石田可南子プロがフジサンケイレディスで14位タイに!
–Professional Golfer Information
2023年度のプロテストで悲願の合格をつかみ取った石田可南子プロ。プロ入り後、初のレギュラーツアー出場となる「42ndフジサンケイレディスクラシック」(静岡県・川奈ホテルGC富士コース・6494yd・Par71)にて通算3アンダーの成績を残し、14位タイという素晴らしい順位でフィニッシュを果たした。
2024年も富士山を背に紺碧の相模灘を望む自然の地形を活かした国内屈指の戦略的なコースとして知られる川奈ホテルゴルフコース富士コースを舞台に開催された「42ndフジサンケイレディスクラシック」。ルーキーながらもひと際、躍動したのが石田可南子プロだ。
かねてからREVEシャフトのポテンシャルの高さに信頼を置き、現在はドライバーに「INNOVATION ONE SR」を使用。確かな技術と自信で常にフェアウェイを狙い、3日間トータルでのパーオン率は全選手中10位と安定したプレーぶりが光った。プロ入り後、初のレギュラーツアーはウェイティングからの出場ながらも、堂々としたプレーぶりはその存在感を一層際立たせるものだった。
フジサンケイレディスクラシックの舞台で新たなスタートを切り、確かな手ごたえを掴んだ石田可南子プロ。今後の彼女の活躍に期待は高まるばかりだが、今回はフジサンケイレディスで好結果を残した石田可南子プロにインタビュー。
石田可南子プロがプロ入り後の初レギュラーツアー出場!
INNOVATION ONEとともに新たな挑戦に臨む
――プロ入り後の初めてのレギュラーツアー出場について、どのような感想をお持ちですか?
石田可南子プロ
正会員としてコースに立てることに、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
――フジサンケイレディスクラシックでの3日間のプレーを振り返っていかがですか?
石田可南子プロ
少し調子が良すぎたかもしれませんが、ピンチの場面もうまく乗り越えられたかなと思います。
――プロ入り後の最初のレギュラーツアー。プレッシャーとはどのようなものでしたか?
石田可南子プロ
プレッシャーよりも、出場できることの喜びの方が大きかったですね。
――ルーキーとしてのデビュー戦の自信、それに不安はありましたか?
石田可南子プロ
正直、予選落ちも覚悟していましたが、自分のゴルフがどこまで通用するか、足りない部分は何か。自分の成長を見つめ直す良い機会になりました。
――フジサンケイレディスクラシックでの目標は何でしたか?
石田可南子プロ
予選を通過することでした。
――富士山を背にした川奈ホテルGC富士コースについてどう感じましたか?
石田可南子プロ
いちばんはコーライグリーンです。コーライグリーンでのプレー経験が少ないので、どんな風にパッティングすればいいか、すごく考えました。それに海沿いということもあって、風が強くて難しい印象でした。
――レギュラーツアーでの戦いについてどう感じましたか?
石田可南子プロ
意外と戦えたという感想ですが、まだまだ成長の余地を感じます。シード選手と比べるとグリーン周りのアプローチやパッティング、攻めや守りの判断はまだまだ足りない部分だと感じました。
――レギュラーツアーに出場したことで、特に学んだことは何ですか?
石田可南子プロ
ロングパットの距離感の大切さを再認識しました。上手い選手はタップインでそのホールを終えます。その先のゴルフの流れや自分へのストレスを少なくするためにとても重要なことだと学びました。
INNOVATION ONEの最大の魅力は曲がらない安定性
――使用するREVEシャフト「INNOVATION ONE」(SR)は試合にマッチしていましたか?
石田可南子プロ
とても満足しています。風にも対応でき、フェアウェイをキープできました。
――「INNOVATION ONE」の魅力は?
石田可南子プロ
曲がらない安定性が最大の魅力です。
――今回の試合ではパーオン率が全選手中10位と、上位にランキングされました。プレー中、心がけていたことは?
石田可南子プロ
グリーンが大きくなかったのでセンターに打つことを心掛けていました。
――フジサンケイレディスクラシックでの経験が今後のプレーに与える影響は?
石田可南子プロ
ショット面では自信を深めましたが、グリーン周りの対応をこれからレベルアップしていく必要があると思いました。
――次なる目標は?
石田可南子プロ
中盤戦後半戦のレギュラーツアーに出場できるように1stリランキングを突破したいです!
Profile
<石田 可南子(いしだ かなこ)>
1994年5月6日生まれ。兵庫県出身。11歳からゴルフを始める。高校は大阪学院大学高等学校へと進学し、ゴルフ部で腕を磨く。卒業後、19歳のころからプロテストを受験、今回と同じJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で行われた2019年のプロテストでは1打差で合格を逃すなど悔しい思いもした。9度目の受験となった2023年プロテストでは2位という好成績で見事合格を果たす。2017年ステップアップツアー「京都レディースオープン」5位タイ、2018年ステップアップツアー「日医工女子オープン」3位タイ、2020年「日本女子オープン」出場、2022年「第5回三木市レディースゴルフトーナメント」優勝。2024年4月19〜21日に開催された「フジサンケイレディス」では、プロ入り後初のレギュラーツアー出場ながらも14位タイの好成績を残した。