Dr.HANAこと花ヶ崎光広プロがREVE SUPER HAND GRIPをインプレッション!
–New Model Impression
話題沸騰中のニューアイテム
通常のグリップとは反対に、ヘッド側にいくにつれて太くなっていく唯一無二の形状で、パターの悩みを一気に解消!数々のプロゴルファーのコーチングを務め、“名伯楽”として名を馳せる
Dr.HANAこと花ヶ崎光広プロが
REVE SUPER HAND GRIPをインプレッション!
数々のプロゴルファーのコーチングを務め、“名伯楽Dr.HANA”として名を馳せる花ヶ崎光広プロ。プロコーチとして活躍する傍ら、2020年にはドラコン競技へと電撃復帰。類まれな美しいスイングとパワーでビッグドライブを連発、幾多の試合で上位に名を連ねている。
そんな飛距離自慢の花ヶ崎光広プロではあるが、もちろんパッティングへの造詣も深く、その理論は教え子たちへと伝授され、結果を残している。今回はそんな花ヶ崎光広プロが、通常のグリップとは反対にヘッド側にいくにつれて太くなっていく独特の形状で人気のパター専用グリップ「REVE SUPER HAND GRIP(レーヴ スーパーハンドグリップ)」をインプレッション、その魅力を話してもらった。
「REVE SUPER HAND GRIP」は手のひらの面で構えることができるので、余計な手の動きができなくなる
――発売以降、話題を呼んでいる「REVE SUPER HAND GRIP」。花ヶ崎プロもお気に入りだということですが、このグリップの大きな特長は一般的なグリップとは反対に、ヘッド側にいくにつれて太くなっていく独特の形状です。ありそうでなかったこの形状に、どんな印象を持たれていますか?
花ヶ崎光広プロ
このグリップを初めて見せていただいと際に、まず思ったのが右手を使わなくするために工夫された形状だなぁ、というものでした。
――パッティングでは、どうしても右手が悪さをしてしまって、ストロークが狂ってしまうケースが多いですね。
花ヶ崎光広プロ
日本人は圧倒的に右利きの方が多く、右手で箸を持ったり、鉛筆で文字を書いたりすることが当たり前ですから、どうしても右手の人差し指と親指が強くなってしまいますね。パターのストローク中もその強さによって、こねてしまうような動きをしがちなんです。この「REVE SUPER HAND GRIP」のようにヘッド側が太いグリップを装着したパターを使うことによって、ストローク中のこねるような動きを抑えることができるようになります。手のひらの面で構えることができるので、余計な手の動きができなくなるわけです。
――握り心地はいかがですか?
花ヶ崎光広プロ
独特の形状ではありますが、まったく違和感はないですね。私の場合、パターはクロスハンドで握るのですが、すごく握りやすい。パターのグリップは基本的に、両手のひらの面と面を合わせて握るのが理想。こう握ることにより、手がいたずらをしにくいわけです。このグリップは形状によって、それに近い握りが誰でもできるということ。無駄な手の動きを無理せず抑制できるというのは、すごい効果ですね。
――手の動きを抑制できるというのは、ゴルファーにとってありがたい効果ですね。
花ヶ崎光広プロ
それにこのグリップのすごいところがもうひとつ。アライメントが狂わないんです。当然ですが、パッティングは自分が定めた目標に対し、正しく打ち出さなくてはいけません。細いグリップだと、特にアマチュアの場合、右手が強いですから構えた際に右肩が前に出てしまう。これでは目標に対して正しく打ち出すことはできません。ヘッド側が太くなることによって、右肩が前に出ようとしても出せませんから、必然的に正しく構えられますよね。目標に対して正しい構えで打ち出すことができますから、思ったライン上にボールを乗せられるようになるということです。
――花ヶ崎プロのようなクロスハンドで構えられる方にも効果的ですか?
花ヶ崎光広プロ
もちろんですね。もともとクロスハンドで握るのは右手の動きを消してしまいたいからなのですが、手前が太いグリップだと、ややストロークしづらいこともあったんです。この形状だと握りやすいですし、ヘッド側が太いことによって左手を面としてイメージしてストロークできるんです。ストローク中、面の向きの変えずに打つことができますので、ブレることがないわけです。
スムーズにヘッドを動かせますから、ロングパットでのカップインの確率も上がる
――ショートパットでの効果は?
花ヶ崎光広プロ
程よく太いので、ヘッドが揺れにくいですね。手先でパターヘッドを動かしたりできないので、ストロークが正しければそのままカップインしてくれるはず。例えばボールを捕まえにいってしまったとしても、動きを最小限に抑えてくれますので、ヘッドのブレも少なく、ミスも減ってくると思います。
――ロングパットでの効果は?
花ヶ崎光広プロ
ロングパットの距離感は、基本的にカップに向けて下からボールを投げる感覚。例えば、下からではなく、横から投げたりすると、距離感は狂いますよね。ロングパターは距離が長くなればなるほど、右手の感覚が大事なんです。このグリップだと、右手は余計な動きはできなくなり、しかも距離感だけに集中させることもできる。右手が太いので、下からボールを投げるような感覚もありますので、すごくタッチを出しやすいですね。それに特にアマチュアの方はロングパットになればなるほど、パターをねじってしまっている。例えば10メートルのパッティングでも、3メートルくらいカップから左右に外れてしまっている方も見かけます。このグリップはヘッドのねじれを抑えてくれますので、そこまで大きなズレもなくなると思います。
――距離感、方向性ともよくなると。
花ヶ崎光広プロ
そうなんです。それに一般的なグリップのように左手側が太い場合、左手がロックされ、挙上してしまうこともあるんです。挙上するとフェースが開きやすくなりますから、ミスパットにつながってしまいます。でもこのグリップだと左手側が細くなっていますから、ショットと同じく中指、薬指、小指の3本でパターを握れますから、ほどよく回旋しながらストロークできるんです。パッティングの基本であるイントゥインの軌道に振りやすい。スムーズにヘッドを動かせますから、ロングパットでのカップインの確率も上がると思います。
――最後にこの「REVE SUPER HAND GRIP」を特におすすめしたいゴルファーのタイプというのは?
花ヶ崎光広プロ
普段から手を使ってしまい、ショートパットに悩んでおられるゴルファーですね。ショートパットが入らなければ、ロングパットも入らない。ですからショートパットに悩んでおられる方はぜひこのグリップを使っていただきたいですね。
Profile
<花ヶ崎光広(はながさき みつひろ)プロ>
1978年5月11日生まれ。千葉県出身。11歳でゴルフを始め、独学で理論を学ぶ。プロキャディとして、2003年の中日クラウンズ、2006年コカコーラ東海クラシックで星野英正プロの優勝をアシスト。現在、兵庫県尼崎市と加古川市にインドアゴルフスタジオ「HANAゴルフアカデミー」を開講し、男女若手プロゴルファー、ジュニア、アマチュアをレッスン中。また2004年ドラコン大会に出場し、340ヤードを記録、その後ドラコン競技からは離れていたが2020年に電撃復帰。各競技で上位に名を連ねている。またゴルフ雑誌やゴルフ番組、YouTubeでも活躍、「Dr.HANA」としても人気を呼んでいる。