吉田航生選手がWLDアマチュア部門で世界一に!
–Professional Golfer Information
REVEシャフトで世界の頂点へ。吉田航生選手が描いた5ヵ月の快進撃
REVEシャフトユーザーが再び快挙を成し遂げた。ドラコン競技に身を投じてからわずか5ヵ月、7月に米国フロリダで開催された「2024ワールド・ロング・ドライブ(WLD)世界選手権」のアマチュア部門で、日本代表の吉田航生が見事優勝を果たしたのだ。
競技歴わずか5ヵ月で世界の頂点に立つという離れ業。これまで日本人がワールド・ロング・ドライブで優勝すること自体が夢物語だったのに、吉田は競技デビュー間もなくしてその夢を現実に変えた。彼が全世界のドラコン選手に与えた衝撃は計り知れない。
26歳、身長185センチ、体重117キロという屈強な体格を持つ吉田は、小学生の頃から野球に打ち込み、高校までその情熱を燃やした。そのスポーツセンスはゴルフにも引き継がれ、社会人になってから始めたゴルフではわずか2年でスコア70台を叩き出すまでに成長。その潜在能力を見抜いたのが、ドライバー最長飛距離415ヤードを誇る国内屈指のドラコンプレーヤー、高田祐太郎プロだった。
高田プロがレッスンを担当するナイスショットゴルフスクール『太子ゴルフセンター』で吉田の才能を見出し、ドラコン競技への挑戦を強く勧めた。飛距離を伸ばすための技術だけでなく、トレーニング方法に至るまで、彼にとって必要なすべてを伝授したのだ。
さらに、使用するギアについても的確なアドバイスを送り、シャフトにはREVEのIMPACT BORON(X)を選択。徹底したフィッティングを経て、この名器を手にした。REVEが初めてリリースしたこのシャフトは、フルレングスボロンを採用し、「強度」、「剛性」、「弾性率」の高さを誇る。スイング時のシャフトの「戻り」性能を向上させ、軽量化を図ることで粘り強さとブレの減少を実現。飛距離と方向性の両方で類まれなパフォーマンスを発揮するこのシャフトは、瞬く間に人気を博した。
ヘッドにもREVEのTOXIC(9度)を使用し、吉田の持つパワーを余すところなくボールへと伝えた。
吉田航生をアマチュアゴルフ世界一へと導いた指導力の源を探るべく、今回は高田祐太郎プロにインタビューを敢行した。
高田祐太郎プロのレッスンで育つドラコン王者
――高田祐太郎プロがレッスンを行なうのは兵庫県揖保郡太子町にある太子ゴルフセンターにて開講されているナイスショットゴルフスクール。ここのゴルフスクールについてご紹介いただけますか?
高田祐太郎プロ
ナイスショットゴルフスクール『太子ゴルフセンター』は、地域密着型の温かみのあるスクールです。初心者から上級者まで、誰もが楽しみながらスキルアップできる環境を整えています。私のレッスンでは、特に「もっとボールを遠くに飛ばしたい!」という方々のために、飛距離アップを目指した内容をお届けしています。
――「2024ワールド・ロング・ドライブ(WLD)世界選手権」のアマチュア部門で優勝した吉田航生選手がこのゴルフスクールに入講されたのはいつ頃ですか?
高田祐太郎プロ
ちょうど三年前ですね。彼がこのスクールに入ったときのことを今でも鮮明に覚えています。
――吉田選手が入校時のゴルフレベルはいかがでしたか?
高田祐太郎プロ
ゴルフ歴はわずか半年の初心者でした。ですが、その時から彼には特別な何かを感じました。ゴルフへの情熱がひしひしと伝わってきましたね。
――当時の吉田選手の飛距離はどれくらいでしたか?
高田祐太郎プロ
飛距離は期待していた通りでしたが、同時にボールが大きく曲がることも多かったです(笑)。まさにポテンシャルの塊という感じでしたね。
――吉田選手がドラコン競技を目指したきっかけは何でしょうか?
高田祐太郎プロ
吉田選手がこのレッスンに来た理由は、「ドラコン競技に出場したい」という明確な目標があったからです。彼の熱意は相当なものがありましたね。
――ドラコン競技に挑戦するうえで、最初にどのような指導をされたのですか?
高田祐太郎プロ
最初からドラコンの試合に出ることも考えましたが、まずはしっかりとしたゴルフスイングの基礎を築くことが重要だと感じました。そこで、最初の二年間は一からスイングを徹底的に鍛えました。
――技術的な部分で特に重視されたことは何ですか?
高田祐太郎プロ
基本的なゴルフの技術はもちろんですが、腕や体の使い方など、細かな部分にも注意を払いながら指導しました。地味で繰り返しの多い練習を真面目に続けてくれた結果、二年で70台を出すまでに成長しました。
――トレーニング方法については、どのようなアドバイスをされましたか?
高田祐太郎プロ
トレーニングや食事管理については、今後の課題としてさらに強化していく予定です。
――吉田選手が世界一のドラコンアマチュアゴルファーとして注目されていますが、今後どのような期待を持っていますか?
高田祐太郎プロ
彼には世界で戦える選手になってほしいと願っています。地味な努力を怠らず、当たり前のことを当たり前に取り組める選手であってほしいですね。それが彼をさらなる高みへと導くと信じています。
「IMPACT BORON」はREVEシャフトの中でも特に素直な動きをする印象。REVEを初めて使う方には、ぜひこの一本を試してもらいたい。
――吉田選手が使用しているシャフト「IMPACT BORON(X)」についての印象を教えてください。
高田祐太郎プロ
REVEのシャフトはどのモデルも独自の特徴があり、他にはない動きをするシャフトですが、「IMPACT BORON(X)」はその中でも特に素直な動きをする印象です。REVEのシャフトを初めて使う方には、ぜひこの一本を試してもらいたいですね。
――このシャフトが吉田選手にとって最適な点はどこにありますか?
高田祐太郎プロ
まだゴルフ歴が三年と浅い彼には、技術的もまだまだ足りません。それをカバーできる振りやすさと、ヘッドスピードが速い選手たちが振ってもしっかりとしなって戻ってきてくれる強さを兼ね備えているシャフトなので、彼に非常に適していると感じました。
吉田航生選手のドラコン競技に対する情熱と、その成長を支えた高田祐太郎プロの指導の素晴らしさ。そしてナイスショットゴルフスクール『太子ゴルフセンター』で培われた技術と知識が、吉田選手を世界一のドラコンアマチュアゴルファーへと導いたことは間違いない。今後も吉田選手のさらなる飛躍に期待が寄せられるなか、高田プロのレッスンが、これからのゴルファーたちにとって大きな力となることだろう。