荒木美友プロが今季ステップ・アップ・ツアー出場へ!
–Professional Golfer Information
ついに荒木美友プロがツアーの舞台に戻ってくる!
2014年以降、ステップ・アップ・ツアーを中心にツアーに出場して幾度も上位入賞、さらに2018年には「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」にも出場するなど、トーナメント選手として活躍してきた荒木美友プロ。だがプロテスト未合格だったことから、LPGA非会員はQTへの参加が認められないという2019年の制度変更により、それ以降のツアー出場の扉が閉ざされてしまった。
そういったなかでも、ゴルフの情熱は消さず、新たな目標としてLPGAのティーチングライセンス取得に向けて始動、3年間の講習期間を経て、2023年にライセンスを手にした。これにより“プロゴルファー”荒木美友として活動することができるようになったわけだが、同時にプロゴルファーのライセンスを取得したことにより、ツアー出場権をかけた予選会「QT」への参加も可能に。つまりツアー出場への道が開けたというわけである。
このQTに荒木美友プロも出場。ティーチングライセンス取得を目指しながらも、QTを視野に入れ、ツアー外の試合に出場を続け、2022年「サンケイスポーツ シニア&レディス選手権」で優勝を飾るなど、試合勘を養ってきたこともあり、2023年11月28日(火)~12月1日(金)、静岡県・葛城ゴルフ倶楽部で行われたQTファイナルステージに進出し、99位で競技を終えた。
QT99位の成績により、2024年のステップ・アップ・ツアーへの出場資格を獲得。好成績を修めればリランキング制度によりレギュラーツアーへの出場も夢ではないところまでたどり着いたのである。
これまで、REVEシャフトを愛用し、REVEシャフトとともにツアー復帰を夢見てきた荒木美友プロ。今回はステップ・アップ・ツアー出場を目前に控えた、荒木美友プロに話を聞いた!
久しぶりのツアーなので挑戦者として試合を楽しんでいきたい!
――見事ファイナルQTに進出し、99位の成績で2024年のステップ・アップ・ツアーへの出場権を得ることができました。ツアー出場復帰を決めた今のお気持ちを教えてください。
荒木美友プロ
久しぶりにツアーに出場できる嬉しさと楽しみでワクワクしています!
――ティーチングプロの資格を得て、ついにツアー出場までたどり着いたわけですが、資格取得までの3年間はどのような気持ちで講習を受けてこられましたか。
荒木美友プロ
選手として活動しながらティーチングの勉強をすることは自分自身にとっても得る事が多く、講習で学んだ経験を活かしていきたいなと思いながら取り組んでいました。
――2023年11月28日(火)~12月1日(金)、静岡県・葛城ゴルフ倶楽部で行われたQTファイナルステージでは、初日83と思うようなスコアではなかったと思いますが、その後76、75、73とスコアが上向きました。この4日間を振り返っていただきますか?
荒木美友プロ
QTファーストステージを通過できたことにすごく驚きで、ホッとしている間にQTファイナルステージが始まっていました。初日は緊張感なく全く集中できずに終わってしまいました。これではダメだと思い、2日目から切り換えてプレーに集中する事ができました。
――ファイナルQTを経て、2024年はまず、ステップ・アップ・ツアーに出場します。ツアー出場に向けて、どのような準備を進めていますか?
荒木美友プロ
スケジュールによっては連戦になることもあるので、体力勝負だと思っています。なので今まで以上に体力強化を頑張っています。技術面では小技を磨いています!
――ステップ・アップ・ツアーではどのようなプレーをしていきたいですか?
荒木美友プロ
安定したプレーをしていきたいです!ドライバーの方向性には自信があるのでティーショットの安定と得意なパッティングで注目していただきたいです!
――2024年シーズンの目標を教えてください。
荒木美友プロ
大きな目標は優勝です!久しぶりのツアーなので挑戦者として試合を楽しんでいきたいです!
リボルバーRRはスイング中、シャフトがしなってほしいところでしなってくれるのでミート率が良いのでボールは曲がりません
――荒木美友プロといえばREVEシャフトを長年使用されているプロとしても知られていますが、今使用しているシャフトのラインナップを教えていただけますでしょうか。
荒木美友プロ
すべてREVEさんで、ドライバーがリボルバーRR、フェアウェイウッドがリボルバーR、ユーティリティがI.ELEVATION50s、アイアンがI.ELEVATION50s、パターがブラックナイトです。
――ドライバーに使用されているリボルバーは、男子プロでも打てる40g台をコンセプトに開発された人気モデルですね。軽くて柔軟性を持たせながらもインパクト時の力の伝達力が良く、ゴルファーの持ってる能力を最大限に引き出せるシャフトとして、これまでシニア層からドラコン選手までと、幅広いユーザーを獲得しています。リボルバーの特徴の一つ、大きなしなり戻りの良さ、つまり再現性の高さや弾き感はまさしく常識の範囲を超えていますし、その恩恵を受けてボール初速も確実にアップすると評判です。RRはラインナップのの中でも最もしなりの大きいフレックス。リボルバーRRの魅力を教えていただけますでしょうか。
荒木美友プロ
とにかく軽くて振りやすいです!スイング中、シャフトがしなってほしいところでしなってくれるのでミート率が良いのでボールは曲がりません!
――荒木美友プロはパッティングの名手。パターに装着しているシャフト「ブラックナイト」の魅力も教えてください。
荒木美友プロ
カーボンシャフトですが重さもしっかりあり、しなりも少ないのでボールの転がりが良くなります!
――ありがとうございました。最後に荒木美友プロを応援している方々にメッセージをお願いします。
荒木美友プロ
いつも応援ありがとうございます!出場できる試合を楽しみながら精一杯頑張っていきます!これからも応援よろしくお願いします。
Profile
<荒木 美友(あらき みゆ)>
1990年11月29日、愛知県名古屋市生まれ。坂田塾塾生として9歳からゴルフをはじめ、中部ジュニアゴルフ選手権競技で優勝するなどジュニア時代から注目される存在に。大手前大学在学中の2011年日本女子学生ゴルフ選手権7位タイ、2012年日本女子学生ゴルフ選手権2位タイの好成績を残し、卒業後プロ転向。LPGA単年登録者として日本プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯、NOBUTA GROUPマスターズGCレディースなどのビッグトーナメントにも出場を果たす。ステップ・アップ・ツアーでは2014年ルートインカップ上田丸子グランヴィリオレディースで2位タイなど。2019年からは台湾ツアーにも参戦する。2022年「サンケイスポーツシニア&レディス選手権」で優勝。2023年JLPGAティーチングプロフェッショナル会員入会。2023年QTファイナルステージで99位となり、2024年のステップ・アップ・ツアー出場権を得る。
また一般社団法人日本プロパッティング協会が主催する「プロパッティングツアー2022」では初出場となった第6戦で優勝を飾ると、第8戦でも優勝を飾る。