REVEを知り尽くした森岡 賢プロが『REVE DYNAMITE』をインプレッション!
–New Model Impression
名器・アーマード・レディがさらに進化。フルレングスに70tボロンを採用し、しなり戻りがさらに加速した衝撃のニューモデル「REVE DYNAMITE」が2022年9月に新発売された。アーマード・レディのコントロール性と飛距離、タイミングの取りやすさといった特徴は受け継ぎつつ、フルレングスボロンに進化させたことによりポテンシャルはブラッシュアップ。シャフトの新時代を予感させる仕上がりは早くも多くのゴルファーを虜にしている。
数々のプロ、研修生のコーチを務め、絶大な信頼を得る理論派の名伯楽であり、REVEシャフトの神髄を知り尽くした森岡 賢プロが、爆発的なインパクトを可能にしたシャフト『REVE DYNAMITE(レーヴ ダイナマイト)』をインプレッション!
REVEより2022年9月にリリースされ、50g台のミドルウェイト、高次元での挙動の安定性を生み出すオートマチックなしなりで、話題を呼んでいるニューモデル『REVE DYNAMITE(レーヴ ダイナマイト)』。これまでREVEになかった新たなしなり感、走り感を実現し、圧倒的な飛距離、そして緻密なボールコントロール性能を生み出すシャフトとしてアマチュアはもちろん、プロゴルファーからも絶賛の声が寄せられている。
そんなREVE DYNAMITEを、REVEシャフトの神髄を知り尽くしたプロコーチ・森岡 賢プロが発売前にインプレッション。類まれな方向性の高さに、森岡 賢プロでさえ驚きを隠すことができなかった。
ダイナマイトを打って、まず驚いたのが、意識しなくてもヘッドスピードが1~2m/s、ボールスピードが2~3m/sもあがったところ
――今回はREVEから発売されたニューモデル「REVE DYNAMITE」をひと足早く、森岡 賢プロにインプレッションしていただくべく、REVEまで足をお運びいただきました。すでに先ほど、数球打っていただき、特性を感じていただいておりますが、森岡 賢プロの感じた「REVE DYNAMITE」をお話ししていただきたいと思います。早速お聞きしたいのですが、まずこのシャフトの飛距離性能はどう感じられましたか?
森岡 賢プロ
REVE DYNAMITEを初めて打たせていただいたのですが、まず感じたことはとにかくトップで間が作りやすいシャフトだということ。それによってヘッドスピードが上がり、ボールスピードも意識せずに上がってしまう、不思議な感覚。これはREVEシャフト全般にいえることなのですが、そのポテンシャルによってオートマティック的にヘッドスピード、ボールスピードが上がってしまうんです。私自身、あまりヘッドスピードは速い方ではないのですが、先ほど計測してみると数値はヘッドスピードが1~2m/s、ボールスピードも2~3m/s上がっていましたね。
――タイミングも取りやすくて、その分どんどん振れて、叩きにいけるという感覚でしょうか。
森岡 賢プロ
そういうことですね。とにかくタイミングが取りやすさに驚きました。今すぐにでもエースシャフトにしたいくらいです(笑)。
――振りやすさ、タイミングの取りやすさによって飛距離も上がるということなんですが、方向性能はいかがですか。
森岡 賢プロ
ドライバーの長さながら、まるでREVEさんのアイアンシャフト「I.ELEVATION」を振っているような感覚。それくらいブレがないので、方向性能にケチのつけようがないんですよね。今まで、REVEシャフトのラインナップはほとんど打ってきているのですが、これまでにないしなり感だと思います。それくらい新感覚だし、REVEさんの進化を目の当たりにしたような衝撃ですね。
――正直、REVEとしましてもこれまでの製品にはないしなり方のシャフトなので、森岡プロがどんな感想を持っていただけるか、楽しみにしていたんです。森岡プロからのインプレッションがすごく良いので安心しました。
森岡 賢プロ
本当に素晴らしいシャフトだと思います。多くのアマチュアゴルファーをレッスンさせていただいているのですが、この「REVE DYNAMITE」の発売によって、REVEシャフトのラインナップだけで、どんなタイプのゴルファーにも合わせることができるようになったと思います。
――ありがとうございます。先ほどアイアンの「I.ELEVATION」に近い感覚というお話があったのですが、「I.ELEVATION」はクセのないシンプルな動きをするカーボンシャフトです。この動きにかなり近いと。
森岡 賢プロ
近いというより、ほぼ同じ感覚ですね(笑)。「I.ELEVATION」を使っておられる方は、「REVE DYNAMITE」を打ってもまったく違和感を感じず、すぐに馴染んでいただけるでしょうし、「I.ELEVATION」に興味をお持ちの方は、ぜひこちらのシャフトも試打していただきたいですね。
――「REVE DYNAMITE」の重量は50g台。振った際に重すぎる、軽すぎるといった感覚はありませんか?
森岡 賢プロ
正直、重量に関しましてはまったく違和感を感じません。普段はアーマード・レディの60g台のX使っているのですが、とりわけ軽いとは感じませんし、弱々しさを感じることもないですね。すごく振り心地がいいシャフトです。
ヒールやトゥにヒットしても、ボールはストレートしか出ない
――ここでもう一度、「REVE DYNAMITE」を打っていただけませんか。
森岡 賢プロ
はい、わかりました。
――再度、打っていただきましたが、きれいなストレートボールが出ました。
森岡 賢プロ
正直、今のショットはヒールでヒットしているんですが、それでもストレートボールが出ましたね。これは安心感がある。
――ヒールでヒットしてもストレートボールが出るということは、つかまりが良いとか悪いとかはありますか?
森岡 賢プロ
私の場合、普段はフッカーに近いドローヒッターなのですが、これはドローの曲がりもかなり少ない。ボールのつかまりというよりも、サイドスピン量が少なく、きれいにヘッドがインパクトを迎えてくれるという感覚でしょうか。ヒールでヒットしても同じで、曲がり幅をかなり抑えてくれていますね。
――チーピンで悩んでいる方にもおすすめですね。
森岡 賢プロ
かなりおすすめのシャフトです。チーピン打ちたくても打てないんじゃないですか(笑)。
――もう1球お願いします。
森岡 賢プロ
ではもう1球打ってみますね。
――今度も見事なほどきれいなストレート。
森岡 賢プロ
これもややヒール気味ではありますが、ストレートですね。
――森岡プロの弾道のイメージは大きなドローだったんですが、ほぼストレートボールしか出ていません。
森岡 賢プロ
データを確認すると、13㎜ヒール寄りに当たっているのに、スピン量は2200回転なんですよね。通常、ヒールに当たってしまうとスピン量は増えてスライスしやすいんですが、スピン量も増えず、ストレートボール・・・。不思議ですね。
――つかまりが悪いので、軽くドローを打ちたいというアマチュアもおられると思うのですが、そういった方は少し柔らかめのスペックを打ってもらうというのもアリですか?
森岡 賢プロ
絶対アリです。ぜひ試していただければと思います。
OBに悩んでいるアマチュアの方はぜひ「REVE DYNAMITE」を試打していき、このシャフトの特性を感じていただきたい
――先ほどのスペックはS。今度はS2を打っていただけますでしょうか。
森岡 賢プロ
はい、打ってみます。
――Sよりもやや柔らかい、S2はいかがですか?
森岡 賢プロ
S2もほんとに曲がりませんね。これもきれいなストレートボール。とにかく方向性がすごい。多分、REVEさんのドライバー向けシャフトのラインアップで、最も方向性が良いのではないでしょうか。
――次は敢えてトゥ側でヒットしていただけますか。
森岡 賢プロ
わかりました、トゥヒットですね。
――14㎜、トゥヒットです。いかがでしょうか
森岡 賢プロ
通常、トゥ側でヒットした場合、ギア効果でドローがきつめにかかるのですが、トゥヒットでもストレートボールですね。ヒールでもトゥでもストレートボール。これはすごいですよ。ドライバーは飛距離も大事ですが、それよりも方向性が大事。ボールが曲がって、OBに悩んでいるアマチュアの方はぜひ「REVE DYNAMITE」を試打していき、このシャフトの特性を感じていただきたいですね。
――方向性が良ければ、自ずと振りにいくこともできますね。
森岡 賢プロ
そうですね。不安なく振れますから、気持ちを高めて叩きにいけるのではないでしょうか。
――打っていただいたS2は、一般的なSR相当のスペック。柔らかい分、しなりが変わるような感覚はありますか?
森岡 賢プロ
実際はしなり幅が大きくなっているのですが、振っている感覚はSと同じ。ブレがないので、普段使用しているシャフトからワンフレックス落として試打してみるのもいいかと思います。REVEさんのシャフトは数値だけで測りうることができないので、実際に打ってみることが肝心。いつもSを打ているからといって、Sに固執するのではなく、いろんなスペックを試して、自分が一番振り心地のいいスペックを見つけていただければと思います。私自身、「REVE DYNAMITE」に関しては実際のところS2がマッチしそうですから。もちろんSも良かったのですが、これだけ曲がらないのなら、しなりの大きいS2を選びますね。
――教えておられるアマチュアにも推薦したいということなのですが、特にどういった点を薦めたいと?
森岡 賢プロ
スイング中の腰から腰までの範囲、いわゆるビジネスゾーンでシャフトがまったくブレずにインパクトを迎えてくれますから、その際のフェース面の向きが変わらず、コントロールしやすいわけです。以前はインパクト後、フォローをプッシュ気味に打ち出す指導がされてきたのですが、私のレッスンではインサイドに振り抜くように指導しています。フォロースルーをインサイドに振り抜くとヘッドが走り過ぎてしまうこともあるのですが、「REVE DYNAMITE」は適度に走りを抑えてくれているので、アマチュアの方でもかなりコントロールしやすく、曲がりの少ないショットを打つことができると思います。
――コースでは飛距離と方向性のバランスは非常に大切です。
森岡 賢プロ
プロゴルファーは10球打って10球すべてがフェアウェイをキープしないと上位に食い込むことはできないですから、このシャフトはプロにも当然薦めたいと思います。
―ありがとうございます。
森岡 賢プロ
プロアマ問わず、少しでも多くのゴルファーに「REVE DYNAMITE」の素晴らしさを体感していただきたいですね!
Profile
<森岡賢(もりおか けん)>
1988年1月5日生まれ。高知県出身、高知高等学校卒。中学2年からゴルフを始め、高校2年時に全国春季高等学校ゴルフ選手権で優勝という快挙を成し遂げる。その後ゴルフを物理分析する経験を重ね、現在レッスンプロ、プロコーチとして活躍中。兵庫県小野市にあるゴルフ練習場、樫山ゴルフランドを中心にレッスンを展開しており、トップアマからアベレージゴルファーから多大な信頼を得るとともに、コーチングの手腕はプロ、研修生からも高い評価を得ている。TRACKMAN PROFESSIONAL LEVEL 1取得、JGTOツアープレーヤー、ツアープロコーチ、日本ゴルフフィットネストレーナー、フリーストレッチング認定トレーナー。