2022.06.21

石田可南子選手が三木市レディースゴルフで優勝を飾る

石田可南子選手

–Professional Golfer Information


REVOLVER INNOVATION ONEを武器に、2位に6打差をつける圧勝劇

石田可南子選手が三木市レディースゴルフで優勝を飾る

「ゴルフのまち三木」をPRし、ゴルフの振興とゴルフ場の利用促進による地域活性化を目的とした女子プロトーナメント「第5回三木市レディースゴルフトーナメント」が5月13~14日の2日間、兵庫県三木市の三木ゴルフ倶楽部にて3年ぶりに開催された。
 

賞金総額1,000万円、優勝賞金200万円と単独開催としては高額賞金の試合であり、関西圏を中心にステップ・アップ・ツアーでの優勝経験を持つ有力選手ら118選手が出場。ギャラリーも入場可能で、多くのゴルフファンが試合を見守るトーナメントとなった。
 

そんな三木市レディースゴルフトーナメントで素晴らしいプレーを見せたのが、地元・兵庫県出身でかねてからレーヴシャフトを使用する石田可南子選手で、初日に5アンダーのビッグスコアを叩き出して首位スタート、最終日も5アンダー・2ボギーの3アンダー、トータル8アンダーまで伸ばし、2位に6打差をつけて優勝を飾った。これまでプロテスト合格には至っていないが、ポテンシャルの高さは折り紙付きで、アグレッシブな攻めのゴルフを武器に、悲願のプロテスト合格に期待がかかる選手のひとり。今月はそんな石田可南子選手にこの試合を振り返ってもらった。


 

石田可南子選手

 

コースの距離が長いので、ティーショットでフェアウェイをキープを心掛け、
フェアウェイウッドやユーティリティでバーディチャンスにつけることができた

――「第5回三木市レディースゴルフトーナメント」優勝おめでとうございます!
 

石田可南子選手
ありがとうございます!
 

――2位に6打差をつけての圧勝。素晴らしい結果です。
 

石田可南子選手
6打差をつけることができるなんて、考えてもいなかったのですが、開催コースの距離が長かったうえに、初日が雨だったということで、ランが出にくく、フェアウェイウッドやユーティリティを打つ頻度が高かったんです。ドライバーの調子も良く、フェアウェイをほとんどキープできていたので、フェアウェイウッドやユーティリティのショットの精度がこのスコアにつながったのではないでしょうか。
 

石田可南子選手石田可南子選手

――ボギーも少なかったですね。
 

石田可南子選手
最終日に4番と13番で打っただけで、初日はノーボギーでした。
 

――初日の雨天でノーボギーというのも素晴らしいですね。
 

石田可南子選手
雨女なので(笑)。雨が降り出してから、スコアが伸びましたね。
 

――大事な試合では雨が降ってくれた方が良いですね。
 

石田可南子選手
そうかもしれません(笑)
 

――マネジメントで心掛けていたことは?
 

石田可南子選手
徹底してバンカーに入れないマネジメントをやりきりました。完璧にバンカーを避けたことも、2日間で2ボギーの結果につながったのかなって思います。
 
 
 

石田可南子選手

REVOLVER INNOVATION ONEを使うようになって、ショットの安定感が増した

――この試合でのクラブスペックを教えていただけますか。
 

石田可南子選手
ドライバーはヘッドがピンG410のロフト9度、シャフトはずっと愛用しているREVEさんのREVOLVER INNOVATION ONEのSRです。
 

――かねてから愛用されているREVOLVER INNOVATION ONEですが、使い心地というのは?
 

石田可南子選手
私のスイングのリズムすごくマッチしていて、このシャフトを使うようになって安定感が増しました。
 

――フェアウェイウッドは?
 

石田可南子選手
3番、5番、7番を入れていますが、開催される試合会場によってウェッジを抜いたり、7番ウッドを抜いたりして調整しています。今回の三木市レディースでは距離が長かったので、ウェッジを抜いて3番、5番、7番を使用しました。フェアウェイウッドのヘッドもドライバーと同じ流れでピンG410です。シャフトはこれまでずっと純正を使っていたんですが、今年の3月にフェアウェイウッドもドライバーと同じREVOLVER INNOVATION ONEを使わせていただいています。このシャフトを使用させていただくようになって、弾道がやや高くなってキャリーを伸ばすことができていますし、弾道が高い分、ボールが止まりますので、グリーンを狙いやすくなっています。つかまりもバッチリで、方向性もいいですね。
 

 

――純正からドライバーの流れに合わせることで、メリットも多かったわけですね。ではユーティリティを教えていただけますか。
 

石田可南子選手
ユーティリティは4Uと5Uを使っていて、ヘッドは同じくピンG410、4Uが22度、5Uが26度。シャフトはREVEさんのインパクトボロン・リボルバーFUのRです。
 

――インパクトボロン・リボルバーFUの使用感はいかがですか?
 

石田可南子選手
フェアウェイウッドのシャフトを純正から変えたと同時に、このFUも使わせていただいているのですが、ブレが少なく、ミートしやすい感覚がありますね。以前使用していたシャフトはたまにつかまり過ぎて、フックがきつくなったりするケースもあったのですが、FUに変えてからはそういったボールが出ることがなくなりました。ストレートに近いボールが打てるようになっています。
 

――ユーティリティの場合、ピンを狙うショットが多くなると思うのですが、曲がるボールよりもストレート系で狙っていく方が楽ですよね。
 

石田可南子選手
そうですね。今回の試合もそういったケースが結構ありましたので。
 

 

――次にアイアンなのですが、こちらのヘッドはスリクソンですね。
 

石田可南子選手
6番アイアンからバッグに入れています。シャフトはスチールのNS850のRです。
 

――ドライバー、ユーティリティを打ったあとにスチールを打った際、違和感はありませんか?
 

石田可南子選手
そうですね。確かに違和感はあるかと思ったんですが、実際に打ってみるとあまり違和感はなく、同じタイミングで振ることができています。
 

――ウェッジは3本ですね。
 

石田可南子選手
普段はAWを入れて3本なんですが、三木市レディースではやっぱり距離が長かったので、AWを入れず、7番ウッドを入れましたので、2本です。52度と58度。
 

――これにパターを加えた14本が優勝時のクラブということですね。
 

石田可南子選手
はい、そうです。
 

石田可南子選手

 

目標はプロテスト合格。この試合のようにぶっちぎりで通過することができれば

――今後の目標をお願いします。
 

石田可南子選手
プロテストを迎えるまでの間に、出場する試合のどこかで優勝したいと思っていたので、早々に優勝することができて、とりあえずほっとしています。今年は複数日開催される試合がまだ数試合ありますので、その試合でも優勝できるように頑張っていきたいと思っています。プロテストでは3日間、4日間を2桁アンダーで終われるように準備していきたいですし、プロテストこそぶっちぎりで通過したいと思っています。
 

――三木市レディースの成績を見ると、ぶっちぎりも可能だと思いますので、頑張ってください。
 

石田可南子選手
頑張ります!応援よろしくお願いします!
 
 

石田可南子選手

Profile


<石田 可南子(いしだ かなこ)選手>
1994年5月6日、兵庫県生まれ。11歳からゴルフをはじめ、大阪学院大学高卒業後、地元兵庫県のゴルフ場で腕を磨き、TPD単年登録。2017年4月のプロデビュー戦「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」では一時単独首位に立ち、一躍注目を集める。2020年、2021年には日本女子オープンゴルフ選手権に連続出場。2021年は決勝ラウンドに駒を進め44位の順位を収めた。プロテスト合格には至っていないが、アグレッシブな攻めのゴルフから生まれる爆発力が魅力で、11月に行なわれるプロテスト合格を虎視眈々と狙っている。所属はフリー。