。最近の調子はいかがですか?
 

矢口愛理里選手
まずシャフトをREVEさんに変更させていただいて、ウッド類の飛距離が伸びましたし、アイアンも以前はスピン量が少なくボールを止めるのに苦労していたんですが、 I.Elevationを使わせていただくようになってスピン量も増えてボールを止められるようになりました。その効果もあって、調子はすごく良いですね。
 

――試合でも効果は表れている?
 

矢口愛理里選手
3月に小野東洋ゴルフ倶楽部で開催されたPGCツアーの2021年ポイントランキング上位選手だけが出場できる「PGC&NGCチャンピオンシップ2022」という大会で、1アンダー、1位タイという成績を残すことができました。雨の中の試合で、結構厳しいコンディションではあったのですが、自分なりに納得のプレーができたかなって思っています。
 

矢口愛理選手

――この調子をキープしながら、プロテストに挑んでいきたいですね。
 

矢口愛理里選手
そうですね。第1次予選からの受験となりますので、8月か9月になると思うのですが、それまでにさらにレベルアップして、プロテスト合格を掴むつもりです。
 

――テストまでに少し時間はあるのですが、その間に重点的に磨いておきたい部分は?
 

矢口愛理里選手
今はショートゲームの精度アップを課題に練習に取り組んでいます。ドライバーに関しては飛距離も伸びてきていますし、ショットもすごく良い感じなので、あとはショートゲーム。もっとアプローチショットの正確性を高めて、緻密なプレーをしたいですし、パッティングもたまにもったいないミスとか、かみ合わない時があったりしますので、もっと集中して、精度を上げていければと思っています。
 

矢口愛理選手

――プロテスト前までに、試合にも出場していく予定ですか?
 

矢口愛理里選手
試合勘は養っておきたいので、できる限り出場していくつもりです。5月に開催されるTWGT主催で有観客の「Thanks Women’s Golf Tour 6thGAME」に出場しますし、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーみたいな大きい試合にも挑戦できれば。
 

――矢口愛理選手といえば、2021年7月の「ゴルフサバイバル」出演。ゴルフファンから高い人気を誇る番組だけに、反響も大きかったのでは?
 

矢口愛理里選手
やっぱり反響はありましたし、お声掛けしてもらえるとすごく嬉しかったですね。普段、六甲国際ゴルフ倶楽部で業務しているんですが、メンバー様やお客様からお声掛けしていただいたりすると、「もっとがんばらなきゃ」って、すごく励みになります。
 

――ゴルフサバイバルに出演した感想は?
 

矢口愛理里選手
すごく楽しくプレーさせていただきました。当日は楽しみなのと緊張で、ドキドキ感がすごかったんですけど、終わってみるとまた出演させていただきたいなって。カメラの台数も多く、ほかの試合とは全然違う雰囲気のなかで、なかなか自分のプレーができず、残念な結果になってしまったんですけど、もし次があれば、ぜひ優勝したいって思ってます。
 

――残念ながら2番ホールで脱落。
 

矢口愛理里選手
悔しかったですね。2ホールだけで脱落してしまったので、もっと楽しみたかったかな。ティーショットでチーピンを打ってしまって、終わってしまいました。
 

矢口愛理選手

――ところで矢口愛理選手はもともと東京の出身。専修大学を卒業後、プロを目指して神戸にある六甲国際ゴルフ倶楽部で研修生として入ったそうですね。東京から神戸に拠点を移したきっかけは?
 

矢口愛理里選手
大学3年生の時に現在コーチをしていただいている石井雄二さんと出会って、教えていただいたことがきっかけ。石井コーチのレッスンがすごくわかりやすくて「ぜひこの方にゴルフを教えてもらいたい」という一心で、大学在学中に月に一回、新幹線に乗ってレッスンを受けに神戸まで通っていたんです。卒業後もプロを目指すにはこれからも石井さんに教えてもらいたい、ということで石井さんが在籍するゴルフアカデミーがある六甲国際ゴルフ倶楽部に研修生という形で籍を置かせていただいて、業務をしながら練習に取り組んでいます。
 

――六甲国際ゴルフ倶楽部ではどんな練習を?
 

矢口愛理里選手
普段はショップでの販売を担当したり、キャディをしたりしていて、その業務が終わってからの練習になります。打球練習場も広く、素晴らしい練習環境のなかで課題に取り組んでします。もちろん石井コーチにもいろいろなアドバイスをいただいていますし、あとは自分の頑張りだけかな(笑)
 
 
 

矢口愛理選手

 

バーンはスイングに素直。正しいスイングをしていれば、飛距離もすごく出ますし、方向性もいい。ミスが出た時は、自分のスイングにミスがあるということなので、シャフトがミスを教えてくれる。

――矢口愛理選手もREVEシャフトを使っているそうですね。ドライバーとフェアウェイウッドに「バーン」を使用しているとのこと。特に女子選手の使用率が急激に高まっているバーンですが、チタンの剛性と、ボロンの柔軟性を合わせ持つ、しなり戻りが加速する超軽量シャフトとして人気を呼ぶモデル。とはいえ、もともとはレディースやシニアゴルファーでもREVE独特の大きなしなり戻りを体感できるというコンセプトのため、柔らかさが際立っています。バーンにはどんなイメージをお持ちですか?
 

矢口愛理里選手
私の場合、手や腕だけでスイングしてしまう手打ちになってしまうクセがあったんです。バーンは柔軟性が強いので、手打ちになってしまうとボールが曲がってしまうケースもあって、それを防ぐために全身を使ったボディーターンでスイングするという意識付けができるようになりました。バーンはスイングに素直というか、正しいスイングをしていれば、飛距離もすごく出ますし、方向性もいい。ミスが出た時は、自分のスイングにミスがあるということなので、シャフトがミスを教えてくれる。とにかくすごく素直なシャフトというイメージです。
 

矢口愛理選手

 

――初めてスイングした時の印象は?
 

矢口愛理里選手
Z1というフレックスなのですが、重量が40g台。こんなに軽いシャフトを使ったことがなかったので、とにかく振りやすかったですね。特徴である柔軟性も柔らかすぎるとも思いませんでしたし、ボディーターンで振るとシャフトが体と同調するような感覚で、理想的な弾道で打つことができました。その印象は今でも変わりません。
 

――バーンは超軽量ながら剛性を高め、ブレのないハイスピードリターンシャフトとして、多くの女子プロゴルファーが使用して話題。特に2022年のLPGAツアーに出場中の西木裕紀子プロが使用して結果を残しています。西木裕紀子プロは同じ石井コーチがコーチングするプロ。西木裕紀子プロからの影響も受けていますか?
 

矢口愛理里選手
西木裕紀子プロが使っておられるのを間近で見ていて、すごく良いボールを打たれていましたし、借りて打たせていただいたこともあって、すごく打ちやすかったんです。やっぱり西木裕紀子プロが使っておられるというのは、かなり影響しています。
 

――フェアウェイウッドにもバーンを使用しているそうですね?
 

矢口愛理里選手
3番と5番に使っています。ドライバーでの使用で、私のスイングにマッチしているので、重量フローも考えて、フェアウェイウッドにもバーンを組んでいただきました。明らかにフェアウェイウッドの飛距離も伸びていますし、コントロールもしやすい。しかも弾道も高いので、ボールが止めやすいですね。
 

――アイアンは I.Elevation。スチールシャフトに近い安定性のある飛距離と優れた方向性を持たせながらも、カーボンシャフトの特性を生かした軽さ、そして高弾道に打ち出せるというメリットを兼ね備えた、新時代のアイアンシャフトです。
 

矢口愛理里選手
以前使用していたシャフトはスチールだったこともあって、これまでにない振りやすさを感じながら使用させていただいています。実際は軽量なんですが、タイミングが取りやすく、軽さを感じさせないシャフトですね。カーボン特有の粘り感を感じながらも、振り抜きが良くて、方向性もいい。もちろんスチールシャフトと比べて高さを出せるので、スピンを効かせてボールを止められる。正直良いことづくめのシャフト。#5~PW、AWまですべて I.Elevationを装着しています。
 

 

――これからの目標を教えてください。
 

矢口愛理里選手
第一はプロテスト合格です。それから同時進行でLPGAのティーチングプロの資格講習も受けていて、今年ティーチングの資格も取れる予定。その資格で来年のQTを受けることができますので、QTからツアーを目指すというルートも視野に入れています。レッスンもすごく興味があるのですが、今はツアー出場に重点を置いて、目標にしています。
 

――最後に矢口愛理選手のファンにひとことお願いします。
 

矢口愛理里選手
プロテストに向けて練習に取り組んでいますので、これからも応援、お願いします!
 
 
 

矢口愛理選手

Profile


<矢口 愛理(やぐち あいり)選手>
1998年1月19日、東京都生まれ。小学5年時に父親の影響でゴルフをはじめる。埼玉栄高等学校を経て専修大学へと進学。アマチュア時代は目立った成績は残していないが、高校・大学ともにゴルフ部でキャプテンを務める。現在、神戸・六甲国際ゴルフ倶楽部を拠点に、石井雄二コーチのもとでプロ合格を目指す。安定感あるプレースタイルが持ち味。ドライバーの飛距離は230yd。