2023.12.28

やっとだ…松本一誠選手がタイトルマッチに勝利し、悲願のチャンピオンに!

–Professional Golfer Information


一般社団法人日本プロドラコン協会が主催するGOD(Great Of Drivers)ドラコンプロ タイトルマッチSeason3が2023年12月3日(日)、鹿児島県南九州市の三豊ゴルフクラブを舞台に開催され、男女別9階級に分かれて激闘が繰り広げられた。
 

このGODドラコンプロタイトルマッチは、各階級のチャンピオンにクオリファイ(予選)を勝ち上がった選手が挑戦する形式で行なわれ、Season3がタイトルマッチということになる。
 

ルールは1ラウンド1分30秒の5ラウンド制で、5ラウンドを通し、各ラウンドで記録した合計飛距離によって勝敗を決するというもの。各ラウンドでの持ち球は3球。3球ショットしたうち、25ヤード(約22m)~35ヤード(約32m)の枠内(会場によって異なる)を捕らえた最長飛距離のボールが記録され、それを全5ラウンドで行なうというルールだ。つまりスコアを競う本来のゴルフ競技につながる種目としてのドラコン競技を目指しており、飛距離に加え、方向性も重視されるのがこの試合形式の大きな特徴といえるだろう。
 

そういったなか、男子オープン-78㎏級のSeason3、タイトルマッチに挑戦したのが〝飛ばしのカリスマ〟松本一誠選手。クオリファイを順当に勝ち上がり、強豪・松本宗矢選手を相手にチャンピオン決定戦に挑んだ。
 

1Rでいきなり347ヤードを記録すると、松本宗矢選手はグリッド内にボールを収められず無念の記録なし。大きなアドバンテージを得た松本一誠選手は2Rでも333ヤードを記録すると3Rでは351ヤードを叩き出す。松本宗矢選手も2R325ヤード、3R326ヤードと奮闘するもののその差は広がり、4Rで松本宗矢選手が起死回生を狙ってビッグドライブに挑んだがグリッドに入らず万事休す。このラウンドでも松本一誠選手が332ヤードを記録し、合計飛距離の差が『両選手の最長記録+50ヤード×残ラウンド数』以上となったため、レフェリーがKOを宣言、このラウンドで松本一誠選手のタイトル獲得が決定した。
 

松本一誠選手といえばかねてからREVEの人気モデル、チタニウムボロン・バーンZ1の使い手として数々の試合で勝利を重ねてきており、もちろんタイトルマッチでもチタニウムボロン・バーンZ1の超軽量でありながら剛性があり、しなり戻りも加速するという特徴を存分に引き出し、飛距離と方向性を両立させ、タイトルマッチも見事に勝ち切った。
 

今回はGODドラコンプロタイトルマッチの男子オープン-78㎏級でタイトル奪取を果たした松本一誠選手に話を聞いた。


 
 

軽く振ってるのにシャフトが動いてくれて、球を押してくれました。REVEシャフトの良さを引き出せたかなと思います!

――GODドラコンプロ タイトルマッチ男子オープン -78kg級のでの勝利、おめでとうございます。タイトル奪取の率直なお気持ちを聞かせてください。
 

松本一誠選手
やっとだ…。これに尽きます。これからは追われる立場として挑戦者を全力で迎え打ちたいです!
 

――クオリファイから激しい戦いが繰り広げられましたが、この試合にはどのような思いを持って、挑まれたのでしょうか?
 

松本一誠選手
予選のトーナメントをすべて勝ち上がらなければタイトルマッチに挑めないので、初日は一戦一戦に注力しました。タイトルマッチでは予選で負けてしまった全員の思いを背負って戦いました。
 

――タイトルマッチは前チャンピオンである松本宗矢選手との戦いになりました。松本宗矢選手と戦うイメージはつくっておられましたか?
 

松本一誠選手
予選の反対ブロックの勝ち上がり予想は宗矢選手だったので、対策と試合展開のイメージはすでに持っていました。
 

――タイトルマッチは1Rで松本一誠選手が347ヤードを記録したのに対し、松本宗矢選手は記録なし。出だしからアドバンテージをつくることになりました。この時はどのような心境でしたか?
 

松本一誠選手
相手が外しても自分が外したら意味がない。飛距離よりもグリッドに球を残し続ける、このイメージは試合前から変わりませんでした。
 

――2Rは松本一誠選手が333ヤードに対し、松本宗矢選手は325ヤードと接戦。松本一誠選手も気が抜けない展開でした。
 

松本一誠選手
そうですね。しかし、ここも作戦通りで、普段ならここで360yd狙いに行っていたのが自分ですが、セコンドの横田プロのアドバイスもあって、グリッドに入れに行ったのが功を奏しました。
 

――そして3Rは松本一誠選手の素晴らしいショットが飛び出し、351ヤードを記録しました。相手選手の心を折ってしまうかのような一打となりました。この351ヤードのショットはどのようにして生まれたのでしょうか?
 

松本一誠選手
1発目にグリッドに入ってくれましたから、思い切って振りにいった2球目が上手く当たってくれた感じです。作戦戦通りの試合展開、軽く振ってるのにシャフトが動いてくれて、球を押してくれました。REVEシャフトの良さを引き出せたかなと思います!
 

――3Rの松本宗矢選手は326ヤードを記録はしましたが、差は広がる一方。4Rに松本宗矢選手は一打逆転を狙ってきましたが、裏目に出て記録なし。このラウンドで松本一誠選手が332ヤードを記録したことで、松本一誠選手のKO勝利となりました。これも〝飛ばしのカリスマ〟松本一誠選手らしい勝ち方でしたね。
 

松本一誠選手
宗矢プロが外すのは予想外でしたが、最後まで作戦遂行できてよかったです。自分の新しいドラコンのスタイルに辿り着けたような気がします
 
 
 

従来の柔らかいシャフトのイメージを持ったままREVEさんのシャフトを使ってみると、きっと驚くと思いますよ

――使用したシャフトはREVEのチタニウムボロン・バーンZ1。かねてから松本一誠選手が溺愛するシャフトですが、バーンZ1の魅力を教えてください。
 

松本一誠選手
バーンZ1は軽く振った時、思い切り振った時、ともに鋭いしなり戻りを高い再現性で行なってくれるところが魅力ですね。速く振れるのに曲がりが少ない、最高のシャフトです。
 

――バーンは超軽量でありながら剛性があり、しなり戻りも加速するという特徴がありますが、かつてのドラコン選手たちが愛用していた硬くてしならないシャフトの対極にあるように思います。ドラコンで使用するには柔らかすぎる印象があるのですが?
 

松本一誠選手
そうですね、個人差や好みもあるとは思いますが、自分は柔らかくて軽いモデルが好きなんです。従来の柔らかいシャフトのイメージを持ったままREVEさんのシャフトを使ってみると、きっと驚くと思いますよ。
 

――バーンはアマチュアでもレディス~シニアまで幅広い層を網羅していますが、特にどういったアマチュアにおすすめしたいですか?
 

松本一誠選手
ヘッドスピードを上げたい方、左右のブレが気になる方、捕まりが悪い方におすすめですね。 
 
 

――松本一誠選手のこれからの目標を教えてください。
 

松本一誠選手
ドラコンでももちろん活躍したいですが、これからは飛距離アップレッスンを日本中で行なって、飛距離アップの第一人者になりたいです。
 

――どうもありがとうございました。最後に松本一誠ファンの方にメッセージをお願いします。
 

松本一誠選手
皆様いつも応援ありがとうございます!お陰様でチャンピオンになれました!これからもみなさんのために頑張りますのでよろしくお願い致します。REVEシャフトお揃いにしましょうね!
 
 
 

Profile


<松本 一誠(まつもと いっせい)>
1992年8月11日生まれ、神奈川県出身。ニックネームは「ドラコン王子」。ドライバー最長飛距離429ヤード(2020年JPDA静岡大会6月)。日本ドラコン選手で初、Instagram単一動画再生回数1000万再生突破。高校はゴルフ部の名門・杉並学院高等学校へ入学。高校時代は団体戦にてレギュラーメンバーとして全国大会に出場。高校卒業後はゴルフ場の研修生生活を経てレッスンプロとして活動開始。2015年23歳の時にドラコン競技に出会う。翌年の開幕戦JPDA北海道大会と翌大会JPDA宮城大会にて団体史上初の2連覇を達成。2019年JPDA千葉大会で復活の優勝を果たすと、翌大会のJPDA宮城大会も制し2連覇を果たす。2020年にはYouTubeチャンネルを開設し多方面にて活動を広げる。2020年6月21日に開催された「みんなのドラコン×SRIXON X2」において自己最長429ヤードを記録。2021年COBRA PUMAゴルフアンバサダー契約。2022年世界ドラコン大会日本代表決定戦 2位。2023年、GODドラコンプロ タイトルマッチにおいて男子オープン-78㎏級チャンピオンに輝く。