2023.03.17

飛ばしのカリスマ、松本一誠プロが話題モデルをテスト!

–Professional Golfer Information


新ルールのもと、全階級制覇を目指し、45.5インチのREVE シャフトをインプレッション!自身の代名詞ともいえるBURNを含め、新たな境地を切り開くべく選び抜いたシャフトとは・・・。そしてドラコン界を席巻したドライバーヘッド「TOXIC R460」との組み合わせに・・・「最高の組み合わせだ」と思わず驚愕!
松本 一誠プロ
 

JPDA(一般社団法人日本プロドラコン協会)は2022年末、『「ロングドライブ(最長飛距離)時代」「アキュラシードライブ(平均飛距離)時代」のキャリアを経て、2023年度から、新時代のプロドラコンツアーをスタートする』と発表した。それはゴルフ未経験者でもわかりやすく、そしてメジャースポーツのように、よりファン目線、選手目線を重視したルール改正で、ドラコン競技の歴史に新たなページを刻む、革新的なものとなった。その代表的な改正は「ドラコン界初の体重別の階級制を導入」で、各階級のチャンピオンを設け、一対一の対決による緊迫した駆け引き、ノックアウトも生まれるラウンド制対決など、よりスリリングで見ごたえのあるルールへとブラッシュアップされている。さらに使用クラブの全長についても、JPDAが目指す「ゴルフにつながるドラコン」を具現化するべく、R&A、全米ゴルフ協会(USGA)と同様に46インチ以内とされた。
 

こういった一連のルール改正に選手の対応も顕著で、46インチ以内のクラブをスイングに馴染ませるべく、多くの選手が試行錯誤を続ける状況が続いている。そんななか、「飛ばしのカリスマ」として知られ、高い人気を誇るドラコン界のスター選手の松本一誠プロもREVE 本社で46インチ以内のシャフトをテスト。自身の代名詞ともいえる「BURN」を含め、話題のニューモデル「DYNAMITE」、REVEの名を一躍有名にした「REVOLVER」などを試打しながら、最強の一本を探し求めた。
 

今回はテスト中の松本一誠プロに、各モデルのインプレッションをしてもらった。


 

安定感とスピードを兼ね備えたDYNAMITEとしっかりボールを乗せて、さらに弾くような感覚のTOXIC・・・無敵の組み合わせです!
松本一誠プロ
 
 

DYNAMITEはブレが少なくて、一度でも真っすぐのボールが打てれば、延々と真っすぐのボールが打てるような感覚にもさせてくれる。

――JPDA(一般社団法人日本プロドラコン協会)では、クラブの長さを46インチ以下に制限するルールを採用、多くのドラコンプロが新たに自分にマッチする46インチ以下のドライバー探しに迫られ、試行錯誤を続けています。そういったなか、かねてからREVEシャフトを使用し、好成績を修めてきた松本一誠プロもほかの選手同様に46インチ以下のシャフトを探し求め、今回テストのためにREVEに来ていただきました。まだテストをしていただいていないニューモデルも含みますので、それぞれ打ってみた感想を教えてください。
 

松本一誠プロ
はい、よろしくお願いします!すごく楽しみです。
 

――まずテストされたのはニューモデルの「DYNAMITE」。50g台のミドルウエイトで、REVE最大の特徴である鋭いしなり戻り、そして加速とコントロール性能の高さを最大限に感じられるシャフトとして大人気のモデルです。
 

松本一誠プロ
初めて打たせていただいたのですが、とにかく曲がらないモデルですね。飛距離も軽く打って315ヤード。高いトータルバランスを持つシャフトというのが第一印象。これまで試合では48インチのバーンを使っていましたので、この45.5インチのDYNAMITEを打つと相当しっかり感は感じるのですが、REVEさんの代名詞である素早いしなり戻りも踏襲されていて、かなり振り抜きやすい。振れば真っすぐ飛ぶというイメージ。驚きのポテンシャルですね。
 


 

――軽く振っていただいたのに、ボール初速は80m/s出ていました。
 

松本一誠プロ
バーンよりも重量は上がっているのにヘッドスピード自体が落ちていないので、飛距離が出るのは当たり前ですよね。それにしっかり感があるので、スイングしていて安心感がありますよね。
 

――しかも打点がほぼ芯。
 

松本一誠プロ
ほんとですね(笑)。ブレが少ない証拠ですね。これは驚異的かもしれない。
 

――曲がる要素がありません。
 

松本一誠プロ
曲がることで有名なこの僕が、これほど曲がらないんだから、相当すごいシャフトですよ、このDYNAMITEは。打点はブレない、ボールもブレない・・・。
 

――競技を見越して、振りにいっていただいたボールもありましたが、それでも打点がぶれませんでした。
 

松本一誠プロ
そうなんですよね。若干自分の中では捕まりすぎたかな、という感覚はあったのですが、実際のボールはほぼ真っすぐ。
 

――サイドスピンは500回転以内が理想的な数字といわれていますが、振りにいったボールの回転数はなんと45回転。
 

松本一誠プロ
えっ、45回転?どういうことですか(笑)。
 

――それだけ松本一誠プロのスイングにマッチしているということですね。
 

松本一誠プロ
とにかくすごいシャフトですね。マットブラックのデザインもかっこいいですし、打ちやすさも相当なもの。とにかくブレないし、スイング中にクラブヘッドの位置がわかりやすいので、コントロールもしやすいですよね。まるで自分の身体と一体となっているような・・・。
 

――同調しやすいと、自ずとミート率も上がりますね。
 

松本一誠プロ
REVEさんのシャフト全般に言えることですが、アドレスした位置にヘッドがオートマチック的に戻ってくるという安心感が、ドラコンの勝負に於いて大きいように思いますね。特にDYNAMITEに関しては、さらにしっかり感があるので、もっとブレが少なくて、一度でも真っすぐのボールが打てれば、延々と真っすぐのボールが打てるような感覚にもさせてくれます。もちろん芯を喰えば飛距離も伸びます。
 
 

DYNAMITEと比べてリボルバーは、軽量ということもあってダウンスイングで瞬発的にインパクトまでヘッドが走る感覚。

――次は40g台の超軽量なのに異次元の強度と剛性を兼ね備えたREVE人気を不動としたリボルバーです。意外にも、松本一誠プロは初めて打たれたそうですね。
 

松本一誠プロ
初めて打ったのですが、リボルバーも相当良い(笑)。コントロールを重視してパンチショット気味に打ってみたのですが、それでもボール初速は82m/sも出ていましたから、当然飛距離も出ますね。DYNAMITEと比べてリボルバーは、軽量ということもあってダウンスイングで瞬発的にインパクトまでヘッドが走る感覚。DYNAMITEは重量もあって操作がしやすい。操作がしやすいといってもボール初速は落ちないので、飛距離が出る。性質は違う2モデルですが、甲乙つけがたいほどのポテンシャルを感じますので、状況に合わせて使い分けたいですね。リボルバーはドラコン競技でとにかくスピード重視で飛距離を出したいという時に。DYNAMITEは操作性が高いので、ドラコンも良いですがストロークプレーでも使いたい。選ぶのに苦労しそうですね(笑)。
 

――なるほど。嬉しい悩みとなりそうですね。スイングタイプにもよりますので、しっかり試打したうえで、選び抜いてほしいですね。
 

松本一誠プロ
リボルバーは軽く振っても360ヤードは出ていましたし、飛距離重視のルールなら圧倒的な存在になりそうです。ただJPDAのアキュラシー重視のルールならやっぱりDYNAMITEかな。
 

 
 
 

TOXICの一気にボールが進んでいくような直進性もすごい

――続いてはドライバー専用ヘッドの「TOXIC 6D」をテストしてみた感想を教えてください。
 

松本一誠プロ
めちゃくちゃ良いですね。このヘッドで軽く360ヤードは出ていましたし、ヘッドスピードは60m/sまで上がってきました。しかもドラコン仕様ではなく、ロフト角9度、45.5インチの組み合わせで、ですから。
 

――すごい数字が出ていますね。さらに松本一誠プロの代名詞ともいえる48インチのBURNとTOXIC 6Dを組んだドライバーも打っていただきましたが、いかがでしたか。
 

松本一誠プロ
使い慣れたBURNですから、やっぱり振りやすいですし、感覚が身に沁みついていますよね。
 

――なんと飛距離は392ヤードまで出ました。
 

松本一誠プロ
飛距離だけ考えると僕の場合は圧倒的にBURNなんですよね。フェード系の球筋でもしっかり飛距離を稼いでくれますし、ボール初速も85m/sまで上がりました。自分のスイングにマッチしているんでしょうね。それにTOXICの一気にボールが進んでいくような直進性もすごいです。しっかりボールを乗せてから、弾いていくような感覚。弾きだけのシャフトはどうしてもコントロールしづらいところもあるんですが、TOXICはコントロールもしやいですし、ほんとに曲がらない。
 

――そのTOXICとDYNAMITEの組み合わせはいかがでしたか?
 

松本一誠プロ
DYNAMITEはドラコンのルールを見越して45.5インチをテストしてみたのですが、とにかく芯を捕えやすい。これだけブレないと自信を持って振り抜けます。45.5インチで初速が85m/sまで出てましたから、ちょっと異次元かも(笑)。安定感も素晴らしいし、スピードも出る。安定感がウリのシャフトだと聞いていたんですが、これだけスピードが出るとは・・・。ケチのつけようがありませんね。スピン量さえ整えば45.5インチでも380~390ヤードも狙えますね。
 

――ヘッドスピード61m/sで、ボール初速85m/sですから、十分狙える数字ですね。
 

松本一誠プロ
早く振れるし、すごく安定していますよね。これだけ大きく振り上げる僕のバックスイングで、これだけ打点がブレないんだから、誰が使っても打点はブレませんよ、ほんと(笑)。
 


 
 
 

JPDAの試合で使用するシャフトはDYNAMITEのXに決めました!

――今回、いろいろと打たれましたが、JPDAの試合用のシャフトは決まりましたか?
 

松本一誠プロ
はい、決めました。僕はDYNAMITEのXです!
 

――振った感覚はいかがでしたか?
 

松本一誠プロ
DYNAMITEのファーストインプレッションはとにかく安定感があって、安心して振れるシャフトだな、というものでした。でも振れば振るほど、どんどんスピードも上がっていくので、そこにも驚きました。安定感とスピードを兼ね備えた、ほかにはないシャフトですね。
 

――スピードも相当上がりましたね。
 

松本一誠プロ
柔らかいシャフトと遜色ないスピードが出ていましたから、まさにびっくりシャフトですよ(笑)。心強いのひとことです。
 

――ヘッドはTOXICですね。
 

松本一誠プロ
6度のTOXICを使わせていただきます。TOXICは今回初めて打たせていただいたのですが、飛距離が出るのは、たくさんのドラコンプロが使われていますので知っていたのですが、操作性の高さに驚かされましたね。それにDYNAMITEと組み合わせることで、本当に打点がズレないですし、TOXICの芯に当たった際の感覚がすごく気持ちい。ボールをつぶすような感覚もあって、初速も出やすい。DYNAMITEとTOXIC・・・無敵の組み合わせです!
 

――JPDAは今年、体重別の階級で優勝を争うわけですが、松本一誠プロは全階級に出場可能。
 

松本一誠プロ
全階級制覇、狙っちゃいますか!
 

――TOXIC+DYNAMITEで全階級制覇、楽しみにしています。
 

松本一誠プロ
頑張ります!
 
 

Profile


<松本 一誠(まつもと いっせい)プロ>
1992年8月11日生まれ、神奈川県出身。ニックネームは「ドラコン王子」。ドライバー最長飛距離429ヤード(2020年JPDA静岡大会6月)。日本ドラコン選手で初、Instagram単一動画再生回数1000万再生突破。高校はゴルフ部の名門・杉並学院高等学校へ入学。高校時代は団体戦にてレギュラーメンバーとして全国大会に出場。高校卒業後はゴルフ場の研修生生活を経てレッスンプロとして活動開始。2015年23歳の時にドラコン競技に出会う。翌年の開幕戦JPDA北海道大会と翌大会JPDA宮城大会にて団体史上初の2連覇を達成。2019年JPDA千葉大会で復活の優勝を果たすと、翌大会のJPDA宮城大会も制し2連覇を果たす。2020年にはYouTubeチャンネルを開設し多方面にて活動を広げる。2020年6月21日に開催された「みんなのドラコン×SRIXON X2」において自己最長429ヤードを記録。2021年COBRA PUMAゴルフアンバサダー契約。2022年世界ドラコン大会日本代表決定戦 2位。