新生ドラコンジーニアス安東宣敬プロ、静岡で華々しく優勝!
2024年6月23日、静岡県・東名カントリークラブ特設会場で行われた「2024 Japan Long Drive Championship静岡大会・【MATCH29・30】」に、新星・安東宣敬プロが登場。MATCH 29エクストリームディビジョンで見事優勝を飾った。
安東プロは、1991年にプロ転向後、レギュラーツアーで通算2勝を挙げ、最長飛距離399ヤードを誇る小達敏昭プロに師事。そのダイナミックなスイングと圧倒的なボールスピードを武器に、ドラコン競技で彗星のごとく登場。瞬く間にトップ選手の一人となり、数々の結果を残してきた。
MATCH29の決勝では、圧巻の402ヤードを飛ばし、見事に優勝を勝ち取った安東プロ。そしてMATCH30の予選でも驚異の412ヤードを記録し、最長飛距離賞も獲得。ドラコン界に新たな伝説を刻んだ。
安東プロが使用したクラブは、REVEのTOXIC 6D × ASSAULT ATTACK 50X、TOXIC 6D × BURN Z1の2本。コンディションによって使い分け、見事な飛距離を実現させた。
今回のレイヴァーマガジンでは、新たなREVEユーザーとしてさらなる期待がかかる安東宣敬プロにインタビュー。そのダイナミックなスイングの秘密と今後の抱負について語ってもらった。
最長飛距離はBURN Z1で打った一打。すべてがバチッとハマってシャフトを最大限活かせた手応えがありました
――まずは静岡大会での優勝、おめでとうございます!今回の試合を振り返って、どのような気持ちでプレーされましたか?
安東宣敬プロ
優勝した日の前日に、WLD世界大会出場権を懸けた試合があり、そこで最終4人まで残ったのですが、残念ながら勝ち取れませんでした。その勝負弱さを克服したいと思いながら試合に臨みました。
――決勝での402ヤード、そして予選での412ヤードという驚異的な飛距離を記録されましたが、目標としていた飛距離と比べていかがですか?
安東宣敬プロ
その日出場していたトップ選手の方々が400ヤード以上飛ばしていたので、自分も飛ばさないと勝てないと思いながら無我夢中に打っていたら、結果412ヤードだったという感じです!
――最長飛距離を記録した一打の感想と、その瞬間の心境を教えてください。
安東宣敬プロ
BURN Z1で打った一打だったんですが、すべてがバチッとハマってシャフトを最大限活かせた手応えがありました。心境は、これは最長飛距離賞貰ったなって感じでした(笑)。
――師匠である小達敏昭プロから受けた教えで、特に心に残っていることは何ですか?
安東宣敬プロ
小達さんは観察眼が鋭く、最新のゴルフ&ドラコン選手の動画などを研究し、その知見を教えて下さるので全てが新鮮で僕にはない感覚です。
400ヤード以上狙えたのは、BURN Z1のおかげ
――今回使用されたREVEのクラブについて、お聞きします。まず70tカーボンシートをフルレングスに使用、インパクトボロン・リボルバーの性能をそのまま継承し、さらに叩けるハイスピードシャフトとして誕生したASSAULT ATTACK。先端部にニッケルをバインドすることにより、強烈なパワーに当たり負けしない強度とハイスピード加速により、さらなる飛びを実現するシャフトとして人気ですが、このシャフトのお気に入りポイントを教えてください。
安東宣敬プロ
振り感はもちろん良いんですが、振り感が良いにも関わらず、しなやかさも持っていて曲がらず飛ぶという印象です。BURN Z1に比べると、やや一撃の飛距離は落ちるんですが、調子が悪い時でも枠に入ってくれるという安心感があります。
――そしてTITANIUM BORON BURN Z1。このシャフトは軽いけれども剛性があり、これまでのレーヴシャフト同様、しなり戻りも加速するという特徴もそのままに軽さをスピードに変える異次元のモデルです。このシャフトについてもお気に入りポイントを教えてください。
安東宣敬プロ
とても軽くてしなるので、何と言ってもヘッドスピード、ボールスピードが信じられないくらい出ます。400ヤード以上狙えたのは、このシャフトのおかげです。
――コンディションによってクラブを使い分けるとのことですが、その判断基準を教えていただけますか?
安東宣敬プロ
あまり細かい判断基準はありませんが、風などでコントロールが必要となった時はASSAULT ATTACK、調子が良く振れている時はBURN Z1といった感じです。
――ダイナミックなスイングで圧倒的な飛距離を叩き出す安東宣敬プロですが、特に意識しているトレーニングや練習法があれば教えてください。
安東宣敬プロ
球数を打つよりは、素振りの時にどう身体やクラブを動かしたら早く振れるかを考えながら素振りして練習しています。トレーニングは、ダンベルを持ってジャンプや、クリーンなどの瞬発力を高めるトレーニングをしています。
――ドラコン競技でトップ選手となるまでの道のりで、最も大変だったことは何ですか?そして、それをどう乗り越えましたか?
安東宣敬プロ
まだまだトップ選手になれたとは思いませんが、優勝する前は2位や3位が続いていたので、2位や3位になった次の日はトップトレーサーで自己最高ボールスピードと飛距離が出るまで帰らないようにしていました。
――今後の目標や挑戦したい大会について教えてください。
安東宣敬プロ
8月に日本大会があるので今はそこを照準に全てを調整しています。まずは、1年目なので成長に繋げつつ、結果として良い順位が取れたらなと思います。
――最後に、応援してくれるファンに向けてメッセージをお願いします。
安東宣敬プロ
いつも応援ありがとうございます。応援やサポートして下さる皆様のお陰で優勝などの良い成績を残せています!ドラコン界もゴルフ界も更に盛り上げていきたいと思っているので、今後とも宜しくお願い致します。
Profile
<安東 宣敬(あんどう よしたか)>
2000年6月2日、千葉県千葉市出身。身長174㎝、体重75㎏。ゴルフ歴2年半、ドラコン歴2ヶ月ながらも最長飛距離418ヤードを記録する新生。LDJ 2024 MATHC29、MATHC32、33で優勝。