2022.07.01

伊藤 綾選手がドラコン競技初挑戦にして初優勝!

あくなき飛距離へのチャレンジ!
TOXIC R460+BREAKOUTのドライバーでトップを勝ち取る

伊藤 綾選手がドラコン競技初挑戦にして初優勝!

6月19日(日)/吉川ロイヤルゴルフクラブ

飛距離への飽くなき探求者たちが結集し、1ヤードでも先へとチャレンジするドラコン競技。ド迫力のスイングとヘッドスピードの速さはまさに別次元で、放たれるボールはまるで弾丸のよう。
 

そんなドラコン競技のひとつとして開催されているのが兵庫県加東市にある吉川ロイヤルゴルフクラブ10番ホールを会場とした「吉川ドラコン選手権」だ。ドラコン競技を数多く経験してきた猛者はもちろん、腕試しに出場する選手など、門戸を広く開放した競技として盛り上がりを見せており、今後はさらに参加者も増え、注目されていく競技になることは間違いないだろう。
 

6月19日(日)に開催された、この「吉川ドラコン選手権」の女子の部に、かねてからREVEシャフトを使用する伊藤 綾選手が出場、TOXIC R460のヘッドにブレイクアウトを組んだドライバーを武器に見事優勝を飾った。
 

今回、ドラコン初出場ながらも261ヤードをマークして勝利を収めた伊藤 綾選手に話を聞いた。
 
 
 

REVEさんのシャフトを使うようになって、ボールを曲げない自信はあった

――優勝おめでとうございます。
伊藤 綾 ありがとうございます!本当に嬉しいです。
 

――初めてドラコン競技に出場してみた感想は?
 

伊藤 綾
ドラコン団体が主催する競技ではなく、吉川ロイヤルゴルフクラブさんが主催する独自の競技だったんですが、今まで経験してきたストロークの試合と違い、大きな声援があったり、歓声があったり、味わったことのない盛り上がりがあって、すごく楽しかったですね。選手の中にはYouTubeの撮影もしてたり、自由な雰囲気が新鮮でした。
 

――3分間の間で3球打ち、枠の中に入った最も飛距離の出たボールを計測という、シンプルながらも、ごまかしの効かないガチンコ勝負。
 

伊藤 綾
枠のなかにボールを入れなければ記録が残らないので、ほかの選手はいかに枠の中にボールを入れるかで苦労していたようですが、私の場合、LPGAの試合にも出場してきましたし、ボールを曲げないことには自信がありましたので、飛距離をいかに出せるかに集中して試合に挑みました。
 

――出場選手のなかにはステップ・アップ・ツアーでもトップクラスの飛距離を誇る選手がいたり、決してレベルの低い試合ではありませんでした。優勝を決めた飛距離は261ヤード、2位の姜致世選手に2ヤードでの優勝となりました。
 

伊藤 綾
もともと飛距離には自信がなくて、今でも“飛ぶ”イメージはないんですよ。なので正直、自分でも優勝はびっくりなんです。
 

――“飛ぶ”イメージがないと?
 

伊藤 綾
そうなんです。これまでステップ・アップ・ツアーにも出場してきて、周りに私よりも飛ばす選手がたくさんいたんです。そんななかでも、気持ち的にはやっぱりセカンドオナーにはなりたくないって思いが常にあったので、なんとかセカンドオナーにならないくらいの飛距離は身につけたいと。飛距離アップに取り組んだ結果、なんとか飛距離を伸ばせたというのが正直なところなんです。
 

――それでも強烈なアゲインスト、しかもボールの滞空時間の長い打ち下ろしのホールだったなか、261ヤードというのはすごい。
 

伊藤 綾
飛距離には自信がないのですが、REVEさんのシャフトを使うようになって、ボールを曲げない自信はあったので、3球のうち1球は必ず枠の中に入るだろうと。とにかく1球目から思い切って振っていったんです。そしたら1球目から芯にボールが当たって・・・。261ヤードというのは自分でも“まさか”という感じだったんですけど、きっとアドレナリンが出ていたんだと思います。
 

――アゲインストは気にならなかったですか?
 

伊藤 綾
もちろん気になりました。ドラコンというとティーを高くして、アッパー気味に振るのがセオリーだと思うのですが、それではボールが吹き上がってしまいますので、ティーアップは普段のラウンドと同じ高さ、スイングも普段と同じ。ドラコンといって特別なことをしなかったことが良い結果につながったのかもしれません。
 
 
 

BREAKOUTは軽量ながらもしっかり感があって、当たり負けしないシャフト。思い切って振りにいってもボールがつかまり過ぎることがなく、気持ちよくストレートボールを打てています

――使用したドライバーはヘッドがTOXIC R460、シャフトはBREAKOUTだそうですね。
 

伊藤 綾
そうなんです。ラウンドでも使っているドライバーなんですが、飛んで曲がらない、最高のクラブです。
 

――TOXIC R460は以前から使用するヘッドですね。
 

伊藤 綾
REVEさんのオリジナルモデルで、ドラコン選手からも人気が高いですよね。つかまり過ぎず、吹き上がらない、ボールが前へ伸びていくイメージ。構えた感じも安心感がありますし、すごく振りやすい。
 

 

――BREAKOUTはどんなシャフトですか?
 

伊藤 綾
もともと、たまにボールを左に巻いてしまうことがあって、結構苦労していたんですが、REVEさんのシャフトを使わせていただくようになって、チーピンのようなボールが出なくなったんです。ボールが曲がらなくなったのはREVEさんのシャフトを使わせていただくようになってから。BREAKOUTは軽量ながらもしっかり感があって、当たり負けしないシャフト。思い切って振りにいってもボールがつかまり過ぎることがなく、気持ちよくストレートボールを打てています。もちろん、40gの超軽量ですからスイングスピードも上がりますし、大きなしなり戻りを利用して飛距離を伸ばすこともできています。すごく人気になっているシャフトだそうですが、それも納得です。
 

 

――今後、ドラコンには出場するお気持ちは?
 

伊藤 綾
今回初めて出場してみて、すごく楽しかったですし、“飛び”の魅力も感じました。また出場してみたいですね。
 

――ドラコンでの目標は?
 

伊藤 綾
特に目標というのはないんですけど、負けず嫌いなんで、やっぱり出場するからには負けたくないですよね。
 
 

Profile


<伊藤 綾(いとう あや)選手>
1990年8月21日生まれ。兵庫県在住。坂田塾神戸校の2期生として10歳からゴルフをはじめる。大阪桐蔭高校から甲南女子大学へ進み、プロ転向後、単年登録者としてステップ・アップ・ツアーに全戦出場するなど活躍。