2017.04.07

韓国の英雄、K・J・チョイが選んだシャフトはレイヴァー・アーマード・レディ。 USPGAツアーで好成績の原動力となる

KJチョイ
 

K・J・チョイがUSPGAツアーで使用

鋭いしなり戻り、高次元での振りやすさと飛びを実現したシャフト、レイヴァー・アーマード・レディ。発売以来、多くのアマチュアゴルファーから支持され、軽量であっても、しっかり“叩ける”性能を備えた異次元のシャフトとして人気を博してきた。その性能の高さはアマチュアだけにとどまらず男子プロゴルファーも恩恵を授かっており、軽量のレイヴァー・アーマード・レディを使用することで必然的にヘッドスピードが上がり飛距離を伸ばした選手は非常に多い。もちろん、クラブを制御しやすくなるためミート率を上げる役割も果たしている。
そんなレイヴァー・アーマード・レディのポテンシャルに魅力を感じ、USPGAツアーで使用する選手がいる。K・J・チョイがその人である。

 

2002年には「コンパック・クラシック・オブ・ニューオーリンズ」と「タンパベイ・クラシック」で優勝し韓国の英雄と呼ばれる

米ツアー8勝、日本ツアー2勝。2004年マスターズで、優勝争いの末に3位に入るなど、母国・韓国に空前のゴルフブームを牽引する韓国の英雄だ。日本ツアーに出場していた時には崔 京周(チェ・キョンジュ)と登録し、1999年「宇部興産オープンゴルフトーナメント」と「キリンオープンゴルフ選手権競技」で2勝を挙げている。勢いに乗ったK・J・チョイはその年の11月、USPGAツアーのクオリファイイング・スクールに8位で合格し、韓国の男子プロゴルファーとして最初のPGAツアーメンバーになった。PGAツアーにデビューした2000年は低迷したものの、2002年には「コンパック・クラシック・オブ・ニューオーリンズ」と「タンパベイ・クラシック」で優勝し、韓国出身の男子プロゴルファーとして最初のPGAツアー優勝者になった。
その後も数々の試合で優勝を飾るなど好成績を重ね2008年ソニーオープン・イン・ハワイで優勝し、3月9日付で世界ランキング自己最高位の5位に達したが、若手プロの台頭などもあって近年はかつてのような成績を残すに至っていない。

 

レイヴァー・アーマード・レディを手にジェネシスオープンで17位の好成績で復活ののろしを上げる

そんな時、後輩プロの紹介もあり、あるシャフトを試打する機会があった。フルレングスに迷彩のデザインをまとった軽量シャフト、ゴルフレーヴからリリースされたレイヴァー・アーマード・レディである。USPGAツアー百戦錬磨のベテランプロもレイヴァー・アーマード・レディのかつてない、“叩ける”軽量シャフトのポテンシャルに興味を持ったということだ。
K・J・チョイがUSPGAに新兵器として持ち込んだのは2017年2月16~19日、カリフォルニア州・リビエラCC(7322yd・パー71)で開催されたジェネシスオープン。リビエラCCといえば315ヤードと短く、距離としては1オン可能な名物パー4の10番。ここではかつての記録で「75ヤード以内の2打目でパーオンする確率」が、ツアーのあらゆるコースの、あらゆるホールで最も低い。その率、わずか59.6%。“10回に4回は乗らない”というコースだ。そのコースをK・J・チョイはレイヴァー・アーマード・レディを手に70・70・69・68=277という安定したスコアで攻略。17位タイという好成績を久しぶりに残した。
この好成績の要因すべてがレイヴァー・アーマード・レディの恩恵だとは言い切れない。ただ初めて使用したシャフトでこの成績を残したというのは紛れもない事実。ティーショットの安定性、飛距離、軽量である故の疲労の軽減・・・などレイヴァー・アーマード・レディがK・J・チョイにもたらした効果はUSPGAツアーであっても、間違いなくあったはず。今後さらなる活躍を願わずにはいられなくなった。