2024.04.13

石井雄二プロコーチが「VERSION5」を徹底解説!

–New Model Impression


40g台と軽量でありながらREVEのしなり戻りの速さをそのままに、トルク5を最大限に活かしたチューニングによりオートマチックにインパクトを迎える再現性の高さを実現させた「VERSION 5 (バージョンファイブ)」が満を持して発売された。
 

フルレングスにボロン素材を使用し、ネーミングのとおりトルクは5を指し示している。
 

一般的にトルクが少ないとヘッドの遊びが少なく操作性が高いと言われており、トルクが多いと操作性が鈍くなるがオートマチックに動くと言われている。そういったなか 「VERSION 5」のトルクは精密にコントロールされ、操作性の良さを残しつつ近代の大型ヘッド特有の高い慣性モーメントの操作しにくいヘッドでもオートマチックにインパクトへ導く寛容性を作り出している。
 

4月5日にリリースされたばかりのニューモデル「VERSION 5」を、REVEシャフトを知り尽くした石井雄二プロコーチがインプレッション!
ワンフレックスで、しなり戻りの始まりからワイルドなフルスロットルで加速する「VERSION 5」は石井コーチの目にどのように映ったのか。
 

今回のレイヴァーマガジンは数々のプロゴルファーのコーチングを行ない、ギアにも精通した石井雄二コーチが「VERSION 5」を徹底解説する!


 
 

捕まり系のリボルバーシャフトとやや捕まりを抑えたアサルトアタックのちょうど中間あたりの良いところに分類された雰囲気

――今回はREVEから4月5日に発売されたばかりのニューシャフト「VERSION 5」をREVEシャフトのすべてを熟知しているといっても過言ではない、石井雄二コーチに実際に試打していただきインプレッションしていただきます。
 

石井雄二コーチ
よろしくお願いいたします!このシャフトは開発時から色々とお話をお聞きしていて、いつインプレッションできるのか心待ちにしていました。
 

――早速、「VERSION 5」を打っていただきましょう。
 

石井雄二コーチ
はい、お願いします。まず素振りの感じですが、正直REVEらしい、シャフトが仕事をしている感じはあまりないんですが、かといってハードスペックな感じもしないので、実際にボールを打ってみて、どんな印象を受けるか楽しみです。
 

――実際にボールを打ってみた感想はいかがでしょうか。
 

石井雄二コーチ
先ほど1球打ってみたんですが、ボールをしっかり捕まえることができました。1球目から良いデータも出ていますし、期待以上ですね!
 

――確かにいい数値でした。
 

石井雄二コーチ
小細工なしに、素直に打ってみて、まず感じたことは元祖REVEシャフトの流れであるリボルバーのような捕まりの良さがありつつも、走って捕まり過ぎる気持ちの悪さがまったくない。オーソドックスで万人受けしそうな感覚を受けました。REVEでいう捕まり系のリボルバーシャフトとやや捕まりを抑えたアサルトアタックのちょうど中間あたりの良いところに分類された雰囲気を感じましたね。
 

――確かに万人受けするところにカテゴライズされますね。
 

石井雄二コーチ
何も調整しないでこの感じですので、すごく魅力を感じます。しかもワンフレックスで柔らかめというか、やさしめにつくられているのに、捻じれる感じもなく、とにかく打ちやいシャフトだという印象を受けました。
 

優しく振れるメリットはありつつ、コントロールに必要なしっかり感もワンフレックスながら維持しているというのは今までにない特色

――もう1球打っていただいたのですが、こちらはやや右方向でしたね。
 

石井雄二コーチ
これは捕まりを意識してやや右方向に打ち出したのですが、それでも軽いドローで戻ってきましたので、心地よく捕まるっていうのが言葉としてマッチしているのかなと思います。
 

――なるほど。
 

石井雄二コーチ
普段はストレートだけれどストレートドローを打ちたいというようなゴルファーはすごく使い勝手が良くて、そのまま使えるという動きをしてくれます。REVEのシャフトはすごく特色があって、特色を利用して飛距離を出すことに特化したモデルもあるのですが、このシャフトは今までになく良い意味での癖がなくなったので、すっと馴染んでくれるような感覚がありますね。
 

――飛距離性能はいかがですか?
 

石井雄二コーチ
面白いのが、そんなに振っている感じではないんですが、意外と飛んじゃってるというところ。普段の自分からすると、頑張って初速スピードは70m/sくらいなんですが、今回のこのシャフトの試打で、楽に振って68m/sくらい出てるんですよ。飛距離性能も十分高いですね。
 

――打ちやすくて飛距離も出せる。
 

石井雄二コーチ
普段はブレイクアウトを使っているのですが、飛距離に関してはこれ以上ないくらい簡単に出るような性能を持っているんです。VERSION 5はブレイクアウトより重量があるのですが、重さがまったく気にならないというか、実際にボールスピードも出ているので、コースに出ても何の違和感もなく、このままで十分使えると思います。ワンフレックスのシャフトというのは実際、プレーヤーがスピードに合わせて先端をカットして硬くしたりして打ち心地の良いシャフトに仕上げていくのですが、このままでも違和感なく使えるでしょうね。特にアマチュアの方からすると細かな調整がいらないというのはありがたいと思います。
 

――先ほど話が出ましたブレイクアウトとVERSION 5との違いというのは?
 

石井雄二コーチ
アサルトアタックやブレイクアウトはダウンスイングの最後に走りすぎない安心感があるんです。一方リボルバー系のシャフトは必ず最後に走る。これはリボルバー系の大きな武器なんですが、持ち球が元々ストレートか少しドロータイプの僕は走り過ぎてしまうリスクを避けるために、敢えてインパクト前で走り過ぎないシャフトを選ぶようにしているんです。VERSION 5はしっかり走ってくれるんですが、びっくりするような走り方はしない。ただ、すんなり走ってくるような感覚。それでいて飛距離が出ますので、スピードが落ちてしまって飛ばないというわけではないんです。
 

――ご購入をお考えの方もおられると思うのですが、どういったヘッドスピード帯のゴルファーにマッチすると思われますか?
 

石井雄二コーチ
スイングしてみるとハードに感じませんが、暴れる感じもしない。僕のヘッドスピードが先ほどのデータでは48m/sでしたが、40m/sくらいからはもちろん、50m/s出ても柔らかく感じるかと言われたら、決してそうではないと思うんです。結構幅広いヘッドスピード帯のゴルファーに使ってもらえるんじゃないでしょうか。重量が40g台なんで女性が使ったとしても重くて振れないということはないでしょうし、競技志向の女性なんてすごく良いと思いますね。もちろん一般アマチュア男性ならこのシャフトのポテンシャルを十分引き出していただけるんじゃないかと思います。REVEには今までにない中間的なところを狙ってきたなって感じがします(笑)。
 

――良いとこ取りって感じですね。
 

石井雄二コーチ
ほんとにそう思います。
 

――では最後に、どんなゴルファーに特におすすめだよ、というのを教えてください。
 

石井雄二コーチ
飛距離は出したい、だけど極端に左に捕まりたくない。そんな方にはぜひ使っていただきたいですね。両方の良いとこ取りをしたシャフトなので、良く捕まるけど捕まり過ぎない、つまり距離は出したいけど左は警戒したいというゴルファーはすんなり使いこなしていただけると思います。
 

――なるほど。
 

石井雄二コーチ
それから最近、各用品メーカーがヘッドのスピン量を抑えるというのがトレンドになっているのですが、こういったスピン量の少ないヘッドに対して、フェース面でボールが滑ってしまいスライスやプッシュのミスが出てしまうゴルファーもおられます。そういった方はこのシャフトを使うことで捕まりを良くして、そのようなミスを減らすことができるんじゃないかと思います。
 

――ありがとうございます。ボールを捕まえたいけど捕まり過ぎない、距離も伸ばしやすい、コントロールもしやすい。すごいシャフトですね。
 

石井雄二コーチ
本当に振っていて癖がないので、「こんな風に動いてるな」ってダイレクトにクラブの動きを感じることができるんですよね。しなるシャフトはしなりで生まれたエネルギーを利用することで飛距離を出せるのですが、力感が強くて手で捕まえにいこうとする方って、力感が強くなった時にヘッドがどこにあるか、ヘッドがどこを向いているという不安感があると思うんです。でもこのシャフトを使っているとそういう不安感もないと思います。すごく使いやすいんじゃないでしょうか。
 

――ワンフレックスシャフトの入門シャフトとしてもすごく良いと。
 

石井雄二コーチ
優しく振れるメリットはありつつ、コントロールに必要なしっかり感も、ワンフレックスながら維持しているというのは今までにない特色だといえます。例えばバーンのように先端が気持ちよく走ってくれて、飛距離も出せて、カウンターバランスですごく振りやすいんだけれど若干動きすぎるとか、捻じれが出るという流れからすると、このVERSION 5はヘッドに装着してすぐ使用できるシャフト。取り敢えず一度使ってみて、このシャフトの良さを体感していただければと思います。より距離を出したい競技志向の女性ゴルファーの方、もう少しボールスピードが欲しいけどヘッドが動きすぎると不安という一般アマチュアの方はすぐに馴染んでもらえるシャフトだと思いますので、ぜひ使っていただきたいですね。
 

――ありがとうございました。
 

石井雄二コーチ
ありがとうございました。ほんと、もっと早く使いたかったシャフトです!
 
 →「VERSION 5」の製品紹介記事はこちらをご覧ください。
 
 
 

Profile


<石井 雄二(いしい ゆうじ)>
1976年7月25日生まれ。江連忠に師事。アマチュア時代から穴井詩を指導してトッププロに導いたほか、現在は独立し、西木裕紀子、スタイヤーノ梨々菜、山本豪、河合庄司ら多数のプロを指導。穴井詩プロは2023年シーズン、4年ぶりのツアー優勝に導いている。プロへ指導したノウハウを一般ゴルファーにも伝達しており、各々の筋力、柔軟性などをそのまま活かし、エネルギーのロスを最小にして飛んで曲がらないスイングを提唱。大学は工学部で、トラックマンやGCQUADなどの計測機器を早期から活用し理論面でも納得のいく親切なティーチングに定評がある。TPI公認インストラクター取得。PGAティーチングプロ。六甲国際ゴルフアカデミー所属。