2024.02.03

INNOVATION ONEを使い、石田可南子プロが9度目の挑戦でプロテスト合格!

–Professional Golfer Information


成果をあげるカギは一歩を踏み出すことである。その一歩一歩の積み上げがやがて大きな成果へとつながっていく・・・。
 

2023年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストは10月31日~11月3日までの4日間、岡山県にあるJFE瀬戸内海GCを会場に開催された。
 

2023年度の受験者は予選免除者を含むと698名で、最終プロテストで合格を手にできたのはわずか21名。つまりライセンスを手にしたのは受験者の3%という超難関、今回もまた東大合格よりも困難なプロテストだったことになる。
 

今回の合格者のなかで、冒頭の言葉がぴったりと当てはまるのが、2位タイで見事悲願を達成した石田可南子プロだ。1994年生まれの29歳。最終テストまで駒を進めた21人のなかでは日本人最年長。初めての受験から10年。9度目の受験でつかみ取った悲願の合格となった
 

そして、合格には欠かせなかったと力を込めて話してくれたのがREVEのサポート。かねてから石田可南子プロはREVEシャフトの魅力・ポテンシャルの高さに気づき、REVEにとってもブランド立ち上げ時からともに戦ってきた〝同志〟のような存在。進化を続けるREVEとともに、自身のシャフトもその時のスイングに合わせてフィッティングを行ない、今回の最終テストには最も信頼を置くシャフト「INNOVATION ONE SR」をドライバーに装着して合格をつかみ取った。
 

まさに背水の陣で挑んだプロテストで見事合格、しかも2位という好成績を残した石田可南子プロにインタビュー。喜びの声を聞いた。


 
 

パー5のバーディー率を上げるため、重点的に3Wとウェッジの練習を行重ねた

――プロテスト合格おめでとうございます。昨年の11月が最終プロテストだったので少し時間は経ってしまいましたが、合格の率直な気持ちを教えてください。
 

石田可南子プロ
『やっと受かったぁ~』!と言う気持ちで、ホッとしています。もう、あんな過酷なプロテストは受けたくないです(笑)

 

――これまで幾度となく高い壁に跳ね返されてきましたが、2023年プロテストに懸ける意気込みはどれほどだったのでしょうか?
 

石田可南子プロ
正直、もう受からないんじゃないかと思っていました(笑)。でも2023年度の最終プロテストの会場がJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部と知った時、神様にリベンジしろ!と言われていてるような気がして。といいますのも、2019年の最終プロテストは1打足らずで不合格となり悔しい思いをしたんです。その会場が今回と同じJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部。もう1回頑張ろう!と思って必死に練習しました。
 

――今回の合格はこれまでとどういった部分が違ったのでしょうか?
 

石田可南子プロ
全体的に受験者のレベルが上がっていて、最終テストはアンダーパーでまわらないと太刀打ちできなくなっていました。プロテストに合格するという目標ではなくて、その先を見据えて4日間で2桁アンダーを目指すという目標に切り替えたのがこれまでのプロテストと違う部分です。
 

――テストに向けて、どういった部分を重点的に練習してきたんでしょうか?
 

石田可南子プロ
アンダーパーでまわるためにパー5のバーディー率を上げようと、コーチの森岡賢さんと話し合いました。そのために3Wとウェッジの練習をかなりたくさんしてきました。
 

――プロテストでは70・71・67・68のトータル12アンダーというスコア。特に後半は驚異的なスコアを叩き出しました。テストではどういった部分が良かったのでしょうか。
 

石田可南子プロ
4日間を通してショットは安定していました。ほとんどラフからは打っていません。JFE瀬戸内海GCは本当に良く知っているコースだったので、どこに打っていけばバーディーが取れるかは把握していました。3日目から少しグリーンのスピードが上がって1日目・2日目に届かなかったパットが届くようになって、バーディーをたくさん取ることができました。
 

――後半の2日間で9つもスコアを伸ばすのは並大抵なことではありません。プレッシャーのかかる後半でスコアを伸ばせたメンタルの強さも相当なものと思います。メンタルは強い方ですか?またテストに向けてメンタルのトレーニングはしてきましたか?
 

石田可南子プロ
メンタルのトレーニングはしてないです。ですが過去の経験値から3日目がすごく大事な日になると思ってスタートしました。気合いとゴルフが噛み合わなくて、何度も悔しい思いをしてきましたが、今回のプロテストではメンバーにも恵まれて、うまくいきました。
 
 
 

INNOVATION ONEは安定感抜群。緊張した場面でもしっかり振り抜くことができますし、ボールの高さも出るので、キャリーが出るシャフトだと思います

――石田可南子プロといえば、これまでレーヴのシャフトを使用し、プレーを続けてきました。今回のテストでも、ドライバーのシャフトはリボルバーINNOVATION ONE SRを使用。このシャフトのどんなところに魅力を感じているのでしょうか?
 

石田可南子プロ
本当に安定感抜群のシャフトです。シャフトが動きすぎないのが魅力です。緊張した場面でもしっかり振り抜くことができますし、ボールの高さも出るので、キャリーが出るシャフトだと思います。
 

――INNOVATION ONEは世界トップレベルのドラコンプレーヤーから国内女子プロゴルファーまで幅広く信頼を寄せる名器インパクトボロンリボルバーの血統を受け継ぐシャフトで、チタンの含有量やボロンシートを増量したことにより重量が約5gアップ。これによりシャフトの挙動をより滑らかにしてスイングの再現率とミート率が向上。先端部のチタンの剛性率がアップすることで、さらに力の伝達力が増加し、また、レーヴ初のキックポイントを中元調子にすることによって、切り返しのタイミングもさらに取りやすくなっているというシャフトです。少し紹介が長くなりましたが、石田可南子プロが信頼を置くシャフトを使ってみたいというアマチュアゴルファーはたくさんいると思います。どういったタイプの、またどういった悩みを持つゴルファーに特にこのINNOVATION ONEをおすすめしたいですか?
 

石田可南子プロ
スイングのテンポがゆったりの方にピッタリのシャフトだと思います。また打ち急ぎや切り返しのタイミングでお悩みの方にも使用していただきたいです。切り返しで慌ててしまうと上手くしならないので、必然的にゆったりとしたスイングが身につくと思います。
 


 
 

――石田可南子プロの話に戻りますが、ようやくたどり着いたツアープロの世界。ツアープロとしてスタートを切る2024年の目標を教えてください。
 

石田可南子プロ
今年の主戦場はステップアップツアーになると思いますので、ステップアップツアーでまず1勝したいです。レギュラーツアーにも出られるチャンスがあると思いますので、トップ10に入れるように頑張りたいです。
 

――将来的な夢は?
 

石田可南子プロ
身体が大丈夫なうちは長く試合に出たいと思ってます(笑)。ツアー優勝もしたいし、シード選手にもなりたい。いつか子どもを産んだらママとして試合に出たいなというビジョンもあります。
 

――最後にこのインタビューを読んでいる石田可南子ファンの皆様にメッセージをお願いします。
 

石田可南子プロ
いつも応援してくださりありがとうございます!スタートラインに立つのが遅くなってしまいましたが、REVEさんのシャフトと共にツアーを転戦できること嬉しく思います。まずはプロとして1勝できるよう今シーズン頑張っていきます。応援よろしくお願いします!
 
 

Profile


<石田 可南子(いしだ かなこ)>
1994年5月6日生まれ。兵庫県出身。11歳からゴルフを始める。高校は大阪学院大学高等学校へと進学し、ゴルフ部で腕を磨く。卒業後、19歳のころからプロテストを受験、今回と同じJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で行われた2019年のプロテストでは1打差で合格を逃すなど悔しい思いもした。9度目の受験となった2023年プロテストでは2位という好成績で見事合格を果たす。2017年ステップアップツアー「京都レディースオープン」5位タイ、2018年ステップアップツアー「日医工女子オープン」3位タイ、2020年「日本女子オープン」出場、2022年「第5回三木市レディースゴルフトーナメント」優勝。