2023.11.28

LPGA最終プロテスト、REVEユーザーから2名の合格者が誕生!


年を重ねるごとに、激しさを増す一方の日本女子プロゴルフ協会プロテスト。各地で行われた1次予選では600人を超す受験者がしのぎを削り、2次予選を経て、最終プロテストでの4日間を戦い抜いた上位20位タイまでが合格、晴れてツアー出場権が認められる超難関テストである。その合格率はわずか3%。東京大学に合格するよりも困難といわれており、ツアープロを目指す選手たちにとって避けて通れない険しい道として広く知られている。

そんな日本女子プロゴルフ協会の最終プロテストが2023年10月31日~11月3日、岡山県のJFE瀬戸内海GC(6,419ヤード、パー72)で行なわれ、REVEシャフトユーザーの石田可南子選手が10度目の挑戦で2位タイ、中野恵里花選手が6度目の挑戦で19位タイの成績をそれぞれ残し、悲願のプロテスト合格を見事に果たした。

今回はパター以外すべてのクラブでREVEシャフトを使用し、1次予選から合格まで駆け上った中野恵里花プロにインタビュー。悲願を達成した気持ちを聞いた。


 
 
 

 
 

パター以外のクラブすべてにREVEシャフトを使用する中野恵里花プロは、最終日に68のスコアで合格を勝ち取る

――プロテスト合格、おめでとうございます。ついにやりましたね!今のお気持ちを聞かせてください。
 

中野恵里花プロ
6回目の受験、しかも昨年は2次予選で落ちてしまい、すごく苦しい状況ではあったのですが、気持ち的には前向きで、今回のプロテストは絶対リベンジしてやろうと心に決めて挑んでいたので、合格できて嬉しさでいっぱいです。
 

――お話のとおり、今回のプロテストは6度目の挑戦ということですが、心の中で期すものがあったではないですか?
 

中野恵里花プロ
リベンジするという気持ちではいたのですが、最終プロテストでは気負うことなく、4日間、楽しくラウンドすることだけを意識してプレーしていました。これまで受験した6度のプロテストのなかで、今回が一番気持ちを楽にしてラウンドできたと思います。
 

――昨年のテストは2次予選で脱落。今回は1次予選からのスタートとなりました。厳しい状況のなか、最終プロテストまで頑張りましたね。
 

中野恵里花プロ
5年ぶりに1次予選からの受験になりました。これまで合格が叶わなかったんですが、モチベーションが下がったり、やる気が失せたりということもなく、プロテスト合格という大きな目標に向けて、頑張ってきた結果が今回の合格につながったと思います。2019年にステップ・アップ・ツアーに出場して、ツアーの楽しさ、醍醐味というものを知ってしまいましたので、もう一度あの場所に戻りたいとい強い気持ちを持って、日々練習してきました。
 

――最終日の68は見事でしたね。
 

中野恵里花プロ
最終日のラウンド前に、5アンダーを目標としてスタートしました。初日から3日目までショットの精度が良かったにも関わらず、ピンを攻めきれていなかったので、3日目、最終日は自信を持って攻めてみようって。結果、ショットでピンそばにつけることができ、それがこのスコアにつながったと思います。
 

――最終日を迎えるにあたって、プレッシャーはありませんでしたか?
 

中野恵里花プロ
もちろんプレッシャーはありましたが、それも含めて最終日は楽しみながらプレーできました。それに、同じ組になった稲垣那奈子さんともいい意味で引っ張り合って、お互いベストスコアを出せたのも、すごく良かったんじゃないかなって思います。稲垣さんも15位タイで合格することができましたし、組み合わせに恵まれたというのもありますね。
 

――今年のプロテストはこれまでと何が違ったのでしょうか?
 

中野恵里花プロ
最終プロテスト前のワンデイトーナメントでもリラックスしてプレーできていましたし、気負わずプレーする練習もしていたので、そこが違ったのかなと思います。プロテストといえども特別なことは何もせず、普段の試合と同じルーティンで挑めたのが良かったんじゃないかなって思っています。
 

――普段と同じようにプレーするのは相当難しいと思います。
 

中野恵里花プロ
コーチやトレーナーさんとも話していたんですが、どれだけ普段どおりにラウンドできるかが一番大事だって、言われ続けてきたので、それを実際にすることができましたので、そのあたりがこれまでのプロテストとの大きな違いじゃないでしょうか。
 
 

 
 

アイアンに装着しているi.elevationは楽に高さを出せてボールを止められる。最終日はこの性能があってからこそのスコア。信頼に応えてくれる素晴らしいシャフトですね。

――以前から中野プロといえば、使用シャフトはドライバーからウエッジまで、REVE一色。今回のテストでもREVEシャフトは活躍してくれましたか?
 

中野恵里花プロ
もちろんです!ドライバーからウェッジまでREVEですし、本当に信頼できるシャフトです。
 

――ドライバーはDYNAMITE。安定感のあるミドルウエイトで、『弾く』をテーマに作り込まれた新感覚シャフトとして人気です。REVE最大の特徴である鋭いしなり戻りを最大限に感じられるオートマティック性を持ち合わせ、いかなるプレーヤーがその加速とコントロール性能の高さを実感できるシャフトとして、幅広く使用されています。
 

中野恵里花プロ
シャフト自体はREVEのなかではしっかり目の部類に入るとは思いますし、これまで使用してきたREVEシャフトと比べるとやや重量を感じます。ただ、REVEの特徴であるしなり戻りのスピード感を感じますし、重量がある分、軽く振っても飛距離を出せるところが、すごく気に入っています。
 

――フェアウェイウッドがドライバー向けシャフトのREVOLVER、フェアウェイウッドは番手によってFUとi.elevation、アイアンとウエッジがi.elevationとREVE一色。REVEの良さを教えていただけますでしょうか。
 

中野恵里花プロ
軽く振っても飛距離を出せるのが、一番気に入っているところですね。ウッド、ユーティリティ、アイアンを問わず、簡単の飛んでくれるので、ラウンドしていてすごく楽なんです。最終プロテストの4日間のラウンドも、長丁場ながら疲れなかったのは大きなアドバンテージでした。もちろん飛びだけではなくて、方向性、コントロール性、どれをとってもすごくレベルが高い。どの番手もプロテスト合格には欠かせなかったシャフトだと思っています。最終日に出せた68というスコアも、先ほども言ったようにピンを攻めることができたからなんですが、やっぱりアイアンに装着しているi.elevationが楽に高さを出せてボールを止められる。この性能があってからこそのプレーだったんです。信頼に応えてくれる素晴らしいシャフトですね。
 
 

 
 

――ついにツアープロとしてのスタートラインに立ったわけですが、最後にこれからの目標を聞かせてください。
 

中野恵里花プロ
直近の目標はQTで上位に入って、来季のレギュラーツアーの出場権を獲得すること。長期的な目標としては、安定して優勝を重ねられる強い選手になることです。
 

――ありがとうございました。これからも頑張ってください!
 

中野恵里花プロ
ありがとうございます!初優勝目指して頑張ります!
 
 

 

Profile


<中野恵里花(なかの えりか)プロ>
2000年1月25日生まれ、京都府宇治市出身。9歳からゴルフを始め、2011年「LPGA全日本小学生トーナメント」優勝、2014年「日本ジュニアゴルフ選手権競技女子12歳~14歳の部」4位などジュニア時代から輝かしい戦績を残す。プロデビュー戦となった2019年4月の「スタジオアリス女子オープン」では初日を首位に2打差の5位Tという成績を残し、デビュー戦Vへの期待が膨らむ好スタートで一躍注目を集めた。2023年、6度目の挑戦となった日本女子プロゴルフ協会プロテストで、最終テストを19位タイの成を残し、プロテストに合格した。