2024.11.01

初メジャー挑戦!伊藤綾選手が果敢に挑む

–Golfer Information
2024年9月26日(木)~29日(日)、茨城県の大利根カントリークラブ西コースにて、日本女子オープンゴルフ選手権(賞金総額1億5,000万円/優勝賞金3,000万円)が開催。日本女子ゴルフ界の一大イベントに、多くの注目が集まる中、国内外のトップ選手が一堂に会し、白熱した戦いを繰り広げた。大会の舞台となった大利根カントリークラブの西コースは、全長6,845ヤードのパー72のコースで、難易度の高いレイアウトが特徴。池やバンカーの配置、グリーンの速さなど、選手たちにとっては非常にチャレンジングなセッティングが用意された。
 

大会は通算10アンダーで竹田麗央が今大会初優勝を飾ると同時に、公式競技2連勝で閉幕。そんな舞台で初のメジャー大会出場となったのがREVEファミリーで昨年の「日本女子ミッドアマ」を制した伊藤綾選手。今大会では残念ながら予選突破とはならなかったが、アマチュア出場選手最年長として、そのチャレンジ精神と戦い抜いた姿勢が高く評価され、大きく爪痕を残した。
 

試合後のインタビューで伊藤選手は、「予選を通過できなかったのは残念ですが、メジャーの舞台で得られた経験は非常に貴重でした。次の目標に向けて、もっとトレーニングを重ねていきます」と語り、今後のさらなる活躍に意欲を見せた。
 

今回の予選敗退は悔しい結果となったが、伊藤綾選手の今後には大きな期待が寄せられている。年齢を重ねながらも挑戦を続ける彼女の姿勢は、多くのゴルフファンに勇気を与えており、今後の大会でのリベンジを期待するとともに、彼女のゴルフ人生がどのように展開していくのか注目したい。
 

かねてからREVEシャフトをこよなく愛し、もちろん日本女子オープンでもREVEシャフトを武器に戦った伊藤綾選手。今回のREVER MAGAZINEでは戦い終えた彼女に初のメジャー大会出場についてインタビュー。
 
 
 

日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権チャンピオンとして臨んだ日本女子オープン!学び多きメジャーデビュー

――日本女子オープン出場、お疲れ様でした。夢の舞台、日本女子オープンを終えて、今のお気持ちを教えてください。
 

伊藤 綾選手
ゴルフをしていて本当に良かった」と思えるほど、楽しく幸せな時間でした。もちろん悔しさもありますが、それ以上にこの舞台に立てたことが自分にとって大きな意味を持っていて、今でも本当に最高の思い出です。
 

――大会に向けて特別な練習や準備はされましたか?
 

伊藤 綾選手
特別なことはしていませんが、日本女子オープンが決まってから、自分がまだまだ未熟だと感じ、少しでも上手くなるために日々練習を重ねてきました。
 

――日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権チャンピオンとして臨んだ日本女子オープン。目標は何でしたか?
 

伊藤 綾選手
目標は予選通過でしたが…全然ダメでした(笑)。
 

――練習ラウンドでは親交の深い古江彩佳プロと同組でプレーされましたね。学びや印象的なことはありましたか?
 

伊藤 綾選手
彩佳と一緒に練習ラウンドができたことには本当に感謝しています。私は彩佳の大ファンなんです(笑)。彼女のゴルフスイングやプレースタイルが本当に好きで、練習ラウンド中も1ショット1ショットに感動していました。彼女のショットのリズムはいつも真似したいと思っています。
 

――試合では柏原明日架プロ、木戸愛プロと同組でしたが、ラウンドの雰囲気はいかがでしたか?
 

伊藤 綾選手
この組み合わせが発表されたとき、思わず笑ってしまいました。美人で高身長の2人と同じ組なんて!まさかのいじめかと思いました(笑)。明日架とはステップツアーで一緒だったので昔話に花を咲かせ、愛さんとも楽しく会話できました。唯一大変だったのは、2人の足が長すぎて歩幅が全然違ったことですね(笑)。
 

――試合中は緊張しましたか?
 

伊藤 綾選手
不思議なことに、全然緊張しませんでした。初めて試合で緊張しなかったので自分でも驚いています!多分、それほど楽しかったからでしょうね。
 

――初日は6時45分からのトップスタートでした。朝早いスタートはいかがでしたか?
 

伊藤 綾選手
日本女子オープンの始球式を担当しました!私自身は全く問題なかったのですが、応援に来てくれた方々は大変だっただろうなと思いました。
 

――12番パー3で初バーディーが出ましたが、どのくらいの距離のパットでしたか?
 

伊藤 綾選手
約2メートルのパットでした。
 

――そのバーディーで気持ちが楽になりましたか?
 

伊藤 綾選手
気持ちが楽になったわけではないですが、良かったなと思いました。
 

――後半はダブルボギーが3つと厳しい展開でしたが、どのように感じていますか?
 

伊藤 綾選手
初日はドライバーがうまくドローしなくて、深いラフからのショットが多く、かなり苦戦しました。こんなに長いラフは経験がなく、完全に経験不足でした。
 

2日目に4バーディー!ASSAULT ATTACKが輝きを放つ

――2日目はダブルボギーもありましたが、バーディーが4つ出ました。これが自信につながったのでは?
 

伊藤 綾選手
2日目はパターがとても良かったです。ショットの調子は良くなかったのですが、パターが多く入ってくれて助かりました。
 

――今大会を通して感じた課題と収穫を教えてください。
 

伊藤 綾選手
課題はたくさんあります。ラフでの打ち方やクラブ選択、コースマネジメントなど、自分の弱点がはっきりと分かる大会でした。この経験を活かして、苦手な部分を克服していきたいです。
 

――今後、アマチュアとしてメジャー大会に出場するチャンスもあると思いますが、次回の目標は?
 

伊藤 綾選手
来年も出場予定なので、今回感じたことをしっかりと練習に活かしていきます。次回こそ予選通過を目指します!
 

――今回もREVEシャフトを使って戦われましたが、改めてその魅力を教えてください。
 

伊藤 綾選手
デザインはもちろんですが、しっかりと振り切れる点が大好きです。
 



――ドライバーは「TOXIC」のヘッドに「ASSAULT ATTACK 50S」という組み合わせですか?
 

伊藤 綾選手
はい、この組み合わせが最も振り切れるので気に入っています。
 

――ASSAULT ATTACKは70tカーボンを全長に纏うことで手元側を強化。切り返し時に手元のたわみを少なくし、ブレないしなり戻りで加速し、最大効率化でインパクトを迎える高性能シャフト。全体にニッケル・ボロンを採用したこと、そして先端部にあるニッケルのおかげで、インパクト時に当たり負けない強度を確保しつつ、加速力に負けない挙動を実現した人気モデルです。伊藤選手もこの性能に惚れ込んでおられるということですが、日本女子オープンでもASSAULT ATTACKは頼りになりましたか?
 

伊藤 綾選手
今回ラフが20cmありコースがせまく私が不調だった為もっと振っていけばいいのを少し怖がってしまい振り遅れみたいになってしまいました。その中でも大きな曲がりはなくOBまで行ってしまったりしなかったのは当たり負けの少ないASSAAULT ATTACKだったからだと思います。
 

――これからのご活躍に期待しています。最後に今後の目標を教えてください。
 

伊藤 綾選手
11月に昨年優勝した日本ミッドアマチュアゴルフ選手権があるので、そこで再び優勝し、この素晴らしい舞台に戻ることが今の目標です。